2018年7月14日

SHEER GREED 「シアー・グリード」 / GIRL (1980)

CDの帯:シアー・グリード / ガールAlbum Cover (front): Sheer Greed / Girlこの「Sheer Greed / シアー・グリード」は、1970年代後半にイギリスで起こったヘヴィメタル・ムーブメント"NWOBHM"(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル)の最中に登場したガールのデビュー・アルバム。 

当時はアイアン・メイデン、デフ・レパードといったバンドが"NWOBHM"の代表的なバンドとされていたようですが、ガールもそれに次ぐ期待の新人バンドとして取り上げられていたように思います。

ただ、デフ・レパードもそうであったように、このガールも半ば強引にヘヴィメタル・ムーブメントの中に押し込められていた印象があり、"Hollywood Tease"のようなへヴィ・メタル的要素を含んだ曲があるものの、全体像としてはへヴィ・メタルと言うよりも、グラム・ロック、もしくはグラム寄りのハード・ロックといった感じ。

私自身はといえば、長いこと廃盤状態が続いていたので、LPレコードを手放して以降、中々入手できずにいたアルバムでもあったのですが、ようやく聴くことができたのはこの2016年リマスター盤を購入したときだったので、比較的最近のことなんですよね。

それでも、数十年も前のこととは言え、LPレコードを持っていた当時は曲順を変えてテープに録音して楽しんでいたことは覚えていたので、うろ覚えながらも当時のような曲順に変更してみたところ、やっぱり自分なりに変更したこの曲順の方が断然良いなと再確認(笑)。いやほんと曲順を変えると見違えるほど素晴らしいアルバムになるんですよねこれが。当時もオリジナルの曲順では今ひとつピンとこなかったのが、曲順を変えてから魅力に気付いて嵌ったようなところがありましたからね。

▼ ちなみに、変更後の曲順はこんな感じ。
1. Hollywood Tease /  2. The Things You Say /  3. Do You Love Me /  4. Strawberries /  5. My Number /  6. Little Miss Ann /  7. Doctor Doctor /  8. Passing Clouds /  9. What's Up? /  10. Take Me Dancing /  11. Lovely Lorraine /  12. Heartbreak America /  13. You Really Got Me [Bonus Track] /  14. Love Is A Game [Bonus Track]

 

Album Cover (back): Sheer Greed / Girl実を言うと、当時、このガールのデビュー・アルバムに興味を持った大きな理由のひとつが、キッスのカヴァー曲"Do You Love Me"が収録されているということでした。というのも、キッスは大好きなバンドの筆頭格でしたし、当時は現役のメジャーバンドの曲をカヴァーするというのも珍しかったんですよね。と、そういったこともあって、この"Do You Love Me"がどのようにリメイクされているのか興味津々でした。

それと、アルバムのライナーノーツか、雑誌のインタビュー記事かは忘れましたが、"Strawberries"は、ジャパンに影響を受けて書いた曲だとフィリップ・ルイスが語っていたことも更に興味を持った要因のひとつでしたね。ジャパンもまた大好きなバンドのひとつでしたからね。でも、改めて聴いてみると、"Strawberries"だけじゃなく、"The Things You Say"や"Passing Clouds"といった曲も初期ジャパンの影響を感じさせられますね。例えば"Passing Clouds"はレゲエの要素を含んだ曲なんですが、そのレゲエの取り入れ方なんかも妙にジャパンっぽいんですよね。

といったこともあり、またひとつ大好きなバンドができたことを当時は喜んでいたのですが、でも、このデビュー・アルバム以降、久しぶりに知ったニュースではフィル・コリンがデフ・レパードに加入したということと、ガールがバンドとして消滅したということだったのでした。ということで、自分自身はその間にセカンド・アルバムがリリースされていたことも知らなかったんですよね。

当時はフィル・コリンがライバル・バンドとも言えるデフ・レパードに加入したことに対し、なんだか裏切り的行為のようにも感じていましたが、一方で、それまで全く興味が無かったデフ・レパードに関心を持つようになったのは、元ガールのフィル・コリンが加入したことによるものだったんですよね。

方やフィル・コリンと共にバンドの中心人物だったヴォーカルのフィリップ・ルイスはといえば、その後、クラブ等で活動していたトレイシー・ガンズ率いるL.A.ガンズに加入し、アメリカではデビュー・アルバムとセカンド・アルバムでプラチナムを獲得するなどガール時代以上の活躍を果たすことに。

Inner Sleeve: Sheer Greed / Girl   CD: Sheer Greed / Girl   Inner Sleeve: Sheer Greed / Girl

