音楽 (F) (G) (H) (I) (J)

2018年9月26日

VOICES 「モダン・ヴォイス」 / DARYL HALL & JOHN OATES (1980)

CDの帯:モダン・ヴォイス / ダリル・ホール & ジョン・オーツAlbum Cover (front): Voices / Daryl Hall & John Oates   Album Cover (back): Voices / Daryl Hall & John Oates   CD Case (back cover): Voices / Daryl Hall & John Oates

こちらは、アメリカのビルボード・チャートで1位を記録するヒット曲となった"Kiss on My List"を生み出すと共に、ミリオン・セラー・ヒットとなったホール & オーツのアルバム「Voices / モダン・ヴォイス」。

随分前の話になるのですが、実を言うと、ホール & オーツのベスト・アルバムを買ったものの、そのベストにはホール & オーツの曲の中で最も好きな曲のひとつである「Hard To Be In Love With You / イン・ラヴ・ウィズ・ユー」が収録されていなかったこともあり、いずれ"Hard To Be In Love With You"が収録されたベスト・アルバムがリリースされたらまた買おうと悠長に持っていたのですが、日本では独自にシングル・カットされたものの、本国のアメリカではシングル・カットされなかった曲だったこともあってか、新たなベスト・アルバムがリリースされることはあっても、"Hard To Be In Love With You"が収録されたベスト・アルバムは一向にリリースされないことから買ったのがこのアルバムなんですよね。

購入したのは、丁度その頃に出ていたこのリーズナブルな期間生産限定の国内盤。ただ、廉価版ということもあり、解説は付いているものの、歌詞と対訳は付いておらず、ジャケットも二つ折り(内側は真っ白)のシンプルな作りで、そこに四つ折の日本語解説が挟め込んであるといったもの。 とは言え、自分の目的は"Hard To Be In Love With You"だったので、特に不満があるというわけではないんですけどね。

アルバムには、先にも記したNo. 1ヒットの"Kiss on My List"や、1990年公開の映画「ゴースト/ニューヨークの幻」の主題歌「Unchained Melody / アンチェインド・メロディ」でも知られるライチャス・ブラザーズ (The Righteous Brothers) のカヴァーでヒットした"You've Lost That Lovin' Feelin'"(米12位)といったヒット曲をはじめ、シングルとしてはリリースされなかったものの、後にポール・ヤングがカヴァーして米1位の大ヒットとなった "Everytime You Go Away"といったベスト・アルバムには必ず収録される定番曲が含まれています。

その他にも、このアルバムからは"You Make My Dreams"(米5位)、"How Does It Feel to Be Back"(米30位)といったヒット曲も生まれているのですが、上記の3曲に比べると、この2曲はベスト・アルバムに収録されないことも意外とあって、2011年に日本の独自企画でリリースされたファン投票によるベスト・アルバムにもこの2曲は収録されていませんし、手持ちのベストでもこの2曲は未収録となっています。

なお、ボーナス・トラックの2曲は、どちらもオリジナルに比べると、エッジが効いた新鮮な印象がするリミックスとなっています。

 

TRACK LIST
1. How Does It Feel To Be Back / ハウ・ダズ・イット・フィール
2. Big Kids / ビッグ・キッズ
3. United State / ユナイテッド・ステイト
4. Hard To Be In Love With You / イン・ラヴ・ウィズ・ユー
5. Kiss On My List / キッス・オン・マイ・リスト
6. Gotta Lot Of Nerve (Perfect Perfect) / ゴッタ・ロッタ・ナーヴ
7. You've Lost That Lovin' Feeling / ふられた気持
8. You Make My Dreams / ユー・メイク・マイ・ドリームス
9. Everytime You Go Away / エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ
10. Africa / アフリカ
11. Diddy Doo Wop (I Hear The Voices) / ディディ・DOO WOP
[Bonus Tracks]
12. Kiss On My List (Remix Version) / キッス・オン・マイ・リスト (Remix Version)
13. Everytime You Go Away (Remix Version) / エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ (Remix Version) 

 

NOTES
• 発売日:2016年7月27日(再発盤 / 期間生産限定盤)
• 解説付(新規ライナーノーツ) / 歌詞・対訳無し
• 2010年リマスタリング

• Album: US 17位 (Platinum / 1982-RIAA)
• Singles:
1. How Does It Feel to Be Back - US 30位
2. You've Lost That Lovin' Feelin' - US 12位 / UK 55位
3. Kiss on My List - US 1位 / UK 33位
4. You Make My Dreams - US 5位

 

▼ Daryl Hall & John Oates - Hard To Be In Love With You 

https://www.youtube.com/watch?v=fguiBDF2B7s

 

▼ Daryl Hall & John Oates - You've Lost That Lovin' Feeling

https://www.youtube.com/watch?v=SXX5OtJJWDo

 

▼ Daryl Hall & John Oates - Kiss On My List

https://www.youtube.com/watch?v=8Bse6LKrz_s

 

▼ Daryl Hall & John Oates - Everytime You Go Away (Live 1983)

https://www.youtube.com/watch?v=TaJT1_-Fyac

 

 

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2018年8月 3日

GIRL (YOU ARE MY SONG) 「ガール」 / F.R. DAVID (1986)

Japanese 7 Inch Vinyl Single Record - Picture Sleeve (front): Girl (You Are My Song) 「ガール」 / F.R. David   Japanese 7 Inch Vinyl Single Record - Picture Sleeve (back): Girl (You Are My Song) 「ガール」 / F.R. David   Japanese 7 Inch Vinyl Single Record: Girl (You Are My Song) 「ガール」 / F.R. David

こちらは"F.R. David"のシングル「Girl (You Are My Song) / ガール」のシングル・レコード盤で、発売当時はヤマハのスクーターのイメージソングとしてCMでも使用されていた曲です。

以前に取り上げた同じ"F.R. David"の曲である「Words / ワーズ」の記事でも同じようなことを書きましたが、この曲もまた、爽やかで軽快なサウンドは夏というこの季節にピッタリといった感じ。というか、"F.R. David"の曲って全般的に清涼感溢れるイメージの曲が多いんですけどね。

Japanese 7 Inch Vinyl Single Record - Picture Sleeve (front): Girl (You Are My Song) 「ガール」 / F.R. David

Japanese 7 Inch Vinyl Single Record - Picture Sleeve (back): Girl (You Are My Song) 「ガール」 / F.R. David

