この「Yesterday Once More / イエスタデイ・ワンス・モア」は、カレン・カーペンターの死後に、兄のリチャード・カーペンターが「自分と妹が築いたものの全てを最良のかたちで残したい」(付属のアルバム解説より引用)という想いから、リチャード自身の選曲・編集によりリリースされたカーペンターズの2枚組ベスト・アルバム。
ベスト・アルバムとは言え、アルバムのタイトルに代表曲の中でもとりわけ有名な「Yesterday Once More / イエスタデイ・ワンス・モア」を持ってきていることからも、リチャードの力の入れようが分かるというものですが、実はこの後も様々なベスト・アルバムがリリースされてもなお、このアルバムの存在価値があるのは、「カーペンターズ20年間の歴史的ヒット・ナンバー27曲全てをリミックス」と帯にも記してあるように、収録曲全てがこのアルバムのためにリミックスされており、このアルバムでしか聴けないヴァージョンで占められているからなんですね。
ちなみに、曲間が無くメドレーのように繋げるかたちで収録されているのは、[Disc 1] の4曲目「(Want You) Back In My Life Again / バック・イン・マイ・ライフ 」~5曲目「Ticket To Ride / 涙の乗車券」(聴いて直ぐに分かります)と、[Disc 1] 10曲目「Sweet, Sweet Smile / スウィート・スマイル」~11曲目「I Won't Last A Day Without You / 愛は夢の中に」(低い音量で聴いていると分かり辛いですが、微妙に繋がっています)、それに、[Disc 1] 12曲目「For All We Know / ふたりの誓い」~13曲目「Touch Me When We're Dancing / タッチ・ミー」(これも比較的分かりやすいです)といった曲。
そして、[Disc 2] は、5曲目~7曲目の3曲(「I Need To Be In Love / 青春の輝き」~「Make Believe It's Your First Time / 遠い初恋」~「All You Get From Love Is A Love Song / ふたりのラヴ・ソング」)が曲間無く繋げられており(更には、5曲目と6曲目の2曲はどちらもオリジナルと比べてイントロ部分がより自然な形に編集し直されています)と、8曲目「Top Of The World / トップ・オブ・ザ・ワールド」~9曲目「Because We Are In Love (The Wedding Song) / ウエディング・ソング」(これも比較的分かりやすいです)といった曲が曲間無く繋げられています。
ちなみに、このアルバムがCD化されたのは、1984年にリリースされた翌年の1985年で、加えて、1998年に再発売された際はジャケットが変更され、収録曲も「I Just Fall In Love Again / 想い出にさよなら」を追加した全28曲になっており、曲順も若干変更されているようです(ここで紹介している手持ちのアルバムは1992年の再発盤)。
[Disc 1]
1. Yesterday Once More / 2. Superstar / 3. Rainy Days And Mondays / 4. (Want You) Back In My Life Again / 5. Ticket To Ride / 6. Goodbye To Love / 7. Bless The Beasts And Children / 8. It's Going To Take Some Time / 9. Calling Occupants Of Interplanetary Craft / 10. Sweet, Sweet Smile / 11. I Won't Last A Day Without You / 12. For All We Know / 13. Touch Me When We're Dancing
[Disc 2]
1. There's A Kind Of Hush / 2. This Maquerade / 3. Hurting Each Other / 4. Please Mr. Postman / 5. I Need To Be In Love / 6. Make Believe It's Your First Time / 7. All You Get From Love Is A Love Song / 8. Top Of The World / 9. Becuase We Are In Love (The Wedding Song) / 10. We've Only Just Begun / 11. Those Good Old Dreams / 12. Sing / 13. Only Yesterday / 14. (They Long To Be) Close To You