このアルバムをレコードで買って熱心に聴いていた当時は、今後に期待していたのは勿論のこと、何れはもっと広く認知され、確固たる地位を築くバンドになると確信していたんですけどねぇ・・・。続けていれば、きっとそれ相応の名を馳せるバンドになっていたのではないかと今でもふと思ったりします。

捕捉しておくと、ボーナス・トラックとして収録されている2曲はどちらもオリジナル・アルバムには未収録のカヴァー曲で、"You Really Got Me"はヴァン・ヘイレンのカヴァーでも有名なキンクスのカヴァー曲。そして"Love Is A Game"はラス・バラードの曲。

なお、日本では「Hollywood Tease / ハリウッド・ティーズ」と「Heartbreak America / ハートブレイク・アメリカ 」の2曲がシングルとしてリリースされました。

 

GIRL - BAND MEMBERS
• Phil Lewis (フィリップ・ルイス) - Lead Vocals
• Phil Collen (フィル・コリン) - Guitar
• Gerry Laffy (ジェリー・ラフィー) - Guitar
• Simon Laffy (サイモン・ラフィー) - Bass
• Dave Gaynor (デイヴ・ゲイナー) - Drums

 

TRACK LIST
1. Hollywood Tease / 2. The Things You Say / 3. Lovely Lorraine / 4. Strawberries / 5. Little Miss Ann / 6. Doctor Doctor / 7. Do You Love Me / 8. Take Me Dancing / 9. Whats Up / 10. Passing Clouds / 11. My Number / 12. Heartbreak America
[Bonus Tracks]
13. You Really Got Me / 14. Love Is A Game

1. ハリウッド・ティーズ / 2. ザ・シングス・ユー・セイ / 3. ラブリー・ローレイン / 4. ストロベリーズ / 5. リトル・ミス・アン / 6. ドクター・ドクター / 7. ドゥ・ユー・ラブ・ミー / 8. テイク・ミー・ダンシング / 9. ホワッツ・アップ / 10. パッシング・クラウズ / 11. マイ・ナンバー / 12. ハートブレイク・アメリカ
[ボーナス・トラック]
13. ユー・リアリー・ゴット・ミー / 14. ラヴ・イズ・ア・ゲーム

 

NOTES
• CD発売日:2016/12/14
• Blu-spec CD
• 2016年 24ビット・リマスタリング
• 英国盤LPを元にした紙ジャケット仕様
• オリジナル内袋(CDサイズ)封入
• ボーナス・トラック2曲収録
• 解説・歌詞付(対訳無し)
• Blu-spec CD with Miniature LP Cardboard Sleeve, Obi, Inserts & 2 Bonus Tracks.

• Album: UK 33位
• Singles:
1. My Number (1979/10/19)
2. Do You Love Me (1980/1/11)
3. Hollywood Tease (1980/3/14) - UK 50位
4. Heartbreak America (1980) (日本のみのシングル・カット)
5. Love Is A Game (1980/8/15) (シングルのみでリリースされたアルバム未収録曲)

 

▼ Girl - Hollywood Tease

https://www.youtube.com/watch?v=s4pWGrvt8yM

 

▼ Girl - My Number

https://www.youtube.com/watch?v=DR8lvRqCatM

 

▼ Girl - Do You Love Me

https://www.youtube.com/watch?v=-GFegnGYhfk

 

▼ Girl - Strawberries (Live) (※音量低め)

https://www.youtube.com/watch?v=E6TzlxfGK8k

2018年7月 9日

IMMIGRANT SONG 「移民の歌」 / LED ZEPPELIN (1970)

Japanese 7 Inch Vinyl Single Record - Picture Sleeve (front): Immigrant Song 「移民の歌」 / Led Zeppelin   Japanese 7 Inch Vinyl Single Record - Picture Sleeve (back): Immigrant Song 「移民の歌」 / Led Zeppelin   Japanese 7 Inch Vinyl Single Record - Label: Immigrant Song 「移民の歌」 / Led Zeppelin

ラジオで聴いて、初めて知ったレッド・ツェッペリンの曲であり、その後に買ったのがこの「Immigrant Song / 移民の歌」のシングル・レコード盤。

野性味溢れる叫び声と、血湧き肉躍るような勇ましいギターのリフが印象的な2分半程度の短い曲なんですが、一度聴いたら忘れないほど強烈なインパクトを持った曲なんですよね。このレコードを購入した当時でも、リリースから随分と月日が経った割と古い曲だったものの、なんてカッコ良い曲なんだろうと繰り返し聴いていたことを今でも覚えています。

