音楽 (アナログ・レコード:LP)

2020年6月12日

DEDICATION 「青春に捧げるメロディー」 [初回プレス限定版LPレコード] / BAY CITY ROLLERS (1976)

LPレコードの帯(初回プレス盤):青春に捧げるメロディー / ベイ・シティ・ローラーズ

Album Cover (front): Dedication / Bay City Rollers

日本に於いては、絶頂期とも言える時期にリリースされ、実際、オリコンの総合アルバムチャートでは3週にわたり1位を記録したアルバムということもあり、この"Dedication"(青春に捧げるメロディー)を最も思い出に残るベイ・シティ・ローラーズのアルバムとして挙げる人(特にかつてのティーンエイジャー女子)も多いのではないでしょうか。

しかも、収録曲の充実度も高いことから、人それぞれに思い出の曲があるアルバムなのではないかとも思いますね。

補足しておくと、当時の日本に於いてビッグ3と言われ人気を博していたクイーン、キッス、エアロスミスでもオリコンの総合アルバムチャートで3週にわたり1位を記録したアルバムはありません。

ただ、このアルバムは英国盤と米国盤/日本盤では収録曲、及び曲順に違いがあるため、CD化された際に英国盤に準じた輸入盤を買った人は違和感を覚えたのではないかと。

なにしろ、日本でも人気の高い曲のひとつで、シングルとしてもヒットした"I Only Want To Be With You"(二人だけのデート)は英国盤のオリジナルLPには収録されていなかったこともあり、CD化された際はボーナストラックとして収録されていたようですからね。

その他にも、英国盤のオリジナルLPでは"Are You Cuckoo?"(カッコー鳥)が未収録で、先にシングルとしてリリースされてヒットした"Money Honey"と"Rock N' Roll Love Letter"(米国盤/日本盤には未収録)が収録されているというアルバム構成だったので、LP時代のこの日本盤のアルバムに慣れ親しんだ人達からするとやっぱり違和感ありまくりだったのではなかと思います。

 

▼ ちなみに、イギリス盤LPの収録曲と曲順は以下の通り。

UK Edition (Bell Records)

[Side 1]
1. Let's Pretend
2. You're a Woman
3. Rock 'N Roller
4. Don't Worry Baby
5. Yesterday's Hero
[Side 2]
1. My Lisa
2. Money Honey
3. Rock 'N Roll Love Letter
4. Write A Letter
5. Dedication

 

この辺りの事情については、直前の1976年3月に北米市場だけにリリースされたアルバム"Rock N' Roll Love Letter"及び、日本の独自編集で1976年8月にリリースされたベスト・アルバム"Rock And Roll Love Letter"(ニュー・ベスト)にはシングルとしてリリースされヒットした"Money Honey"と"Rock N' Roll Love Letter"がそれぞれのアルバムに収録されていたものの、イギリスに於いてはこの2曲はシングルのみのリリースで、アルバム未収録だったことから、この2曲が"Dedication"に収録されることになったと思われます。"I Only Want To Be With You"が収録されなかったことについては"Money Honey"と"Rock N' Roll Love Letter"が収録されたことによる時間的制約も然ることながら、アルバムとは別にシングルのみでリリースした方が利益が出るとの判断があったからではないかと。

とは言っても、"Money Honey"と"Rock N' Roll Love Letter"は共にアラン・ロングミュアー在籍時の曲なので、全曲が新曲で構成されたアメリカ及び日本盤の方が時系列的には本来の姿と言えるのではないかと思います。やっぱり、3曲目の"Rock 'N Roller"~"I Only Want To Be With You"~"Yesterday's Hero"と続くこの構成こそがこのアルバムの要であり最大の見せ場だと思うところではありますね。

一時期、かつてのアメリカ、及び日本盤LPレコードと同じ曲構成(ボーナストラック付き)で日本盤CDが発売されたこともあったようですが、残念ながら今は全て廃盤みたいですね。しかも、これらの中古盤は軒並みかなりの高値で販売されているんですよね。それだけ需要があるということなんでしょうか。いつかまたオリジナルの日本盤が再発されるといいですね。

ただ、日本盤LPレコードに親しんだ人達には、以前にリリースされた日本盤CDのように、たとえボーナストラックであろうと、このアルバムに"Money Honey"や"Rock N' Roll Love Letter"といった曲が収録されていると、きっと違和感があるのではないかと(思い入れも相まって)。 いやいや、その2曲は「ニュー・ベスト」だろうと(笑)。