Japanese 7 Inch Vinyl Single Record (Label): Girl (You Are My Song) 「ガール」 / F.R. David

当時はインターネットなんてものは無い時代でしたので、テレビのCMで使用されていたのであれば、日本ではそこそこ知っている人がいてもおかしくないようにも思うのですが、随分前のことなので、意外と覚えている人は少ないような気もします。

▼ 手持ちの"F.R. David"のシングル・レコード盤3枚。

Japanese 7 Inch Vinyl Singles / F.R. David

 

Japanese 7 Inch Vinyl Single Record - Picture Sleeve (front): Girl (You Are My Song) 「ガール」 / F.R. DavidTRACK LIST
Side A: Girl (You Are My Song) / ガール
Side B: Long Distance Flight / ロング・ディスタンス・フライト

NOTES
• Format: 7-inch Vinyl Single Record
• 解説・歌詞・対訳付(A面B面両曲の歌詞・対訳付)
• YAMAHA mint イメージソング
• Released in Japan

▼ YAMAHA スクーター mint LAロケ 1986

https://www.youtube.com/watch?v=mS52IeG6Kqk

 

▼ YAMAHA MINT(原付) CM 1986年

https://www.youtube.com/watch?v=CykjVsh2_Is

 

▼ F.R. David - Girl (Lyrics)

https://www.youtube.com/watch?v=fSBIVuTdRqE

 

それにしてもこの頃はスクーターのCMって多かったんですね。

▼ '77-96 スクーターCM集vol.4
https://www.youtube.com/watch?v=gb5U4a_Pw4Y

 

 

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2018年7月14日

SHEER GREED 「シアー・グリード」 / GIRL (1980)

CDの帯:シアー・グリード / ガールAlbum Cover (front): Sheer Greed / Girlこの「Sheer Greed / シアー・グリード」は、1970年代後半にイギリスで起こったヘヴィメタル・ムーブメント"NWOBHM"(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル)の最中に登場したガールのデビュー・アルバム。 

当時はアイアン・メイデン、デフ・レパードといったバンドが"NWOBHM"の代表的なバンドとされていたようですが、ガールもそれに次ぐ期待の新人バンドとして取り上げられていたように思います。

ただ、デフ・レパードもそうであったように、このガールも半ば強引にヘヴィメタル・ムーブメントの中に押し込められていた印象があり、"Hollywood Tease"のようなへヴィ・メタル的要素を含んだ曲があるものの、全体像としてはへヴィ・メタルと言うよりも、グラム・ロック、もしくはグラム寄りのハード・ロックといった感じ。

私自身はといえば、長いこと廃盤状態が続いていたので、LPレコードを手放して以降、中々入手できずにいたアルバムでもあったのですが、ようやく聴くことができたのはこの2016年リマスター盤を購入したときだったので、比較的最近のことなんですよね。

それでも、数十年も前のこととは言え、LPレコードを持っていた当時は曲順を変えてテープに録音して楽しんでいたことは覚えていたので、うろ覚えながらも当時のような曲順に変更してみたところ、やっぱり自分なりに変更したこの曲順の方が断然良いなと再確認(笑)。いやほんと曲順を変えると見違えるほど素晴らしいアルバムになるんですよねこれが。当時もオリジナルの曲順では今ひとつピンとこなかったのが、曲順を変えてから魅力に気付いて嵌ったようなところがありましたからね。

▼ ちなみに、変更後の曲順はこんな感じ。
1. Hollywood Tease /  2. The Things You Say /  3. Do You Love Me /  4. Strawberries /  5. My Number /  6. Little Miss Ann /  7. Doctor Doctor /  8. Passing Clouds /  9. What's Up? /  10. Take Me Dancing /  11. Lovely Lorraine /  12. Heartbreak America /  13. You Really Got Me [Bonus Track] /  14. Love Is A Game [Bonus Track]

 

Album Cover (back): Sheer Greed / Girl実を言うと、当時、このガールのデビュー・アルバムに興味を持った大きな理由のひとつが、キッスのカヴァー曲"Do You Love Me"が収録されているということでした。というのも、キッスは大好きなバンドの筆頭格でしたし、当時は現役のメジャーバンドの曲をカヴァーするというのも珍しかったんですよね。と、そういったこともあって、この"Do You Love Me"がどのようにリメイクされているのか興味津々でした。

それと、アルバムのライナーノーツか、雑誌のインタビュー記事かは忘れましたが、"Strawberries"は、ジャパンに影響を受けて書いた曲だとフィリップ・ルイスが語っていたことも更に興味を持った要因のひとつでしたね。ジャパンもまた大好きなバンドのひとつでしたからね。でも、改めて聴いてみると、"Strawberries"だけじゃなく、"The Things You Say"や"Passing Clouds"といった曲も初期ジャパンの影響を感じさせられますね。例えば"Passing Clouds"はレゲエの要素を含んだ曲なんですが、そのレゲエの取り入れ方なんかも妙にジャパンっぽいんですよね。

といったこともあり、またひとつ大好きなバンドができたことを当時は喜んでいたのですが、でも、このデビュー・アルバム以降、久しぶりに知ったニュースではフィル・コリンがデフ・レパードに加入したということと、ガールがバンドとして消滅したということだったのでした。ということで、自分自身はその間にセカンド・アルバムがリリースされていたことも知らなかったんですよね。

当時はフィル・コリンがライバル・バンドとも言えるデフ・レパードに加入したことに対し、なんだか裏切り的行為のようにも感じていましたが、一方で、それまで全く興味が無かったデフ・レパードに関心を持つようになったのは、元ガールのフィル・コリンが加入したことによるものだったんですよね。

方やフィル・コリンと共にバンドの中心人物だったヴォーカルのフィリップ・ルイスはといえば、その後、クラブ等で活動していたトレイシー・ガンズ率いるL.A.ガンズに加入し、アメリカではデビュー・アルバムとセカンド・アルバムでプラチナムを獲得するなどガール時代以上の活躍を果たすことに。

 

Inner Sleeve: Sheer Greed / Girl   CD: Sheer Greed / Girl   Inner Sleeve: Sheer Greed / Girl

 

このアルバムをレコードで買って熱心に聴いていた当時は、今後に期待していたのは勿論のこと、何れはもっと広く認知され、確固たる地位を築くバンドになると確信していたんですけどねぇ・・・。続けていれば、きっとそれ相応の名を馳せるバンドになっていたのではないかと今でもふと思ったりします。