冒頭のロバート・プラントによる「ア~アア~ア~」の叫び声も印象的なんですが、実は、エンディング近くで抑え気味に歌う「ウウ~ウ、ウウ~ウ、ウウ~ウ」の部分がこれまたカッコ良くて、当時はその部分に最も惹かれていたような所もありました。

Japanese 7 Inch Vinyl Single Record - Picture Sleeve (back): Immigrant Song 「移民の歌」 / Led Zeppelin

振り返ってみると、このシングル「Immigrant Song / 移民の歌」と、この曲が収録されたアルバム「Led Zeppelin III / レッド・ツェッペリン III」がリリースされた1970年といえばビートルズが解散した年でもあるので、遡って考えると結構衝撃的ですよね。

ジャケット裏面に記載されている解説には、「レッド・ツェッペリン、デビュー以来わずか2年で、ビートルズを上回る人気を得てしまったグループ」とか、「さてここに紹介する"移民の歌"は彼等の最新アルバム"III"からのシングル・カット」といった文言もあり、発売当時の状況が見て取れて面白いです。

ちなみに、このシングル盤では、出だしにあるノイジーなカウントはカットされています。そして、B面の「Hey, Hey, What Can I Do / ホワット・キャン・アイ・ドゥ」は、オリジナル・アルバム未収録曲。

レコード盤のラベル(A面):Immigrant Song 「移民の歌」 / Led Zeppelin   レコード盤のラベル(B面):Hey, Hey, What Can I Do 「ホワット・キャン・アイ・ドゥ」 / Led Zeppelin

実を言うと、この"Immigrant Song"を知った後に、レッド・ツェッペリンの代表曲としてラジオ番組で紹介された「Whole Lotta Love / 胸いっぱいの愛を」を聴く機会があったものの、今イチその曲に興味が持てず、代表曲がコレなら趣味に合わないかもと思い、結局はその後にアルバムを買うことはなかったんですよね・・・。しかも、アナログ・レコードの時代はレッド・ツェッペリンのベスト・アルバムなんてものは一枚もリリースされていなかったので、初心者には何となく取っ付き難かったような所もあったように思います。でも、あの時、"Whole Lotta Love"じゃなく「Stairway To Heaven / 天国への階段」がかかっていたらどうだったんだろう?と、ふと思ったりもします。

一応、捕捉しておくと、レッド・ツェッペリンのシングルで最もヒットしたのが米4位(ゴールド)を記録した「Whole Lotta Love / 胸いっぱいの愛を」で、代表曲のひとつとしてピックアップされることも多い「Stairway To Heaven / 天国への階段」はシングルにはなっていません。

 

LED ZEPPELIN - BAND MEMBERS
• Robert Plant (ロバート・プラント) - Lead Vocals
• Jimmy Page (ジミー・ペイジ) - Guitars
• John Paul Jones (ジョン・ポール・ジョーンズ) - Bass Guitar
• John Bonham (ジョン・ボーナム) - Drums

TRACK LIST
Side 1: Immigrant Song / 移民の歌
Side 2: Hey, Hey, What Can I Do / ホワット・キャン・アイ・ドゥ

NOTES
• Format: 7-inch Vinyl Single Record
• 解説・歌詞付(対訳無し)

• 収録アルバム:Led Zeppelin III (レッド・ツェッペリン III)

• US 16位

 

▼ Led Zeppelin - Immigrant Song

https://www.youtube.com/watch?v=yLarDhciHY0

 

▼ レッド・ツェッペリン『移民の歌』 7歳女子ドラマーが叩いてみた

https://www.youtube.com/watch?v=7wl1MCzqNxk

2018年7月 3日

世界国別評判ランキング(2018年) - 世界で評判の良い国は?

The World's Most Reputable Countries 2018

国際コンサルティング会社のレピュテーション・インスティテュー (Reputation Institute) 社が毎年ランキング形式で公表している国別評判調査 (Country RepTrak®) の2018年度の調査結果が先月末に公開されています。 

調査が行われたのは2018年の3月~4月で、調査は例年通り、主として主要8か国 (G8) の国民を対象に行われているようです。なお、評価の対象として選ばれているのは、GDPが高く、なおかつ、一定数以上の認知度がある上位55か国とのこと。

※ 補足
「G8」とは、主要先進国の「G7」(日本、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア)にロシアを加えた8か国のことを指します。

 