これは日本の化粧品メーカーのキャンペーン・ソングとしてテレビCMでも使用されヒットした「Ginza Red Oui Oui / ギンザ・レッド・ウィ・ウィ」のシングル・レコード盤。歌っているのは主にフランスで活動していたオランダ出身の歌手デイヴ(Dave / 本名:Wouter Otto Levenbach)で、歌詞は全編フランス語。
なお、ジャケット裏側に掲載されている解説によると、この「ギンザ・レッド・ウィ・ウィ」のタイトルはフランスのファッション誌で使われた「ギンザ・レッド」のフレーズをキャッチして考えられたものだとのこと。又、同じく、そのジャケット裏側に掲載されている対訳にはサビの「Ginza Red Red Oui Oui」の部分は訳さずにそのまま「ギンザ・レッド・ウィ・ウィ」とカタカナで記されていることから、恐らくは、その部分の歌詞はファッション誌のフレーズのイメージのようにキャッチフレーズっぽく使われているのではないかと思います。
又、そのウィキペディアには、他にも「一般的なドラマーに比べて、一定のパターンを刻む個性的な味のあるドラミングを村上"PONTA"秀一が自伝「自暴自伝」内で絶賛している」、「吉田拓郎はミュージシャンとしての森高を「我々ミュージシャンが、今まで何十年もの期間をかけて作り上げた詞の世界観を、森高が一瞬で破壊してしまった」、「その辺のドラマーより全然うまい」と高く評価しており、森高を吉田とLOVE LOVE ALL STARSとのアルバム『みんな大好き』にドラマーとして起用した。また拓郎のカバーである所ジョージの「恋の唄」でもドラムスを担当している」といったエピソードが記載されています。
TRACK LIST Disc 1 (The Greatest Hits) 1. Sadeness (Part 1) / 2. Mea Culpa (Orthodox Version) / 3. Principles Of Lust / 4. Rivers Of Belief / 5. Return To Innocence / 6. Age Of Loneliness / 7. Out From The Deep / 8. Beyond The Invisible / 9. T.N.T. For The Brain / 10. Gravity Of Love / 11. Push The Limits / 12. Turn Around / 13. Voyageur / 14. Boum-Boum / 15. Following The Sun / 16. Seven Lives / 17. La Puerta Del Cielo
Disc 2 (The Remix Collection) 1. Sadeness (US Violent Mix) / 2. Mea Culpa (Fading Shades Mix) / 3. Principles Of Lust (Everlasting Lust Mix) / 4. Return To Innocence (Long & Alive Version) / 5. Age Of Loneliness (Enigmatic Club Mix) / 6. Out From The Deep (Trance Mix) / 7. TNT For the Brain (Midnight Man Mix) / 8. Gravity Of Love (Judgement Day Club Mix) / 9. Push The Limits (ATB Remix) / 10. Voyageur (Club Mix) / 11. Boum-Boum (Chicane Club Edit) / 12. Dreaming Of Andromeda (Jean F. Cochois Remix)
Disc 3 (The Lost Ones) 1. Lost One / 2. Lost Two / 3. Lost Three / 4. Lost Four / 5. Lost Five / 6. Lost Six / 7. Lost Seven / 8. Lost Eight / 9. Lost Nine / 10. Lost Ten / 11. Lost Eleven
NOTES • Label: EMI • Printed in the EU (Import) • 8面デジパック仕様 • ブックレット付 • Original release in 2009 under the title "The Platinum Collection" (3CD Edition)
実を言うと、前回の記事(ユー・ガット・メールのサウンドトラック)はこの"In The End"の記事に繋げる布石でもあったのですが、自分がクランベリーズを知ったのも実はその「ユー・ガット・メール」のサウンドトラックだったんですよね(映画の中でも使用されたクランベリーズの曲「Dreams / ドリームス」が収録されている)。
■ 以下はクランベリーズの全オリジナル・スタジオ・アルバム