Dedication / Bay City Rollers    Dedication / Bay City Rollers

ちなみに、このLPレコード、実はつい数年前に買ったものなんですよね。オリジナルの日本盤CDが無かったこともあり、それならばと、どうせなら当時の雰囲気を感じて楽しもうとLPレコード(中古)を買ったというもの。ということで、初回限定版なるものがあったことを知ったのもこのときでした。

12 Inch Vinyl LP (Label): Dedication / Bay City Rollers    Bcrdedicationlbl2

日本に於いては"I Only Want To Be With You"(二人だけのデート)に続くシングルの"Yesterday's Hero"(イエスタデイズ・ヒーロー)と"Rock 'N Roller"(ロックン・ローラー)は両A面シングルとしてリリースされました。

▼ シングル盤のジャケット(イエスタデイズ・ヒーロー / ロックン・ローラー)
https://www.discogs.com/ja/Bay-City-Rollers-Yesterdays-Hero-RockN-Roller/release/2881323#images/28150837

▼ シングル盤のジャケット(ロックン・ローラー / イエスタデイズ・ヒーロー)
https://www.discogs.com/ja/Bay-City-Rollers-Yesterdays-Hero-RockN-Roller/release/2881323#images/28150839

 

▼ こちらは初回プレスの特典(ベイ・シティ・ローラーズ - タータン・インタビュー・シート)

Bay City Rollers - Tartan Interview Sheet: flexi vinyl + Sleeve    Bay City Rollers - Tartan Interview Sheet: Japanese lyric sheet (front)    Bay City Rollers - Tartan Interview Sheet: Japanese lyric sheet (back)

この「タータン・インタビュー・シート」と題された赤いレコード盤はソノシートと呼ばれるもので、このソノシートには、1976年にアメリカのアトランティック・シティで行われたメンバーへのインタビューの様子が収録されています。(※ ソノシート:ビニールなどで作られた薄手のやわらかいレコード盤)。

▼ Bay City Rollers interview in Atlantic City 1976
https://www.youtube.com/watch?v=T23syyN4T0c

 

なお、新加入のイアン・ミッチェルはタイトルトラックの"Dedication"でリードヴォーカルをとっていますが、このアルバム一枚で脱退したことから、このアルバムが参加した唯一のアルバムとなりました(イアン・ミッチェルがヴォーカルをとった"Dedication"については、脱退後にプレスされたアルバム及び、脱退後にリリースされたシングルは共にレスリーのヴォーカル・ヴァージョンに差し替えられています)。

自分はと言えば、当時、毎週欠かさず聴いていた、せんだみつおが司会を務める洋楽ヒット・チャートのラジオ番組「オール・ジャパン・ポップ 20」での、この「青春に捧げるメロディー」がベイ・シティ・ローラーズ初の1位になれなかった曲になったというコメントが不思議と頭に残っています。当時は歌うというよりも語りっぽくて、なんか風変わりな曲といった感じがしていたので妙に納得したようなところがあったからでしょうか。というか、実を言うと、当時は、よしよし、ようやく勢いが止まってきたかと思ってました(笑)。

と言うのも、当時、自分が最も好きだったバンドはキッスとクイーンで、その「オール・ジャパン・ポップ 20」ではキッスとクイーンの曲の上位進出が毎回ベイ・シティ・ローラーズに阻まれていたようなところもあったので、正直言うと邪魔だなぁと思っていたんですよね(笑)。しかも、ベイ・シティ・ローラーズだけならまだしも、後には、脱退したイアン・ミッチェルやらパット・マッグリンのバンドの曲までもがチャートの上位にランクされるようになり、その邪魔な敵?が増殖したようになっていましたからね(笑)。

まぁ、ただ、そうは言っても、ベイ・シティ・ローラーズの曲は、その「オール・ジャパン・ポップ 20」で毎週聴かされていたこともあり、自然と脳裏に刻み込まれて思い出にもなっているんですよね。そして、時を経て、こうしてLPレコードを買うに至るという(笑)。

 

▼ その頃の「オール・ジャパン・ポップ 20」のチャートはこちら

■ 1977年 1月~3月
http://www.asahi-net.or.jp/~MA8C-MRKM/ajp/ja/771.htm
■ 1977年 4月~6月
http://www.asahi-net.or.jp/~MA8C-MRKM/ajp/ja/772.htm
■ 1977年 7月~9月
http://www.asahi-net.or.jp/~MA8C-MRKM/ajp/ja/773.htm
■ 1977年 10月~12月
http://www.asahi-net.or.jp/~MA8C-MRKM/ajp/ja/774.htm
■ 1978年 1月~3月
http://www.asahi-net.or.jp/~MA8C-MRKM/ajp/ja/781.htm