■ 調査概要

■ 58,000+ / Individual ratings
■ 55 / Largest countries by GDP
■ Informed General Public / Somewhat or very familiar with country evaluated
■ 2 months / March-April 2018

 

■ 世界で最も評判の良い国 2018:トップ 10

世界で最も評判の良い国 2018:Top 10

 

■ 日本は昨年の12位からトップ10圏内の8位へ上昇

日本は昨年の12位から8位へと4段階順位を上げており、クラス分けでは昨年同様「Strong」に分類されています。ちなみに、一昨年(2016年)の評価は14位だったので、ここ最近の評価は上昇傾向にあるようです。

▼ 昨年と一昨年の調査結果
•  世界国別評判ランキング(2017年) - 主要8か国の国民に評判の良い国は? - (2017年9月14日)
•  世界国別評判ランキング(2016年) - 主要先進国の国民に評判の良い国は? - (2016年10月6日)

 

■ 世界で評判の良い国ランキグ 2018

  Excellent (大変良い)
  Strong (強固)
  Average (平均)
  Weak (弱い)
  Poor (悪い)



(順位 / クラス / 国 / 評価スコア / 昨年の順位との比較)
  1. スウェーデン (81.7) ↑
  2. フィンランド (81.6) ↑
  3. スイス (81.3) ↓
  4. ノルウェー (81.1) ↑
  5. ニュージーランド (79.9)
  6. オーストラリア (79.6) ↓
  7. カナダ (79.2) ↓
  8. 日本 (77.9) ↑
  9. デンマーク (77.7) ↓
  10. オランダ (76.7) ↓
  11. アイルランド (76.1) ↓
  12. オーストリア (75.6) ↓
  13. イタリア (75.0) ↑
  14. スペイン (73.1) ↓
  15. ベルギー (72.6)
  16. イギリス (72.0) ↑
  17. ポルトガル (71.9)
  18. フランス (69.3) ↑
  19. ドイツ (68.5) ↓
  20. シンガポール (68.5)
  21. チェコ共和国 (65.6)
  22. ギリシャ (64.7) ↑
  23. タイ (63.8) ↓
  24. 台湾 (62.6) ↓
  25. ハンガリー (62.0)
  26. チリ (60.2) ↑
  27. アルゼンチン (60.2) ↑
  28. ペルー (60.0) ↓
  29. マレーシア (59.7) ↓
  30. ポーランド (59.5) ↓
  31. 韓国 (58.5) ↑
  32. インドネシア (57.6)
  33. ブラジル (57.5) ↓
  34. アメリカ (56.4) ↑
  35. インド (56.3) ↓
  36. アラブ首長国連邦 (55.9) ↓
  37. ベトナム (55.6)
  38. フィリピン (55.3) ↓
  39. 南アフリカ (54.6) ↓
  40. イスラエル (54.1) ↑
  41. メキシコ (52.4) ↓
  42. カタール (51.5) ↓
  43. トルコ (48.9) ↑
  44. ルーマニア (48.5) ↓
  45. 中国 (47.7) ↑
  46. ベネズエラ (47.2) ↓
  47. カザフスタン (46.6) ↓
  48. バングラデシュ (46.3)
  49. コロンビア (45.3) ↓
  50. アルジェリア (45.1) ↓
  51. サウジアラビア (40.5) ↓
  52. ロシア (38.1) ↓
  53. ナイジェリア (38.0) ↓
  54. イラン (29.9)
  55. イラク (25.1)

※ 昨年の順位との比較を表すマーク(↑↓)が表記されていない国については、昨年と同順位、もしくは、昨年は評価対象国に含まれていなかった国となります。

 

例年通り、全体を通して北欧の国が比較的高い評価を得ているように見受けられますが、アジアでは唯一「Strong」のクラスに分類されている8位の日本が一番高い評価で、続いて、シンガポール(20位)、タイ(23位)、台湾(24位)、マレーシア(29位)といった評価順になっています。

ちなみに、G8諸国では、7位のカナダが79.2ポイントで最も評価が高く、次いで、日本(8位 / 77.9ポイント)、イタリア(13位 / 75.0ポイント)、イギリス(16位 / 72.0ポイント)、フランス(18位 / 69.3ポイント)、ドイツ(19位 / 68.5ポイント)、アメリカ(34位 / 56.4ポイント)、ロシア(52位 / 38.1ポイント)といった評価順になっています。

 

▼ 調査結果の詳細はこちら

The World's Most Reputable Countries / 2018 Country RepTrak® (PDF / 英語)
Country RepTrak® (英語)
Forbes - The World's Most Reputable Countries 2018 (英語)

 

 

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