TRACK LIST 1. WORLD CITIZEN - i won't be disappointed (short version) / 2. WORLD CITIZEN (short version) / 3. WORLD CITIZEN - i won't be disappointed (long version) / 4. WORLD CITIZEN (long version) / 5. WORLD CITIZEN (remix)
NOTES • マキシ・シングル(デジパック仕様) • 歌詞付(対訳無し)
▼ Ryuichi Sakamoto - World Citizen - I Won't Be Dissapointed (Live at Zepp Tokyo 2005)
本の内容としては、2015年にイギリスで出版された"A Foreign Place - The Biography (1974-1984)"の日本語版ということになるのですが、日本版では独自に、音楽雑誌「ミュージック・ライフ」の秘蔵写真や、過去に掲載されていたインタビュー記事が加えられた特別編集版となっています。
私自身は、2011年に出版された「ミック・カーン自伝」の方も購入しているので、そこでミック自身が語っていたことを裏付けるようなエピソード(例えば、"Quiet Life"と"Gentlemen Take Polaroids"の製作に携わったプロデューサーのジョン・パンターが、作曲者にデヴィッド・シルヴィアンの名前しか表記されていないことを不思議に思っていたといったこと)があったり、その「ミック・カーン自伝」で語られていた出来事が、この本ではまた違う立場の人による視点で取り上げられていることにより、人それぞれに様々な見解があるのだということを知ることができたのも良かったですね。
これは坂本龍一の呼びかけで結成されたユニット、「N.M.L. (No More Landmine)」のマキシシングル「Zero Landmine」。 ただ、マキシシングルとは言っても、トータルの収録時間は44分少々と、通常のアルバムと言っても差し支えない程のヴォリュームで、付属のブックレットも充実した内容。ちなみにパッケージはデジパック仕様です。
元々は民放テレビ局の開局50周年に合わせて企画された「地雷 ZERO キャンペーン」の一環として、趣旨に賛同した坂本龍一がこの曲を手掛けたわけですが、その坂本氏の呼びかけにより、趣旨に共感した国内外のミュージシャンが集結し、結成したユニットがこの「N.M.L. (No More Landmine)」というわけです。
TRACK LIST 1. Zero Landmine 2. Zero Landmine (piano + vocal version) / Ryuichi Sakamoto & David Sylvian 3. Zero Landmine (piano + cello version) / Ryuichi Sakamoto & Mari Fujiwara 4. Zero Landmine (short version) 5. Zero Landmine (piano version) / Ryuichi Sakamoto 6. Zero Landmine (the track)
今でこそ、このアルバムならではのサウンドに魅了されている部分があるものの、実のところ、当時は、あまりにもダークな印象があるこのアルバム「Gentlemen Take Polaroids / 孤独な影」をそれほど気に入ってなかったんですよね。
LPレコードで言うところのA面1曲目のタイトルトラック"Gentlemen Take Polaroids"と、B面1曲目の"Methods Of Dance"の2曲は比較的とっつき易いこともあり、そこそこ気に入って聴いていた記憶はあるのですが、何せジャケット写真のイメージも相まって、アルバム全体が重苦しく憂鬱な雰囲気があり、少年だった当時はその点がどうも苦手でしたね。
オリジナルのレコード盤にはA面4曲、B面4曲の計8曲が収録されていましたが、自分が購入したこのCDには、当時のシングル盤B面にのみ収録されていた"The Experience Of Swimming"と"The Width Of A Room"の2曲が追加されています。ただ通常と違い、この2曲はボーナストラックとしてアルバムの最後に収録されているのではなく、4曲目と8曲目に(レコード盤で例えるとA面、B面の3曲目と4曲目の間にそれぞれ挟みこむ形で)収録されています。
TRACK LIST 1. Gentlemen Take Polaroids / 2. Swing / 3. Burning Bridges / 4. The Experience Of Swimming [Bonus Track] / 5. My New Career / 6. Methods Of Dance / 7. Ain't That Peculiar / 8. Nightporter / 9. The Width Of A Room [Bonus Track] / 10. Taking Islands In Africa