1st: Everybody Else Is Doing It, So Why Can't We? / ドリームス (1993)
Chart Positions: Ireland 1位 / UK 1位 (2x Platinum) / US 18位 (5x Platinum)
2nd: No Need to Argue / ノー・ニード・トゥ・アーギュ (1994)
Chart Positions: Ireland 3位 / UK 2位 (3x Platinum) / US 6位 (7x Platinum)
3rd: To the Faithful Departed / トゥ・ザ・フェイスフル・ディパーテッド (1996)
Chart Positions: Ireland 1位 / UK 2位 (Gold) / US 4位 (2x Platinum)
4th: Bury the Hatchet / ベリー・ザ・ハチェット (1999)
Chart Positions: Ireland 4位 / UK 7位 (Silver) / US 13位 (Gold)
5th: Wake Up and Smell the Coffee / ウェイク・アップ・アンド・スメル・ザ・コーヒー (2001)
Chart Positions: Ireland 9位 / UK 61位 / US 46位
6th: Roses / ローゼズ (2012)
Chart Positions: Ireland 17位 / UK 37位 / US 51位
7th: Something Else / サムシング・エルス (2017)
Chart Positions: Ireland 18位 / UK 18位 / US 54位
8th: In the End / イン・ジ・エンド (2019)
Chart Positions: Ireland 3位 / UK 10位 / US 119位
BAND MEMBERS - THE CRANBERRIES (Listed in Booklet) • Dolores O'Riordan (ドロレス・オリオーダン) - Lead and Harmony Vocals • Noel Hogan (ノエル・ホーガン) - Synths, Lead Guitar, Electric Guitar, Acoustic Guitar, Mandolin • Mike Hogan (マイク・ホーガン) - Bass Guitar • Fergal Lawler (ファーガル・ロウラー) - Percussion, Drums
TRACK LIST 1. All Over Now / 2. Lost / 3. Wake Me When It's Over / 4. A Place I Know / 5. Catch Me If You Can / 6. Got It / 7. Illusion / 8. Crazy Heart / 9. Summer Song / 10. The Pressure / 11. In the End
NOTES • Deluxe Casebound Book CD Edition / デラックス・エディション(ブック型パッケージ) • 歌詞付 • Label: BMG Rights Management (UK) Limited • Made in EU (Import)
こちらは、アメリカのビルボード・チャートで1位を記録するヒット曲となった"Kiss on My List"を生み出すと共に、ミリオン・セラー・ヒットとなったホール & オーツのアルバム「Voices / モダン・ヴォイス」。
随分前の話になるのですが、実を言うと、ホール & オーツのベスト・アルバムを買ったものの、そのベストにはホール & オーツの曲の中で最も好きな曲のひとつである「Hard To Be In Love With You / イン・ラヴ・ウィズ・ユー」が収録されていなかったこともあり、いずれ"Hard To Be In Love With You"が収録されたベスト・アルバムがリリースされたらまた買おうと悠長に持っていたのですが、日本では独自にシングル・カットされたものの、本国のアメリカではシングル・カットされなかった曲だったこともあってか、新たなベスト・アルバムがリリースされることはあっても、"Hard To Be In Love With You"が収録されたベスト・アルバムは一向にリリースされないことから買ったのがこのアルバムなんですよね。
購入したのは、丁度その頃に出ていたこのリーズナブルな期間生産限定の国内盤。ただ、廉価版ということもあり、解説は付いているものの、歌詞と対訳は付いておらず、ジャケットも二つ折り(内側は真っ白)のシンプルな作りで、そこに四つ折の日本語解説が挟め込んであるといったもの。 とは言え、自分の目的は"Hard To Be In Love With You"だったので、特に不満があるというわけではないんですけどね。