補足しておくと、ボーナス・トラックとして収録されている2曲はどちらもオリジナル・アルバムには未収録のカヴァー曲で、"You Really Got Me"はヴァン・ヘイレンのカヴァーでも有名なキンクスのカヴァー曲。そして"Love Is A Game"はラス・バラードの曲。

なお、日本では「Hollywood Tease / ハリウッド・ティーズ」と「Heartbreak America / ハートブレイク・アメリカ 」の2曲がシングルとしてリリースされました。

 

GIRL - BAND MEMBERS
• Phil Lewis (フィリップ・ルイス) - Lead Vocals
• Phil Collen (フィル・コリン) - Guitar
• Gerry Laffy (ジェリー・ラフィー) - Guitar
• Simon Laffy (サイモン・ラフィー) - Bass
• Dave Gaynor (デイヴ・ゲイナー) - Drums

 

TRACK LIST
1. Hollywood Tease / 2. The Things You Say / 3. Lovely Lorraine / 4. Strawberries / 5. Little Miss Ann / 6. Doctor Doctor / 7. Do You Love Me / 8. Take Me Dancing / 9. Whats Up / 10. Passing Clouds / 11. My Number / 12. Heartbreak America
[Bonus Tracks]
13. You Really Got Me / 14. Love Is A Game

1. ハリウッド・ティーズ / 2. ザ・シングス・ユー・セイ / 3. ラブリー・ローレイン / 4. ストロベリーズ / 5. リトル・ミス・アン / 6. ドクター・ドクター / 7. ドゥ・ユー・ラブ・ミー / 8. テイク・ミー・ダンシング / 9. ホワッツ・アップ / 10. パッシング・クラウズ / 11. マイ・ナンバー / 12. ハートブレイク・アメリカ
[ボーナス・トラック]
13. ユー・リアリー・ゴット・ミー / 14. ラヴ・イズ・ア・ゲーム

 

NOTES
• CD発売日:2016/12/14
• Blu-spec CD
• 2016年 24ビット・リマスタリング
• 英国盤LPを元にした紙ジャケット仕様
• オリジナル内袋(CDサイズ)封入
• ボーナス・トラック2曲収録
• 解説・歌詞付(対訳無し)
• Blu-spec CD with Miniature LP Cardboard Sleeve, Obi, Inserts & 2 Bonus Tracks.

• Album: UK 33位
• Singles:
1. My Number (1979/10/19)
2. Do You Love Me (1980/1/11)
3. Hollywood Tease (1980/3/14) - UK 50位
4. Heartbreak America (1980) (日本のみのシングル・カット)
5. Love Is A Game (1980/8/15) (シングルのみでリリースされたアルバム未収録曲)

 

▼ Girl - Hollywood Tease

https://www.youtube.com/watch?v=s4pWGrvt8yM

 

▼ Girl - My Number

https://www.youtube.com/watch?v=DR8lvRqCatM

 

▼ Girl - Do You Love Me

https://www.youtube.com/watch?v=-GFegnGYhfk

 

▼ Girl - Strawberries (Live) (※音量低め)

https://www.youtube.com/watch?v=E6TzlxfGK8k

 

 

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2018年3月 9日

THE NEW STANDARD 「ザ・ニュー・スタンダード」 / HERBIE HANCOCK (1996)

CDの帯(初回プレス盤):ザ・ニュー・スタンダード / ハービー・ハンコックAlbum Cover (front): The New Standard / Herbie Hancock前回とり上げたボズ・スキャッグスのブルース・アルバム「Come On Home / カム・オン・ホーム」でも触れていたように、1990年代の半ば過ぎ頃はブルージーなものやジャジーなものにちょっと嵌っていたのですが、ジャジーな曲が含まれているアルバムはいくつか持っていたものの、ジャズのアルバムというのは持ってなかったので、何か良いものがないかと思っていたんですよね。

ただ、ジャズとは言っても、まったりとしたものではなく、なんかこうエッジの効いたシャープなサウンドのものが聴きたいなと漠然と思っていたわけですが、そんな中、CDショップのジャズのコーナーで見つけたのが、当時リリースされたばかりだったこのハービー・ハンコックのアルバム「he New Standard / ザ・ニュー・スタンダード」でした。

帯とバックカヴァーに書かれた曲目を見て、ポップスやロック、或いはリズム&ブルースといったジャンルの曲をジャズ・サウンドにアレンジしたカヴァーアルバムだということは分かったものの、勿論、実際どんなサウンドなのかなんてことは全く知らないまま、曲目の中にドン・ヘンリーの"New York Minute"が記されていたことと、帯に書かれた紹介文を頼りに買ったわけですが、一応、ハービー・ハンコックの名前と"Rockit"の1曲だけは知っていたということも、購入を決めた理由のひとつでした。ただ、自分はこのとき初めてハービー・ハンコックがジャズ・ミュージシャンだということを知ったんですよね。

というのも、その唯一知っていた曲である"Rockit"はシンセ主体のファンキーな曲で、全然ジャズという感じではなかったですからね。

ちなみに、その"Rockit"は日本のラジオでも割と流れていて、インストゥルメンタル曲ながらも洋楽のチャート番組ではトップ10に入っていたように記憶しています。

ということもあり、ごく普通のジャズ・アルバムではないだろうとは思ってましたが、先に記したようにポップスやロック及びリズム&ブルースのカヴァーアルバムであり、ビートルズやサイモン&ガーファンクルといった有名どころの曲も取り上げられているということで、どういったアレンジがされてようとも、それなりに楽しめるのではないかとは思ってましたね。

Album Cover (back): The New Standard / Herbie Hancock   CD Case (back cover): The New Standard / Herbie Hancock   CD: The New Standard / Herbie Hancock

カヴァーとは言っても、オープニング曲の"New York Minute"を筆頭に、曲の中に出てくるのは一部のフレーズだけで、曲の大半は独自の解釈による演奏といったように、原曲を知っていても、その曲のカヴァーだとは中々気付かないようなものもあるので、原曲が好きだからという理由で購入すると面食らうかもしれません。これを斬新と捉えるか、はたまた破壊と捉えるか・・・。