この「Very Best Of / ザ・ヴェリー・ベスト・オブ」は、7曲のビデオ・クリップと、'82年に行われたハマースミス・オデオン(イギリス)でのライヴ映像12曲が収録された"Japan"のDVDです。なお、ライヴ映像の方は 、バンド解散後に"Oil On Canvas"のタイトルでリリースされたライヴアルバムと同一音源の映像版ですが、数曲はカットされており、曲順も多少違います。
7曲が収録されたビデオ・クリップに関して言えば、"Japan"のプロモということで、さぞかし凝った作りなんだろうと期待して見てしまうと、肩透かしを食らってしまうほど、どれもが演奏シーンだけの極めてシンプルな作りです。特にハンザ・レーベル時代のものは安上がりに作られたといった印象があるのですが、ただ、ヴァージン・レーベル移籍後の"Visions Of China"だけは多少演出が加えられたものとなっています。とは言っても、バンドが存在しない今となっては、シンプルに演奏シーンが多く見れるということで、結果論的に言えばコレはコレで良かったようにも思います。案外、凝ったものって飽き易いですからね。
そして後半に収録されている"Oil On Canvas"のライヴ映像はと言えば、これはもう"Japan"のライヴがどんなものであったのかを知ることができる正に貴重な映像です。ライヴと言えども、拍手や歓声は低く抑えられている印象で、淡々と演奏される曲の数々は、やもするとスタジオ盤を聴いているような錯覚に陥るかのようですが、そこもまた"Japan"らしいところでもあり、とってもクール。
TRACK LIST 1. Life In Tokyo / 2. Quiet Life / 3. I Second That Emotion / 4. Gentlemen Take Polaroids / 5. Swing / 6. Visions Of China / 7. Nightporter / 8. Overture (Burning Bridges) / 9. Sons Of Pioneers / 10. Gentlemen Take Polaroids / 11. Swing / 12. Cantonese Boy / 13. Visions Of China / 14. Canton / 15. Ghosts / 16. Still Life In Mobile Homes / 17. Methods Of Dance / 18. The Art Of Parties / 19. Voices Raised In Welcome, Hands Raised In Prayer
ということで、収録曲は全て初期から中期のハンザ時代のものですが、日本を除いては、それほど注目されなかったハンザ時代の"Japan"も、ヴァージン移籍後には一躍脚光を浴びる存在になったことから、ハンザからは、その後、人気に便乗した形で、自分達が持つ音源を手を変え品を変えといった具合に次々と後追いでシングルを発売しています。と、まぁ、そんな経緯もあって、この時代の楽曲はいくつものヴァージョンで溢れかえっており、特に"Life In Tokyo"にいたっては、この"The Singles"に8曲もが収録される結果になっています。
ただ、こういったハンザのようなやり方は、大抵は失敗しそうなものですが、それでも、'81年リリースの"Quiet Life"(19位)、'82年の"European Son"(31位)、'82年の"I Second That Emotion"(9位)、'82年の"Life In Tokyo"(28位)、'83年の"All Tomorrow's Parties"(38位)と、後追いにもかかわらず、それぞれにチャートインを記録しているのですから、レコード会社のビジネスとしてはそれなりに成功したんでしょうね。勿論、それに引きずられるかたちで旧アルバムも売れたことでしょうし・・・。
例えば"Adolescent Sex"は「Disc 1-4: Adolescent Sex」と、「Disc 2-8: Adolescent Sex (Re-Recorded Version)」の2曲が収録されていますが、実際は「Disc 1-4」も"Re-Recorded Version"です。曲の長さは「Disc 2-8」が1秒長い表記になってはいますが、聴いた限りでは単に無音部分が長いだけのような気がします。ただ、この2曲、よく聴いてみると、音に若干の違いがあるような気もするので、この辺りは中々侮れないところかと。ちなみに海外のファンサイトには「Disc 2-8」は"exactly the same as on Disc 1"と表記されています。
又、「Disc 1-5: Sometimes I Feel So Low」と、「Disc 2-7: Sometimes I Feel So Low (12" Version)」はどちらも曲の長さの表記は「3:49」と全く同じで、サウンドの違いも全く分かりません。これも多分同じなのでは?