アルバムには、先にも記したNo. 1ヒットの"Kiss on My List"や、1990年公開の映画「ゴースト/ニューヨークの幻」の主題歌「Unchained Melody / アンチェインド・メロディ」でも知られるライチャス・ブラザーズ (The Righteous Brothers) のカヴァーでヒットした"You've Lost That Lovin' Feelin'"(米12位)といったヒット曲をはじめ、シングルとしてはリリースされなかったものの、後にポール・ヤングがカヴァーして米1位の大ヒットとなった "Everytime You Go Away"といったベスト・アルバムには必ず収録される定番曲が含まれています。
その他にも、このアルバムからは"You Make My Dreams"(米5位)、"How Does It Feel to Be Back"(米30位)といったヒット曲も生まれているのですが、上記の3曲に比べると、この2曲はベスト・アルバムに収録されないことも意外とあって、2011年に日本の独自企画でリリースされたファン投票によるベスト・アルバムにもこの2曲は収録されていませんし、手持ちのベストでもこの2曲は未収録となっています。
TRACK LIST 1. How Does It Feel To Be Back / ハウ・ダズ・イット・フィール 2. Big Kids / ビッグ・キッズ 3. United State / ユナイテッド・ステイト 4. Hard To Be In Love With You / イン・ラヴ・ウィズ・ユー 5. Kiss On My List / キッス・オン・マイ・リスト 6. Gotta Lot Of Nerve (Perfect Perfect) / ゴッタ・ロッタ・ナーヴ 7. You've Lost That Lovin' Feeling / ふられた気持 8. You Make My Dreams / ユー・メイク・マイ・ドリームス 9. Everytime You Go Away / エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ 10. Africa / アフリカ 11. Diddy Doo Wop (I Hear The Voices) / ディディ・DOO WOP [Bonus Tracks] 12. Kiss On My List (Remix Version) / キッス・オン・マイ・リスト (Remix Version) 13. Everytime You Go Away (Remix Version) / エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ (Remix Version)
• Album: US 17位 (Platinum / 1982-RIAA) • Singles: 1. How Does It Feel to Be Back - US 30位 2. You've Lost That Lovin' Feelin' - US 12位 / UK 55位 3. Kiss on My List - US 1位 / UK 33位 4. You Make My Dreams - US 5位
▼ Daryl Hall & John Oates - Hard To Be In Love With You
この「Greatest Hits -Japanese Single Collection- / グレイテスト・ヒッツ -ジャパニーズ・シングル・コレクション-」は「チープ・トリック at 武道館」の発売40周年と、それに伴う来日公演を記念して日本で独自に企画されたチープ・トリックのコンピレーション・アルバムで、アルバムのタイトルからも分かるように、日本でリリースされたシングルを集めたシングル・コレクションとなっています。
個人的には、日本未発売のシングルで、アメリカでは"Cheap Trick at Budokan"からのセカンド・シングルとしてリリースされた"Ain't That A Shame"のシングル・ヴァージョンがボーナス・トラックとして収録されているのが嬉しかったですね。と言うのも、アルバムだとイントロやエンディングの部分が比較的長いので、シングルだと恐らくは短く編集されているんだろうなと思っていたものの、シングル・ヴァージョンがどのように編集されているかこれまで知らなかったでんですよね。でも、それはそうと、ブックレットに掲載されているその"Ain't That A Shame"のジャケット写真は、なんでアメリカ盤じゃなくベルギー盤なんでしょうね。
"Ain't That A Shame"を収録するなら、"Cheap Trick at Budokan"からのファースト・シングルでアメリカではトップ10に入るヒットにもなった"I Want You To Want Me"(日本未発売)もボーナス・トラックとして収録すればいいのにと思ったのですが、アルバムの収録時間を見たら79分31秒と限界ギリギリに収録されているのでこれ以上は無理だったんでしょうね。