とは言え、代表曲のひとつである"Rockit"でも分かるように、これまでもファンクやヒップホップといった要素を取り込んだ中で、ジャズというジャンルの拡張を試みてきた人だったことから、これもまたハービー・ハンコック流の自然な解釈とも捉えることができるのではないかと。

そもそも、ジャズやモダンジャズというのは、元々、このようにカヴァーを繰り返しながらスタンダード曲というものを確立してきた歴史があることから、今後のジャズ界というものも視野に入れた上で、新たなるスタンダードを提示しようという考えもあったのでしょうか? それにしても、リリースされてから20年を過ぎた今でも全く古い感じがしないですね。

 

TRACK LIST
1. New York Minute / ニューヨーク・ミニット - Don Henley
2. Mercy Street / マーシー・ストリート - Peter Gabriel
3. Norwegian Wood (This Bird Has Flown) / ノルウェーの森 - The Beatles
4. When Can I See You / ホエン・キャン・アイ・シー・ユー - Babyface
5. You've Got It Bad Girl / バッド・ガール - Stevie Wonder
6. Love Is Stronger Than Pride / ストロンガー・ザン・プライド - Sade
7. Scarborough Fair / スカボロ・フェア - Simon & Garfunkel
8. Thieves In The Temple / シーヴス・イン・ザ・テンプル - Prince
9. All Apologies / オール・アポロジーズ - Nirvana
10. Manhattan (Island Of Lights And Love) / マンハッタン - Written by Herbie Hancock, Jean Hancock
11. Your Gold Teeth Ⅱ / ユア・ゴールド・ティース II - Steely Dan [Bonus Track]

NOTES
• Herbie Hancock (ハービー・ハンコック) - Piano
• Michael Brecker (マイケル・ブレッカー) - Tenor and Soprano Saxophone
• John Scofield (ジョン・スコフィールド) - Acoustic and Electric Guitar, Electric Sitar
• Dave Holland (デイヴ・ホランド) - Acoustic Bass
• Jack DeJohnette (ジャック・ディジョネット) - Drums, Electric Percussion
• Don Alias (ドン・アライアス) - Percussion

• 日本盤初回プレスCD [Japanese First Pressing CD]
• ボーナス・トラック付
• 日本語解説付

 

▼ Herbie Hancock, Allstars in Japan 1996 - New York Minute

https://www.youtube.com/watch?v=mv7fUOLKDf4

 

▼ Herbie Hancock - Manhattan (Island Of Lights And Love)

https://www.youtube.com/watch?v=-lTUuwO725U

 

▼ Herbie Hancock And The New Standard All Stars Live at Montreux Jazz Festival 1997 (Full)
https://www.youtube.com/watch?v=OKQqo--NVZU

▼ Herbie Hancock All Stars - The New Standards Live (June 27th 1997, Montreal Jazz Festival)
https://www.youtube.com/watch?v=aGe0dPoJSuM

2017年8月17日

I NEED YOU 「アイ・ニード・ユー」 / F.R. DAVID (1983)

Japanese 7 Inch Vinyl Single Record - Picture Sleeve (front): I Need You 「アイ・ニード・ユー」 / F.R. David   Japanese 7 Inch Vinyl Single Record - Picture Sleeve (back): I Need You 「アイ・ニード・ユー」 / F.R. David   Japanese 7 Inch Vinyl Single Record: I Need You 「アイ・ニード・ユー」 / F.R. David

前回の「Words / ワーズ」に引き続き、今回も手持ちのシングル盤の中から F.R. デイヴィッドのシングル「I Need You / アイ・ニード・ユー」をピックアップ。

このシングル盤を買ったときのことはよく覚えていないのですが、ヨーロッパでは"Words" (1982) の後に、"Pick Up the Phone" (1982) 、"Music" (1983) といった曲がシングルとしてリリースされていたものの、日本ではこの"I Need You"が"Words"に続くシングルとして話題になっていたような記憶があります。日本ではCMソングとしても使われていましたからね。

ちなみに、この"I Need You"は、1982年リリースのファーストアルバム"Words"と、1984年リリースのセカンドアルバム"Long Distance Flight"の合間の1983年にシングルのみでリリースされた曲で、オリジナル・アルバムには未収録の曲ということになります。ただし、"Long Distance Flight"の日本盤にはこの"I Need You"も収録されていたようです。

 

Japanese 7 Inch Vinyl Single Record - Picture Sleeve (front): I Need You 「アイ・ニード・ユー」 / F.R. David

Japanese 7 Inch Vinyl Single Record - Picture Sleeve (back): I Need You 「アイ・ニード・ユー」 / F.R. David

Japanese 7 Inch Vinyl Single Record (Label): I Need You 「アイ・ニード・ユー」 / F.R. David

 

補足しておくと、このシングルに収録されているのは、時間表記が「3:11」のヴァージョンですが、本国のフランスをはじめ、ヨーロッパの国々でリリースされた12インチのシングルの方には、1分半ほど長いヴァージョン(時間表記は「4:42」)が収録されています。

 

▼ F.R. David - I Need You (7" Single Version - 3:11)

https://www.youtube.com/watch?v=eZqaBI1ppDE

 

▼ F.R. David - I Need You (Special Maxi Version - 4:42)

https://www.youtube.com/watch?v=5-QzTp-vli0

 

なお、コンピレーション・アルバム等には、これらとはまた違う「4:20」のヴァージョンが収録されていることが多いようです。

▼ F.R. David - I Need You (Long Version - 4:20)
https://www.youtube.com/watch?v=XKVVSCe_n30

 

TRACK LIST
Side A: I Need You / アイ・ニード・ユー
Side B: Porcelain Eyes / ポーセリン・アイズ

NOTES
• Format: 7-inch Vinyl Single Record
• 解説・歌詞付(対訳無し)
• Released in Japan

 

 

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2017年8月13日

WORDS 「ワーズ」 / F.R. DAVID (1982)

Japanese 7 Inch Vinyl Single Record - Picture Sleeve (front): Words 「ワーズ」 / F.R. David   Japanese 7 Inch Vinyl Single Record - Picture Sleeve (back): Words 「ワーズ」 / F.R. David   Japanese 7 Inch Vinyl Single Record: Words 「ワーズ」 / F.R. David

1982年から1983年にかけてヨーロッパ全土を席巻するほどのヒットとなったのが、このチュニジア出身のフランス人シンガーソングライター、F.R. デイヴィッドの「Words / ワーズ」。