■ 1位獲得記録(1967年以降)
[12週]
• 二人だけのデート/ベイ・シティ・ローラーズ(1976年~1977年)
• ストレンジャー/ビリー・ジョエル(1978年)

全国ポピュラーベストテン(ウィキペディア)

ね、邪魔だと思うのも分かるでしょ?(笑)。

ちなみに、先にも記した日本独自のベスト・アルバム「ニュー・ベスト」は、この「青春に捧げるメロディー」の直前にリリースされたアルバムだったものの、ベイ・シティ・ローラーズが初来日した1976年12月以降に売れ行きが急激に伸び、「青春に捧げるメロディー」に引き続きオリコンの総合アルバムチャートに於いて、1977年1月31日付から2月14日付まで3週にわたって1位を記録しています。補足しておくと、その1977年は、この後も次作の「恋のゲーム」が2週にわたって同チャートで1位となっていることから、この当時のベイ・シティ・ローラーズの人気の凄さを改めて思い知るところではあります。

オリコン週間LPチャート第1位(1976年) - ウィキペディア
オリコン週間LPチャート第1位(1977年) - ウィキペディア

※ 補足
日本に於ける洋楽アーティストの記録(オリコンの総合ランキングで1位になったアルバム数)では、サイモン&ガーファンクルと、マライア・キャリーが共に5作でトップ。続いてボン・ジョヴィの4作。そして、それに続くのがビートルズとベイ・シティ・ローラーズの3作。

なお、ベイ・シティ・ローラーズは、史上初めて通算3作目のアルバム1位を獲得した洋楽バンド(1977/7/25付のLP「恋のゲーム」)でもあります。ちなみに、近年映画の大ヒットで話題になったクイーンは2作(「華麗なるレース (1977)」と「クイーン・ジュエルズ (2004)」)が1位を記録。

 

▼ Bay City Rollers - I Only Want To Be With You (Midnight Special 1976)

https://www.youtube.com/watch?v=HRxtAPljpZ4

 

▼ Bay City Rollers - Rock 'N Roller (Midnight Special 1976)

https://www.youtube.com/watch?v=HlmSEIyzMlI

 

▼ Bay City Rollers - Yesterday's Hero (Japan TV Show)

https://www.youtube.com/watch?v=gHDCJVoObGE

 

Album Cover (back): Dedication / Bay City Rollers

ベイ・シティ・ローラーズが何かと批判の対象になっていたことについては、クイーンもまだまだアイドル視されていた時代だったですし、キッスもあのメイクにコスチュームですから(笑)子供騙しだ何だと批判されていたので、自分自身はベイ・シティ・ローラーズを特に敵視するようなこともなく、キッスやクイーンと同じ世代のバンドとして頑張ってほしいなとは思っていましたし、音楽という部分でも他のバンドには無いベイ・シティ・ローラーズならではの魅力を持ったバンドだという認識は持っていました。

それに、他のバンドからの批判の声は多々あっても、キッスやクイーンのメンバーがベイ・シティ・ローラーズを批判するような発言をしたことを見聞きしたことはなかったですからね。ベイ・シティ・ローラーズについて意見を求められたジーン・シモンズが「それぞれの世代に合ったバンドは必要なんだ」と答えていたことは今でも覚えています。

又、そのジーンが「ファンあっての自分達」といったことや、「評論家やメディアに批判されようとも自分達はファンが望むことをやる」といった発言をしていたことから、ベイ・シティ・ローラーズも、アイドル的要素が強かったとは言え、バンドを続けていれば、徐々に認められてくる部分もあったのではないかと思うところもあります。

まぁ、過去のライヴ動画を観ると、キッスやクイーンが人気に比例してステージセットや照明がどんどん豪華になっていっていたのに対して、ベイ・シティ・ローラーズの場合は人気が絶頂期にあっても、依然としてステージセットといったものにはお金はかけないといった様子で、そういった点を見れば、バンドを支えるマネージメント側の姿勢に問題があったと思わざるを得ない感じはしますけどね。

 

▼ Bay City Rollers - I dig Kit Kat (キットカットのCMソング)
https://www.youtube.com/watch?v=zn4ALmJOoMM

 

Album Cover (front): Dedication / Bay City Rollers

自分自身はベイ・シティ・ローラーズの顔として一番印象に残っているのはリードヴォーカルのレスリー・マッコーエンではなく、何故かギターのエリック・フォークナーなんですよね。自分のイメージではベイ・シティ・ローラーズと言えば、不思議とこの人の顔が真っ先に思い浮かびます。