CHEAP TRICK - ORIGINAL BAND MEMBERS • Robin Zander (ロビン・ザンダー) - Lead Vocals, Rhythm Guitar • Rick Nielsen (リック・ニールセン) - Lead Guitar, Backing Vocals • Tom Petersson (トム・ピーターソン) - Bass, Backing Vocals • Bun E. Carlos (バン・E・カルロス) - Drums, Percussion
TRACK LIST
DISC 1 (CD: JAPANESE SINGLES) 1. I Want You To Want Me / 甘い罠 2. Clock Strikes Ten / 今夜は帰さない 3. Surrender / サレンダー 4. California Man / カリフォルニア・マン 5. Voices / ヴォイシズ 6. Speak Now Or Forever Hold Your Peace / スピーク・ナウ ★ 7. Dream Police / ドリーム・ポリス 8. Everything Works If You Let It / グッド・タイムズ・バッド・タイムズ 9. Stop This Game / ストップ・ディス・ゲーム 10. (Love Comes) A Tumblin' Down / ア・タンブリン・ダウン(暴走ハイウェイ) 11. If You Want My Love / 永遠のラヴ・ソング 12. Dancing The Night Away / ダンシング・ザ・ナイト・アウェイ 13. Tonight It's You / トゥナイト・イッツ・ユー 14. Mighty Wings|from "TOP GUN" Original Soundtrack / マイティ・ウイング(映画『トップガン』より) 15. The Flame / 永遠の愛の炎 16. Don't Be Cruel / 冷たくしないで 17. Stop That Thief from "Another Way Original Soundtrack / ストップ・ザット・シーフ(映画『アナザー・ウェイ -D機関情報-』より) ★ 18. Ghost Town / ゴースト・タウン 19. Can't Stop Fallin' Into Love / フォーリン・イントゥ・ラヴ 20. Wherever Would I Be / ホエアエヴァー・ウッド・アイ・ビー [BONUS TRACK] 21. Ain't That A Shame (Live at BUDOKAN, Single Version) / エイント・ザット・ア・シェイム ◆
DISC 2 (DVD: MUSIC VIDEOS) 1. I Want You To Want Me (Live at BUDOKAN 1978) / 甘い罠 2. Surrender (Live at BUDOKAN 1978) / サレンダー 3. Ain't That A Shame (Live: 1980 American Music Awards) / エイント・ザット・ア・シェイム [日本初DVD化] 4. Dream Police / ドリーム・ポリス [日本初DVD化] 5. Way Of The World / ウェイ・オブ・ザ・ワールド [BONUS FEATURES] [日本初DVD化] 6. Voices / ヴォイシズ [日本初DVD化] 7. If You Want My Love / 永遠のラヴ・ソング [日本初DVD化] 8. She's Tight / シーズ・タイト [BONUS FEATURES] [日本初DVD化] 9. I Can't Take It / アイ・キャント・テイク・イット [BONUS FEATURES] [日本初DVD化] 10. Tonight It's You / トゥナイト・イッツ・ユー [日本初DVD化] 11. It's Only Love / イッツ・オンリー・ラヴ [BONUS FEATURES] [日本初DVD化] 12. The Flame / 永遠の愛の炎 13. Don't Be Cruel / 冷たくしないで [日本初DVD化] 14. Ghost Town / ゴースト・タウン [日本初DVD化] 15. Never Had A Lot To Lose / ネヴァー・ハッド・ア・ロット・トゥ・ルーズ [BONUS FEATURES] [日本初DVD化] 16. Can't Stop Fallin' Into Love / フォーリン・イントゥ・ラヴ [日本初DVD化] 17. Wherever Would I Be / ホエアエヴァー・ウッド・アイ・ビー [日本初DVD化] 18. If You Need Me / イフ・ユー・二ード・ミー [BONUS FEATURES] [日本初DVD化]