ヨーロッパの国々でチャート1位の大ヒットとなったこの曲、本国のフランスでは惜しくも2位止まりだったものの、フランス国内だけで100万枚のセールスを記録する大ヒットとなっています。

この"Words"がヨーロッパの国々でヒットしたのは秋から冬にかけてといったこれから寒さが増していくという時期でしたが、清涼感に満ちた透明感溢れるサウンドは、この暑い季節にもピッタリといった感じで、この曲を聴くだけで体感温度がいくらか下がるかのようでもあります。

音楽のスタイルとしてはヨーロッパの方だとシンセ・ポップというジャンルで語られることが多いようで、実際、シンセサイザーが印象的なサウンドといった感じですが、テクノのようなピコピコとしたサウンドではないので、F.R. デイヴィッドの声と相まって、どこか感傷的で切ない雰囲気がありますね。

 

Japanese 7 Inch Vinyl Single Record - Picture Sleeve (front): Words 「ワーズ」 / F.R. David

Japanese 7 Inch Vinyl Single Record - Picture Sleeve (back): Words 「ワーズ」 / F.R. David

Japanese 7 Inch Vinyl Single Record (Label): Words 「ワーズ」 / F.R. David

 

当時はラジオでも頻繁にこの曲が流れていた記憶があるので、恐らくは、ヨーロッパほどではないにしても、日本でも割とヒットしたのではないかと思います。実際、日本でリリースされた次のシングル「I Need You / アイ・ニード・ユー」と、それに続くシングル「Girl (You Are My Song) / ガール」がCMで使われたのはこの「Words / ワーズ」のヒットがあったからでしょうし、自分もこうしてシングル盤を買っていたわけですからね。

 

▼ F. R. David - Words

https://www.youtube.com/watch?v=D6NlidHs6bM

 

ちなみに、この"Words"がCMで使われることは無かったようですが、実はそっくりな曲がコカ・コーラのCMソングとして作られていたようですね。

▼ ディスク2の12曲目「Yes Coke Yes '83 秋 (初音盤化) 」を試聴してみてください。

コカ・コーラCMソング集 1962-89
http://www.hmv.co.jp/artist_Various_000000000000075/item_1962-89_1510012

 

TRACK LIST
Side A: Words / ワーズ
Side B: When The Sun Goes Down / ホエン・ザ・サン・ゴーズ・ダウン

NOTES
• Format: 7-inch Vinyl Single Record
• 解説・歌詞付(対訳無し)
• Released in Japan

• Singles Charts: Austria(1位) / Belgium(1位) / Denmark(1位) / Germany(1位) / Ireland(1位) / Italy(1位) / Norway(1位) / Spain(1位) / Sweden(1位) / Switzerland(1位) / France(2位) / Netherlands(2位) / UK(2位) / US(62位)
• Year-End Singles Charts: Belgium(1位) / Switzerland(1位)

 

 

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2017年5月15日

ALL TIME GREATEST HITS / HARRY NILSSON (1989)

CDの帯:ニルソン Best / ニルソンAlbum Cover (front): All Time Greatest Hits / Harry Nilsson全20曲が収録されたこのニルソンのベスト・アルバム「All Time Greatest Hits / ニルソン Best」は、一見、日本で企画されたアルバムのように見えますが、実際は本国のアメリカでもリリースされたアルバムの日本盤です。とは言っても、これを買った当時は、てっきり日本独自で企画されたベスト・アルバムかと思っていたんですけどね。

1989年というリリース年を見ても分るように、この"All Time Greatest Hits"は、世の中の主流がレコード盤からCDに移り変わって間もない頃にリリースされたアルバム(日本盤のリリースは1991年)であり、CDとしてリリースされたニルソン初のベスト・アルバムでもあったわけですが、当時はニルソンのベストがあれば買って聴いてみたいなと漠然と思っていたこともあり、上手い具合に丁度いいタイミングでリリースされて購入できたアルバムでもありました。

米英で共に1位を記録した代表曲のひとつである「Without You / ウィザウト・ユー」も、この当時の日本では今ほど知られていないような感じではありましたが、そういう自分も、このアルバムを買うまではその"Without You"がバッドフィンガーのカヴァーなんてことは知らなかったんですよね。

それと、アルバムを買うまでは、どちらかといえば"AOR"っぽいシンガーなのかなと思っていたのが、意外とヘンテコ、もとい、風変わりな曲があったりして、思ったよりも実験的なミュージシャンだったんだという驚きもあったりして、そういった意味では意に反して楽しめたアルバムでもありましたね。

「Jump Into The Fire / ジャンプ・イントゥ・ザ・ファイアー」や「Spaceman / スペイスマン」といった曲などはニルソンのイメージには全くなかったものでしたし、それに「Coconut / ココナッツ」なんて、初めて聴いたときはなんじゃこりゃと思いましたからね。しかも、この曲がビルボードチャートで8位に入るヒットを記録したと知って更にビックリ。

一方で、ビートリーな「Good Old Desk / 古い机」や「Nobody Cares About The Railroad Anymore / 忘れられた鉄道」をはじめ、「Caroline / キャロライン」(ランディ・ニューマンのカヴァー)、「Remember / リメンバー」といった普遍的な魅力を持ったスタンダードナンバー風の曲があったりして、いや、ほんと様々なスタイルの曲が同居するおもちゃ箱みたいなベストで面白いです。

ちなみに、ウィキペディアには、実質のデビュー作となる1967年リリースのアルバム"Pandemonium Shadow Show"を聴いたジョン・レノンがニルソンの元に電話をかけ、「You are great!」と、賞賛したというエピソードは有名。といった記述がされています。

 

CD Csae (front) with Obi: All Time Greatest Hits / Harry Nilsson   CD Csae (back): All Time Greatest Hits / Harry Nilsson   Booklet (back): All Time Greatest Hits / Harry Nilsson

 

主な収録曲のチャートポジションは以下の通り。

1969年 "Everybody's Talkin'"(US 6位 / UK 23位)
1969年 "I Guess the Lord Must Be in New York City"(US 34位)
1971年 "Me and My Arrow"(US 34位)
1971年 "Without You"(US 1位 / UK 1位)
1972年 "Jump into the Fire"(US 27位)
1972年 "Coconut"(US 8位 / UK 42位)
1972年 "Spaceman"(US 23位)
1972年 "Remember"(US 53位)
1973年 "As Time Goes By"(US 86位)
1974年 "Daybreak (From Son Of Dracula)"(US 39位)

