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2012年11月20日

SMASHES, THRASHES & HITS / KISS (1988)

CDの帯:グレイテスト・キッス / キッスAlbum Cover (front): Smashes, Thrashes & Hits / KISS1978年の"Double Platinum"、1982年の"KISS Killers" (アメリカ未発売)に続くキッスのベスト盤がこの"Smashes, Thrashes & Hits"(邦題はグレイテスト・キッス)。

その後の1997年にオリジナルタイトルが"Greatest KISS"という名のベストアルバムがリリース(日本では1996年に先行発売)されたので紛らわしいのですが、そちらの邦題は「グレイテスト KISS リマスター」となっています。ということで、この2枚のベストアルバムは同じような邦題になってはいるもののアルバムとしては全くの別物ということになります。

どちらかと言うと比較的地味な印象のあるベストアルバムですが、アメリカでは200万枚のセールスを記録し、"RIAA"からダブルプラチナムの認定を受けています(米21位、英62位)。

アルバムの目玉は1曲目と2曲目に収録されている2曲の新曲と、エリック・カーがリードヴォーカルをとる"Beth"が収録されているということになるのですが、でも、当時はまさかこういう形でエリック・カー初のリードヴォーカル曲を聴くことになるとは思ってもみなかったのでちょっぴり驚かされましたね。

新曲として収録されている"Let's Put The X In Sex"と"(You Make Me) Rock Hard"の2曲については、どちらもシングル向きといったキャッチーな曲で、実際に"Let's Put The X In Sex"はシングルカットもされています(米97位)。

ということで、ベストアルバムとはいっても、2曲の新曲とエリック・カーがヴォーカルをとる"Beth"は他のアルバムには収録されておらず、今のところはこのアルバムでしか聴けないというところにこのアルバムの存在意義もあるのですが、実はこのアルバムならではの魅力が他にもあります。

それは過去の楽曲の多くがリミックスされており、このアルバムでしか聴けないヴァージョンが数多く含まれているという点。しかもどれもが好感が持てるリミックスで、けっこう良いヴァージョンも含まれているんですよね。

まずは新曲の後に続く"Love Gun"。この曲はオリジナルとの違いが分かり易く、大きな違いは後半にギターソロのパートが加わったことです。とは言っても、実際はオリジナルのヴァージョンにあるヴォーカル及びバッキングヴォーカルのパートが取り除かれたことによりギターソロのパートが加わったかのような構成になっているわけですが、それでもライヴヴァージョンに近い雰囲気があり、個人的にはけっこう気に入っています。又、ドラムの音も聴いて直ぐに分かるくらいに抜けが良くなっていますし、ギターの音もけっこう手が加えられており、マシンガンのように連打する部分なども迫力が増しています。

続く"Detroit Rock City"は、どちらかといえば"Double Platinum"に収録されているヴァージョンに近いのですが、それでも"Double Platinum"でのヴァージョンのようにヴォーカルが加工されたり、ギターソロの部分にバッキングヴォーカルが加えられたりしていない分、こちらのヴァージョンの方が好感が持てます。分かりやすく言えば、オリジナルヴァージョンから効果音だけをカットしたような雰囲気。

"Deuce"と"Strutter"は、これ又、一聴して直ぐに分かる程ドラムの音の抜けが良くなっており、かなり新鮮なイメージがします。更に"Deuce"の方は、エンディング部分のギターソロも長くなっており、カッコ良さ倍増。

"Calling Dr. Love"は、イントロ部分に"Double Platinum"のヴァージョンのようなギュイーンというギターの音が加えられている以外にはオリジナルとの違いはあまり感じられません。

"Rock And Roll All Nite"も一聴して直ぐに分かる程にドラムの音の抜けが良くなっている為、こちらも又"Deuce"や"Strutter"と同様にけっこう新鮮に聴こえますし、随分と音が良くなった印象がします。様々な年代の楽曲と混ぜて聴く場合などは、こちらのヴァージョンの方が時代と音質による違和感が軽減されていいかも。又、フェードアウトして終わる最後の部分にはオリジナルには無い細かい演出も加えられています(もしかしたら元々あった部分で、オリジナル・ヴァージョンではカットされていたのかも?)。

そしてラストの"Shout It Out Loud"ですが、こちらはオリジナルとは全く違ったエンディングになっており、"Shout It"のコーラスで曲が終わります。その他では、後半のコーラス部分が拡張されているので、オリジナルと比べて曲の時間が多少長くなっている点が特徴。又、この曲もドラムの音の抜けが良くなっている為、とても新鮮な印象がします。

あと、"I Love It Loud"は、"Creatures of the Night"のリミックス盤に収録されていたもの(軽めのドラムサウンド)と同一のヴァージョンかと思います。

 

Album Cover (back): Smashes, Thrashes & Hits / KISSTRACK LIST
1. Let's Put The X In Sex (新曲) / 2. (You Make Me) Rock Hard (新曲) / 3. Love Gun [Remix] / 4. Detroit Rock City [Remix] / 5. I Love It Loud [Remix] / 6. Deuce [Remix] / 7. Lick It Up / 8. Heaven's On Fire / 9. Calling Dr. Love [Remix] / 10. Strutter [Remix] / 11. Beth [with Eric Carr Vocal] / 12. Tears Are Falling / 13. I Was Made For Lovin' You / 14. Rock And Roll All Nite [Remix] / 15. Shout It Out Loud [Remix]

NOTES
• CD発売日:1991年12月15日(再発盤 / Japanese 2nd Pressing)
• 解説・歌詞・対訳付

 

▼ KISS - Love Gun (Smashes, Thrashes & Hits Version)

https://www.youtube.com/watch?v=d2W7k-mBw5U

 

▼ KISS - Beth (with Eric Carr Vocal) (Smashes, Thrashes & Hits Version)

https://www.youtube.com/watch?v=4w6lMjc-VFU

 

 

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