NOTES
• CD:日本でリリースされた全シングルを収録 • CD:Blu-spec CD2 仕様 • CD:全曲2017年最新DSDマスタリング • DVD:バンドがEPIC期に発表した全てのミュージック・ビデオを収録(全18曲中15曲が国内初DVD化) • DVD:Approx: 73min / 片面1層/MPEG-2 / Color / NTSC / 16:9/LB / リニアPCM/STEREO • カラー56Pブックレット(全シングル・ジャケットをCDジャケット・サイズで再現して掲載) • 歌詞・対訳・解説付 • Released in Japan Only
▼ Cheap Trick Greatest Hits - Japanese Single Collection
ちなみに、"Can't Stop Fallin' Into Love"のミュージック・ビデオでは、コミック風吹き出しの一部で日本語が出てきます。実はこの曲、'80年代以降の中では"If You Want My Love"、"Tonight It's You"、"The Flame"と並んで最も好きな曲のひとつなんですよね。
チープ・トリックが本国のアメリカでブレイクを果たした記念碑的アルバムがこの「Cheap Trick at Budokan / チープ・トリック at 武道館」で、その後もチープ・トリックといえばこのアルバムを抜きにしては語れないほどの代表作となった一枚。
そもそもは、来日を記念して、日本で企画され、日本だけでリリースされていたライヴ・アルバムだったものの、アメリカでも日本から輸入されたレコード盤が評判となり、翌年にはアメリカでも正式にリリースされるや否や、アルバムからシングル・カットされた"I Want You to Want Me (Live)"(7位)と"Ain't That a Shame (Live)"(35位)と共に売り上げを伸ばし、アルバム・チャートでは4位にまで上がるヒットを記録。又、アルバムはその後も売れ続けていたようで、1986年には300万枚の売り上げを示すトリプル・プラチナムが"RIAA"より正式に認定されています。
シングルでもヒットした"I Want You to Want Me (Live)"でも分かるように、聞こえてくる女の子の歓声からも彼らの当時の人気が伝わってくるのですが、実際この当時のチープ・トリックの人気は凄まじく、何とミュージック・ライフ(当時人気の音楽雑誌)の人気投票でも1位になっていたほど。
ということで、この「チープ・トリック at 武道館」を買ったのも比較的最近なんですよね。自分が買ったのは、LPレコードの見開きジャケットと当時の帯を復刻した紙ジャケット仕様(ミニLPタイプ)のCDで、曲間のMCは比較的少ないのですが、当時のLPレコードと同様に、付属の対訳には曲間のMCも含まれています。又、収録曲の歌詞と対訳もスタジオ・ヴァージョンのものをそのまま転載したものではなく、聞き取りというかたちでこのライヴ・ヴァージョンの歌詞が記載されています。
で、この「チープ・トリック at 武道館」は、後に、アルバムには収録されなかった曲を含む完全盤がリリースされたりもしましたが、個人的には、やっぱり濃縮されたこのオリジナルの方が断然好きですね。かつては敵と見ていた自分が言うのもなんですが(笑)。
今年の4月に日本武道館での開催が予定されていたものの、リック・ニールセンの体調不良により延期となっていた「チープ・トリック at 武道館」の発売40周年を記念する来日公演も無事10月に振替公演が決定したようで良かったですね。
CHEAP TRICK - BAND MEMBERS • Robin Zander (ロビン・ザンダー - Lead Vocals, Rhythm Guitar • Rick Nielsen (リック・ニールセン) - Lead Guitar, Backing Vocals • Tom Petersson (トム・ピーターソン) - Bass, Backing Vocals • Bun E. Carlos (バン・E・カルロス) - Drums
TRACK LIST 1. Hello There / 2. Come On, Come On / 3. Lookout / 4. Big Eyes / 5. Need Your Love / 6. Ain't That A Shame / 7. I Want You To Want Me / 8. Surrender / 9. Goodnight / 10. Clock Strikes Ten
• Japanese Limited Edition Issue of the Album Classic in a Deluxe, Miniaturized LP Sleeve Replica of the Original Vinyl Album Artwork.