 

Gold Pack シリーズ:All Time Greatest Hits / Harry Nilsson

 

TRACK LIST
1. Everybody's Talkin' / 2. Sleep Late, My Lady Friend / 3. Good Old Desk / 4. Don't Leave Me / 5. 1941 / 6. Cowboy / 7. One / 8. Coconut / 9. Daybreak (From Son Of Dracula) / 10. Without You / 11. I Guess The Lord Must Be In New York City / 12. Caroline / 13. Daddy's Song / 14. Jump Into The Fire / 15. Without Her / 16. Me And My Arrow / 17. Nobody Cares About The Railroad Anymore / 18. Spaceman / 19. As Time Goes By / 20. Remember

1. うわさの男 / 2. スリープ・レイト・マイ・レディ・フレンド / 3. 古い机 / 4. ドント・リーヴ・ミー / 5. 1941 / 6. カウボーイ / 7. ワン / 8. ココナッツ / 9. デイブレイク / 10. ウィザウト・ユー / 11. 孤独のニューヨーク / 12. キャロライン / 13. ダディズ・ソング / 14. ジャンプ・イントゥ・ザ・ファイアー / 15. ウィザウト・ハー / 16. アローは友だち / 17. 忘れられた鉄道 / 18. スペイスマン / 19. 時のたつまま / 20. リメンバー

NOTES
• 日本盤発売日:1991年11月21日(日本では「Gold Pack シリーズ」の一枚としてリリース)
• 解説・歌詞付(対訳無し)

 

▼ Nilsson - Without You
https://www.youtube.com/watch?v=sEd6Wkx_rCI

▼ Nilsson - Good Old Desk
https://www.youtube.com/watch?v=DafgwTBk8pQ

▼ Nilsson - Remember
https://www.youtube.com/watch?v=ujBU32Ghvgs

2017年4月 5日

BAD FOR GOOD / JIM STEINMAN (1981)

Album Cover (front): Bad for Good / Jim Steinman実質、ジム・スタインマンとの共同プロジェクト作品と言えるミート・ローフの大ヒット・アルバム「Bat Out of Hell / 地獄のロック・ライダー」や、数々のヒット曲のソングライターとして知られるジム・スタインマンが1981年にリリースしたソロ・アルバムがこの"Bad for Good"。

当初は、この"Bad for Good"も、その"Bat Out of Hell"の続編を想定して準備されていたようですが、ミート・ローフ側との間で何らかの問題が生じた結果、自身のソロ・アルバムとしてリリースされることになったようです。

私自身はといえば、当時は"Bat Out of Hell"のことはおろか、ミート・ローフのことすら知らずに、このアルバムをLPレコードで買っていたんですよね。

購入したきっかけは、ラジオで聴いた"Rock and Roll Dreams Come Through"に惹かれてというものだったのですが、実際はレコード店でアルバムのジャケットを見たことで購入を決断したようなところがありました。何となく"Rock and Roll Dreams Come Through"以外にも壮大でドラマティックな曲が沢山収録されているような雰囲気がありましたからね。

収録時間の関係からか、LPレコードでは別途にシングル盤が付属していて、CDの9曲目に収録されている"The Storm"と、10曲目の"Rock and Roll Dreams Come Through"は、そのシングル盤の方に収録されていたのですが、そのレコード盤には"The Storm"がアルバムのプロローグ、そして、"Rock and Roll Dreams Come Through"がアルバムのエピローグと記してあったことから、本来ならその"The Storm"を1曲目にして聴くのがこのアルバムの正式な形なのかもしれません。なお、レコード盤では"Rock and Roll Dreams Come Through"の後に収録されていた"Choral Reprise"は、このCDだと"Rock and Roll Dreams Come Through"に組み入れられた形でひとつのトラックとして収録されています。

 

▼ LPレコードに付属のシングル盤のA面

7-inch Extra EP - A Side (Enclosed with the Vinyl LP): Bad for Good / Jim Steinman  7-inch Extra EP - A Side (Enclosed with the Vinyl LP): Bad for Good / Jim Steinman

▼ こちらはB面

7-inch Extra EP - B Side (Enclosed with the Vinyl LP): Bad for Good / Jim Steinman  7-inch Extra EP - B Side (Enclosed with the Vinyl LP): Bad for Good / Jim Steinman

 

でも、当時は期待して買ったアルバムではあったものの、実際は"Rock and Roll Dreams Come Through"ばかりというか、それだけを聴いていたように思います。逆に言えば、それだけ"Rock and Roll Dreams Come Through"に惹かれていたということではあるんですけどね。

とは言っても、この"Bad for Good"をCDで買い直したときは、このアルバムに収録されている曲がリメイクされて収録されているミート・ローフの「Bat Out of Hell II / 地獄のロック・ライダー II ~地獄への帰還」と「Bat Out of Hell III / 地獄のロック・ライダー 3 ~最後の聖戦!」を買った後だったことから、LPレコードで聴いていたときよりも、より馴染み深い印象がありましたね。

ちなみに、"Lost Boys and Golden Girls"、"Love and Death and an American Guitar"、"Out of the Frying Pan (And into the Fire)"、"Rock And Roll Dreams Come Through"の4曲が、その後、ミート・ローフのアルバム「Bat Out of Hell II / 地獄のロック・ライダー II ~地獄への帰還」に収録。ただし、"Love and Death and an American Guitar"だけは"Wasted Youth"へと曲名が変更されています。まぁ、この"Love and Death and an American Guitar"は、曲というかミュージカル風な語りなんですけどね。

なお、"Rock and Roll Dreams Come Through"はビルボードチャートで32位を記録。そして、ミート・ローフがカヴァーした"Rock and Roll Dreams Come Through"は同13位を記録しています。

そして、更にその後は、タイトル・トラックの"Bad for Good"がミート・ローフのアルバム「Bat Out of Hell III / 地獄のロック・ライダー 3 ~最後の聖戦!」に収録。なお、この"Bat Out of Hell III"には"The Storm"も"Seize the Night"の一部としてイントロ部分に導入されています。

 

▼ Jim Steinman - Rock and Roll Dreams Come Through

https://www.youtube.com/watch?v=3qqhc9Id-Os

 