そして、「Disc 1-10: Quiet Life」、「Disc 1-13: Quiet Life」、「Disc 2-15: Quiet Life (Extended Version)」と、3曲が収録された"Quiet Life"について言えば、「Disc 1-10」が早めにフェードアウトして終わるビデオクリップと同一のヴァージョンで、「Disc 1-13」が'81年にリリースされたシングルヴァージョンのようです。ただシングルヴァージョンとはいっても、特別目新しさは無く、オリジナルを短く編集しただけといった印象。そして、「Disc 2-15: Quiet Life (Extended Version)」はといえば、アルバムヴァージョンと同じにしか聴こえず、何処がエクステンデッドなのか良く分かりません。
と、ここまで例を挙げて終わろうとしていたのですが、ここまできたら最後まで行ってみようと思います(笑)。これ以外に複数の曲が収録されているのは、"I Second That Emotion"、"European Son"、"Life In Tokyo"です。
まずは"I Second That Emotion"から。この曲は「Disc 1-9: I Second That Emotion」、「Disc 1-17: I Second That Emotion」、「Disc 2-12: I Second That Emotion (Extended Remix)」と、3曲が収録されています。「Disc 2-12」の"Extended Remix"は、オリジナルに比べて1分以上長くなっています。そして「Disc 1-9」と「Disc 1-17」は共に何も表記されていませんが、「Disc 1-17」の方は、 '82年にシングルリリースされた7インチ盤のリミックスヴァージョンです。こちらはイントロ部分から違いがあるので、比較的オリジナルとの違いが分かりやすいですね。
続いては、同じく3曲が収録された"European Son"。こちらは「Disc 1-15: European Son」、「 Disc 2-6: European Son (12" Version)」、「Disc 2-14: European Son (Extended Remix)」と、きちんと表記が分かれており、リミックスの違いも顕著で分かりやすいですね。
最後は、8曲もが収録される結果となった"Life In Tokyo"。まずは「Disc 1-7: Life In Tokyo (Short Version)」と、「Disc 1-8: Life In Tokyo (Part 2)」。こちらは最初にリリースされた7インチ・シングルのA面とB面に収録されていたヴァージョンで、「Disc 1-11: Life In Tokyo」も、恐らくは「Disc 1-7」と同じと思われるヴァージョンです。表記されている曲の長さも全く同じですしね。
そして「Disc 2-1: Life In Tokyo」は、'82年に再発されたシングル盤に収録されていたヴァージョンで、28位を記録した「1982 Special Remix」ですね。続いて収録されている「Disc 2-2: Life In Tokyo (Theme)」は、そのB面に収録されていた曲で、オリジナル曲のテンポを極端に下げて編集されたようなインストゥルメンタルヴァージョン。
「Disc 2-5: Life In Tokyo (12" Extended Version)」は、最初にリリースされたオリジナルの12インチヴァージョンで、こちらは曲の長さが7分ちょっとあり、ショートヴァージョンの2倍程に拡張されています。
「Disc 2-9: Life In Tokyo (Extended Remix)」は、別名「Special Remix 12"」と呼ばれているヴァージョンで、「Disc 2-10: Life In Tokyo (12" Theme)」は、単に12インチに収録されていたというだけで、恐らくは「Disc 2-2: Life In Tokyo (Theme)」と同一ヴァージョン。この2曲も表記されている曲の長さは全く同じです。
[Disc 1] 1. Don't Rain On My Parade / 2. State Line / 3. The Unconventional / 4. Adolescent Sex / 5. Sometimes I Feel So Low / 6. Love Is Infectious / 7. Life In Tokyo (Short Version) / 8. Life In Tokyo (Part 2) / 9. I Second That Emotion / 10. Quiet Life / 11. Life In Tokyo / 12. European Son / 13. Quiet Life / 14. A Foreign Place / 15. European Son / 16. Alien / 17. I Second That Emotion / 18. Halloween