• Album: US 4位 (3x Platinum / 1986-RIAA) / UK 29位 • Singles: 1. I Want You to Want Me (Live) - US 7位 (Gold / 1979-RIAA) / UK 29位 2. Ain't That a Shame (Live) - US 35位
で、この「Complete Best / コンプリート・ベスト」は、前回、2008年の来日公演に併せて日本だけでリリースされたベスト・アルバム。
実を言うと、ミート・ローフのアルバムにも収録されていたジム・スタインマン作の「It's All Coming Back to Me Now / イッツ・オール・カミング・バック・トゥ・ミー・ナウ」が聴きたくてこのアルバムを購入したわけですが、このアルバム自体は期間生産限定盤だったらしく、自分の場合はたまたまタイミング良く買えたものの、現在は新品での購入は困難になっているようです。
日本で企画されたアルバムということで、日本でのみシングルとしてリリースされたヒット曲もいくつか収録されているのが特徴。そして、1曲目には前作のスタジオ・アルバム"Taking Chances"に収録されていた"A World Yo Believe In"を日本人シンガーの伊藤由奈さんとデュエットした曲「A World Yo Believe In (U.S.A. Mix) (with Yuna Ito) / あなたがいる限り~A WORLD TO BELIEVE IN~」が新曲として収録されています。
とは言え、アルバムは元より、その「あなたがいる限り~A WORLD TO BELIEVE IN~ (with YUNA ITO)」も、日本ではシングルとしてもヒットしていることからセリーヌ・ディオン自身は全く気にしていないのかも(笑)。
アルバム収録曲のシングル・チャートに於ける順位は以下の通り。
1. あなたがいる限り~A WORLD TO BELIEVE IN~ (with YUNA ITO) - 日本 8位 2. My Heart Will Go On (Love Theme from "Titanic") - カナダ 1位 / 米 1位 (Gold) / 英 1位 (2x Platinum) / 日本 34位 (2x Platinum) 3. To Love You More - カナダ 9位 / 日本 1位 (Million) 4. The Power Of Love - カナダ 1位 / 米 1位 (Platinum) / 英 4位 (Silver) 5. Beauty And The Beast (with Peabo Bryson) - カナダ 23位 / 米 3位 / 英 9位 6. Because You Loved Me - カナダ 2位 / 米 1位 (Platinum) / 英 5位 (Gold) 7. It's All Coming Back To Me Now - カナダ 1位 / 米 2位 (Platinum) / 英 3位 (Gold) 8. Be The Man (On This Night) - 日本 24位 (Platinum) 9. I'm Your Angel (with R. Kelly) - カナダ 11位 / 米 1位 (Platinum) / 英 3位 (Silver) 10. Where Does My Heart Beat Now - カナダ 22位 / 米 4位 / 英 72位 11. The Power Of The Dream - 日本 30位 (Gold) 12. When I Fall In Love (with Clive Griffin) - カナダ 21位 / 米 23位 13. That's The Way It Is - カナダ 5位 / 米 6位 / 英 12位 14. A New Day Has Come - カナダ 2位 / 米 22位 (Gold) / 英 7位 15. I'm Alive - カナダ 21位 / 英 17位 16. I Drove All Night - カナダ 1位 / 米 45位 / 英 27位 17. Taking Chances - カナダ 9位 (Gold) / 米 54位 / 英 40位
なお、アルバムには表記されていませんが、"To Love You More"、"The Power of Love"、"It's All Coming Back to Me Now"の3曲は短く編集された"Radio Edit"が収録されています。又、翌年の2009年に"Blu-spec CD"で再発された方には表記されていますが"A New Day Has Come"は"Radio Remix"の方が収録されています。
• To Love You More - Radio Edit (4:41) / Album Version (5:28) • The Power of Love - Radio Edit (4:49) / Album Version (5:42) • It's All Coming Back to Me Now - Radio Edit (5:32) / Album Version (7:37) • A New Day Has Come - Radio Remix (4:21) / Album Version (5:43)
TRACK LIST 1. A World Yo Believe In (U.S.A. Mix) (with Yuna Ito) / 2. My Heart Will Go On (Love Theme from "Titanic") / 3. To Love You More / 4. The Power Of Love / 5. Beauty And The Beast (with Peabo Bryson) / 6. Because You Loved Me / 7. It's All Coming Back To Me Now / 8. Be The Man (On This Night) / 9. I'm Your Angel (with R. Kelly) / 10. Where Does My Heart Beat Now / 11. The Power Of The Dream / 12. When I Fall In Love (with Clive Griffin) / 13. That's The Way It Is / 14. A New Day Has Come / 15. I'm Alive / 16. I Drove All Night / 17. Taking Chances