又、"Stark Raving Love"は後に"Holding Out for a Hero"へと形を変えてボニー・タイラーへ提供されることになり、1984年の映画「フットルース」のサウンドトラックからシングルとしてもリリースされました。この"Holding Out for a Hero"は日本でも日本語でカヴァーした曲の「ヒーロー」がドラマの主題歌として使用されてヒットしたことから知っている人も多いのではないでしょうか。原曲の"Stark Raving Love"の方は、後半の2本のギターが絡み合うソロがとってもカッコイイ曲。

ちなみに、1983年に英米で共にNo.1を記録したボニー・タイラーの大ヒット曲"Total Eclipse of the Heart"の作者もこのジム・スタインマンです。

 

▼ Jim Steinman - Stark Raving Love

https://www.youtube.com/watch?v=J18ihQmr0d0

 

▼ Bonnie Tyler - Holding Out For A Hero (TV show)

https://www.youtube.com/watch?v=cSL2ZfgPj1U

 

▼ 麻倉未稀 - ヒーロー

https://www.youtube.com/watch?v=AryH2Usu2C8

 

CD Case (front): Bad for Good / Jim Steinman  CD Case (back): Bad for Good / Jim Steinman  CD Case (inside): Bad for Good / Jim Steinman

 

Booklet (back): Bad for Good / Jim SteinmanTRACK LIST
1. Bad For Good / 2. Lost Boys And Golden Girls / 3. Love And Death And An American Guitar / 4. Stark Raving Love / 5. Out Of The Frying Pan (And Into The Fire) / 6. Surf's Up / 7. Dance In My Pants / 8. Left In The Dark / 9. The Storm / 10. Rock And Roll Dreams Come Through / 

NOTES
• Import (USA)
• Released (CD): 2008/4/1
• 歌詞付

• LPレコードでは、1-4がA面、5-8がB面、9と10は付属のシングル盤 (Extra EP) に収録

• Single: "Rock and Roll Dreams Come Through" US 32位

 

 

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2016年10月18日

SPILT MILK 「こぼれたミルクに泣かないで」 / JELLYFISH (1993)

CDの帯 : こぼれたミルクに泣かないで / ジェリーフィッシュAlbum Cover (front): Spilt Milk / Jellyfish   Album Cover (back): Spilt Milk / Jellyfish   CD Case (back cover): Spilt Milk / Jellyfish

このジェリーフィッシュ、ポップでありながらも、一癖あるサウンドといった印象もあり、当初はてっきりイギリスのバンドとばかり思っていましたが、実際はアメリカのバンドなんですよね。

残念ながら、グループとしての活動期間は短く、マニアックな人気を博しながらも、わずか2枚のアルバムを発表しただけでバンドは解散してしまったのですが、どちらかといえば本国のアメリカよりもイギリスでの評価が高かったバンドでもありました。

で、その残された2枚のアルバムの内の1枚が、セカンド・アルバムにしてラスト・アルバムであるこの「Spilt Milk / こぼれたミルクに泣かないで」。

冒頭でも述べたように、全体的にポップではあるものの、このどこか屈折感を帯びたようなちょっぴり癖のあるサウンドを受け入れられるかどうかで好き嫌いが分かれるのかもしれませんが、そこに魅力を感じることができれば、自分のように一気に嵌ってしまう可能性があるのではないかと思います。まぁ、チーズ好きの人でもブルーチーズだけは苦手という人も案外多いですが、あえて例えるならそんな感じかと(笑)。

ブルーチーズといえば、もとい(笑)、親しみやすいながらもちょっぴり癖のあるサウンドといえば、これまた大好きなバンドである"XTC"が直ぐに思い浮かぶのですが、実際、個人的には両バンドに共通点を感じる部分は多いですね。どことなく牧歌的な雰囲気があるというのも類似点のひとつですし、両バンド共にビートルズとビーチ・ボーイズを引き合いに出して語られることが多いというのも共通点のひとつかと。

まぁ、個人的には、巷で言われるほどにはこのジェリーフィッシュと"XTC"にビートルズやビーチ・ボーイズのイメージが被ることは無いのですが、少なからず影響を受けたであろうことは感じられるところではあります。ただ、ビートルズとビーチ・ボーイズがメジャーな人気を博していたのに対し、このジェリーフィッシュと"XTC"は、どちらかといえばマニアックな人気に支えられたバンドといった点で大きな違いがあるんですけどね。

ちなみに、ウィキペディアには、音楽評論家"Tom Demalon"がこのアルバムについて評した言葉として、「夢見るようなボーカル・ハーモニー、サーカスのようにグルグル回るオルガンのパッセージ、それにザクザクとしたギターが、ビートルズやザ・ビーチ・ボーイズの最良の部分を想起させるような手法で積み重ねられている」といった内容の発言が記載されています。

Booklet: Spilt Milk / Jellyfish

アルバムは、ビルボードチャーで164位と、本国のアメリカに於いてはいまひとつパッとしなかったものの、イギリスでは21位を記録し、同じくイギリスのシングルチャートではアルバムからシングルカットされた「The Ghost At Number One / スーパースターに救いの手を」が43位、「New Mistake / ニュー・ミステイク」が55位を記録しています。

 

▼ Jellyfish - Joining A Fan Club

https://www.youtube.com/watch?v=rZrtww0p0FI

 

▼ Jellyfish - The Ghost At Number One

https://www.youtube.com/watch?v=bP1SkB-Sny4

 

▼ Jellyfish - New Mistake

https://www.youtube.com/watch?v=HvZFvjkG4vo

 

▼ Jellyfish - Bye Bye Bye

https://www.youtube.com/watch?v=ymPQ_LtRpTY

 

▼ Jellyfish - Acoustic In Japan medley
https://www.youtube.com/watch?v=7hBoD03j7OQ

 

余談になりますが、実は、バンドの中心メンバーでもあるアンディ・スターマーは、日本の女性デュオ「パフィー」の名付け親でもあります、又、その「パフィー」が2004年にリリースしたミニ・アルバム「59」ではアンディ・スターマーがプロデュースを担当し、全曲の作曲と英語の作詞も行っており、アルバムには「Joining A Fan Club / ファンクラブに入るなら」のカヴァーも収録されています。

 