[Disc 2] 1. Life In Tokyo / 2. Life In Tokyo (Theme) / 3. All Tomorrow's Parties / 4. In Vogue (Live In Tokyo) / 5. Life In Tokyo (12" Extended Version) / 6. European Son (12" Version) / 7. Sometimes I Feel So Low (12" Version) / 8. Adolescent Sex (Re-Recorded Version) / 9. Life In Tokyo (Extended Remix) / 10. Life In Tokyo (12" Theme) / 11. All Tomorrow's Parties (1983 Remix by Steve Nye) / 12. I Second That Emotion (Extended Remix) / 13. Halloween (12" Version) / 14. European Son (Extended Remix) / 15. Quiet Life (Extended Version) / 16. Fall In Love With Me
収録曲の中からオリジナルアルバム未収録をピックアップすると、Disc 1-1 "Adolescent Sex"はクレジットはされていないものの、収録されているのは"Re-Recorded Version"です。Disc 1-2 "Stateline"はイギリスでのファーストシングル"Dont Rain On My Parade"のB面に収録されていた曲で、初期ならではの妖艶な魅力を秘めています。Disc 1-6 "Life In Tokyo"はサードアルバム"Quiet Life"のリリースに先立ち、シングルでのみリリースされた曲で、言わば後期ジャパンの出発点となった曲でもあります。同じく、Disc 1-7 "European Son"もシングルのみのリリース曲。Disc 1-8 "All Tomorrow's Parties"はイントロ部分がカットされた短縮ヴァージョンで、アルバム収録曲に比べると1分以上短くなっています。そして、「Disc 1」最後の収録曲、"I Second That Emotion"は、こちらもシングルのみのリリースとなった曲です。
「Disc 2」では、1曲目の"Life In Tokyo (Part 2)"がシングル盤"Life In Tokyo"のB面に収録されていた曲。ただ (Part 2)とはいっても、オリジナル曲からヴォーカル部分を多少カットして継ぎはぎしただけといった感じの曲ですね。続いて、Disc 2-2~5の4曲はヨーロッパの一部の国のみでリリースされた"Live in Japan"の収録曲で、"In Vogue"以外は原曲が分からなくなる位に大胆なアレンジで演奏されているのが興味深いところです。Disc 2-6 "Life In Tokyo (Theme)"は原曲のヴォーカル部分をカットし、回転数を落として編集し直されただけという印象の曲?。それから、Disc 2-7 "All Tomorrow's Parties (1983 Remix)"は、'83年にシングルとしてリリースされたヴァージョンで、英38位を記録。同様に、Disc 2-8 "I Second That Emotion (Extended Remix)"も、'82年にシングルとしてリリースされ、英9位を記録したヴァージョン。そして「Disc 2」最後の"Life In Tokyo (Long Version)"は12インチシングルとしてリリースされたヴァージョンとなっています。
[Disc 1] 1. Adolescent Sex /
2. Stateline /
3. Communist China /
4. ...Rhodesia /
5. Suburban Berlin /
6. Life In Tokyo /
7. European Son /
8. All Tomorrow's Parties /
9. Quiet Life /
10. I Second That Emotion
[Disc 2] 1. Life In Tokyo (Part 2) /
2. In Vogue (Live Version) /
3. Deviation (Live Version) /
4. Obscure Alternatives (Live Version) /
5. Sometimes I Feel So Low (Live Version) /
6. Life In Tokyo (Theme) /
7. All Tomorrow's Parties (1983 Remix) /
8. I Second That Emotion (Extended Remix) /
9. Life In Tokyo (Long Version)