TRACK LIST
1. Hush / 2. Joining A Fan Club / 3. Sebrina, Paste, And Plato / 4. New Mistake / 5. Glutton Of Sympathy / 6. The Ghost At Number One / 7. Bye Bye Bye / 8. All Is Forgiven / 9. Russian Hill (Sturmer) / 10. He's My Best Friend / 11. Too Much, Too Little, Too Late / 12. Brighter Day

1. おやすみ / 2. ファンクラブに入るなら / 3. セブリナとペーストとプラトンと / 4. ニュー・ミステイク / 5. 憐れみの王様 / 6. スーパースターに救いの手を / 7. バイ・バイ・バイ / 8. 優しく許して / 9. ラッシャン・ヒル / 10. 彼は僕のともだち / 11. 言葉にさよならを / 12. あしたがあるから

NOTES
• 発売日:2005年7月6日(再発盤)
• 解説・歌詞・対訳付

JELLYFISH - BAND MEMBERS (Listed in Booklet)
• Andy Sturmer (アンディ・スターマー) - Sang, Played Drums, Some Guitar and Some Keyboards
• Roger Manning (ロジャー・マニング) - Played Keyboards and Sang
• Tim Smith (ティム・スミス) - Played Bass and Sang

2015年10月15日

BALLADS & BLUES 1982-1994 / GARY MOORE (1994)

CDの帯(初回プレス盤):ベスト・オブ・ゲイリー・ムーア~バラッズ・アンド・ブルース / ゲイリー・ムーアAlbum Cover (front): Ballads & Blues 1982-1994 / Gary Moore  Album Cover (back): Ballads & Blues 1982-1994 / Gary Moore  CD Case (back cover): Ballads & Blues 1982-1994 / Gary Moore

これは、アルバムタイトルが示すようにバラードとブルースを集めたゲイリー・ムーアのコンピレーションアルバムで、更には、これまでの曲に加えて3曲の新曲も収録されています。

しかも、またひとつ名曲が生まれたと感じさせられるような「One Day / ワン・デイ」をはじめ、新曲のどれもがこれまた素晴らしいんですよね。

ジャジーで落ち着いた雰囲気の「With Love (Remember) / ウィズ・ラヴ(リメンバー)」と、ブルージーなインストゥルメンタル曲の「Blues for Narada / ブルーズ・フォー・ナラダ」は、共に7分を超える曲ですが、どちらもスタンダードナンバーと言われても納得しそうなほど渋い曲。時々、こういった曲を聴きたくなることってあるんですよね。勿論、両曲共ゲイリー・ムーアのオリジナル曲なんですけどね。

又、こういったスローな曲を集めたコンピレーションアルバムだと、起伏に乏しく、全体的に多少だるく感じることもあったりするのですが、このアルバムはロックスタイルのパワーバラードとジャジーでブルージーなバラードがうまく組み合わさっている所為か、そういう風に感じることが無いんですよね。恐らくは、水彩だと思うのですが、アートワークもいい感じで、ベストアルバム以上の存在価値を持ったトータルバランスに優れたアルバムといった印象。

CD Case (inside): Ballads & Blues 1982-1994 / Gary Moore  CD: Ballads & Blues 1982-1994 / Gary Moore

私自身は、ハードロック時代の"Run for Cover"(LPレコード)が、始めて買ったゲイリー・ムーアのアルバムで、当時はそのロックな部分に惹かれていたわけですが、今では、そんな自分も、ゲイリー・ムーアといえばブルースといったイメージの方が強くなっています。ただ、2011年に58歳という若さで亡くなられことだけが残念でなりません。

なお、アルバムには表記されていませんが、「Still Got the Blues / スティル・ゴット・ザ・ブルーズ」と「Falling in Love with You / フォーリング・イン・ラヴ・ウィズ・ユー」の2曲はシングルヴァージョンで収録。そして、「Empty Rooms / エンプティ・ルーム」は、1985年リリースのアルバム「Run for Cover / ラン・フォー・カヴァー」に収録されていた再録音ヴァージョンの方が収録されています。又、「Parisienne Walkways / パリの散歩道」はライヴアルバム"Blues Alive"に収録されているヴァージョンです。

ちなみに、「Crying in the Shadows / クライング・イン・ザ・シャドウズ」は、ゲイリー・ムーアが本田美奈子さんに提供した曲「the Cross -愛の十字架-」のセルフカヴァーです。

 

▼ Minako Honda 本田美奈子 - The Cross (with Brian May 1986)

https://www.youtube.com/watch?v=d1fbcEtBWaU

 

▼ Gary Moore - Always Gonna Love You (Music Video)

https://www.youtube.com/watch?v=c0gg4zY0oZ0

 

▼ Gary Moore - Empty Rooms (Music Video)
https://www.youtube.com/watch?v=JF8CLGq7EXQ

▼ Gary Moore - Still Got The Blues (Live)
https://www.youtube.com/watch?v=4O_YMLDvvnw

▼ Gary Moore - Parisienne Walkways (1993 Blues Alive)
https://www.youtube.com/watch?v=7L4JMF2aHD0

 

TRACK LIST
1. Always Gonna Love You / 2. Still Got The Blues / 3. Empty Rooms / 4. Parisienne Walkways (Live) / 5. One Day / 6. Separate Ways / 7. Story Of The Blues / 8. Crying In The Shadows / 9. With Love (Remember) / 10. Midnight Blues / 11. Falling In Love With You / 12. Jumpin' At Shadows / 13. Blues For Narada / 14. Johnny Boy

1. オールウェイズ・ゴナ・ラヴ・ユー / 2. スティル・ゴット・ザ・ブルーズ / 3. エンプティ・ルーム / 4. パリの散歩道(ライヴ) / 5. ワン・デイ(新曲) / 6. セパレイト・ウェイズ / 7. ストーリー・オブ・ザ・ブルーズ / 8. クライング・イン・ザ・シャドウズ / 9. ウィズ・ラヴ(リメンバー)(新曲) / 10. ミッドナイト・ブルーズ / 11. フォーリング・イン・ラヴ・ウィズ・ユー / 12. ジャンピン・アット・シャドウズ / 13. ブルーズ・フォー・ナラダ(新曲) / 14. ジョニー・ボーイ

NOTES
• Tracks 5, 9, 13 - Previously Unreleased
• Tracks 2, 11 - Single Version
• Track 3 - Re-Recorded Version (from "Run for Cover")

• 日本盤初回プレスCD [Japanese First Pressing CD]
• 解説・歌詞・対訳付

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