そういえば、ファンの子(女子)は取り分け自分が誰のファンであるかを積極的にアピールするという現象が顕著に表れていたグループがこのベイ・シティ・ローラーズでもあったように思います。つまりは今で言う「推しメン」(イチ推しのメンバー)ですね。

日本の音楽雑誌なんかでは、レスリー・マッコーエンのみならず、他のメンバーもそれぞれに人気があったような記憶がありますが、失礼ながらドラマーのデレク・ロングミュアーのファンの人って果たしているのだろうか?と当時は思っていました(笑)。又、短期間ながらも新メンバーとして在籍していたイアン・ミッチェルやパット・マッグリンも日本では人気が高かったようで、先に「オール・ジャパン・ポップ 20」の個所で記したように、脱退直後に結成したバンド(Rosetta Stone / イアンミッチェルとロゼッタストーン)、(Pat McGlynn's Scotties / パット・マッグリンとスコッティーズ)に於いても、リリースされたシングルが洋楽チャート番組の上位にランクされるなど、人気を博していました。

 

▼ Bay City Rollers - Let's Pretend (TopPop)
https://www.youtube.com/watch?v=iV9YrKN67ds

▼ Bay City Rollers - You're A Woman
https://www.youtube.com/watch?v=AtcFeOoJ8II

▼ Bay City Rollers - Don't Worry Baby (Japan TV Show)
https://www.youtube.com/watch?v=IMUkBPKR6vw

▼ Bay City Rollers - Dedication (Ian Mitchell Version)
https://www.youtube.com/watch?v=RroWdXsALh0

 

BAY CITY ROLLERS - BAND MEMBERS (Listed on Back Cover)
• Leslie McKeown (レスリー・マッコーエン) - Lead vocals and background vocals
• Eric Faulkner (エリック・フォークナー) - Lead Guitar, Rhythm Guitar, Acoustic Guitar and vocals
• Stuart Wood (Woody) (スチュアート・ウッディ・ウッド) - Bass and vocals
• Derek Longmuir (デレク・ロングミュアー) - Drums, percussion and vocals
• Ian Mitchell (イアン・ミッチェル) - Rhythm guitar and vocals (Lead vocals on "Dedication")

 

TRACK LIST (Vinyl LP / Japanese First Pressing Edition)
[Side 1]
1. Let's Pretend / レッツ・プリテンド (Eric Carmen)
2. You're a Woman / すてきな君 (Eric Faulkner, Stuart Wood)
3. Rock 'N Roller / ロックン・ローラー (Eric Faulkner, Stuart Wood)
4. I Only Want To Be With You / 二人だけのデート (Mike Hawker, Ivor Raymonde)
5. Yesterday's Hero / イエスタデイズ・ヒーロー (Harry Vanda, George Young)

[Side 2]
1. My Lisa / マイ・リサ (Tony Sciuto, Sammy Egorin)
2. Don't Worry Baby / ドント・ウォリー・ベイビー (Brian Wilson, Roger Christian)
3. Are You Cuckoo? / カッコー鳥 (Russ Ballard)
4. Write A Letter / 愛をこめたレター (Stuart Wood, Les McKeown, Ian Mitchell)
5. Dedication / 青春に捧げるメロディー (Guy Fletcher, Doug Flett)

[Bay City Rollers - Tartan Interview Sheet]
Side A: 1976年6月26日 アメリカ・アトランティック・シティにて (Interview 26 June 1976, Atlantic City U.S.A. Part-1)
Side B: 1976年6月26日 アメリカ・アトランティック・シティにて (Interview 26 June 1976, Atlantic City U.S.A. Part-2)

 

LPレコードの帯(初回プレス盤) - 下部:青春に捧げるメロディー / ベイ・シティ・ローラーズ

NOTES
• Format: Vinyl LP (Japanese First Pressing LP - Limited Edition)
• 特典(初版分に限り):ベイ・シティ・ローラーズのタータン・インタビュー・シート付!(対訳シート付き)
• 解説・歌詞・対訳付(見開きシートに1枚のシートが挟めてあり、都合6面の仕様になっています)

• Gatefold sleeve with Obi Strip and Japanese lyric sheet insert (Only Initial pressing has Bay City Rollers' interview flexi vinyl with Japanese translation insert)

• Album: UK 4位 (Silve) / US 26位 (Gold / 1977-RIAA) / JP 1位(3週連続 / オリコン総合アルバム・チャート)
• Singles: "I Only Want To Be With You" UK 4位 / US 12位、"Yesterday's Hero" US 54位、"Dedication" US 60位

 

■ ちなみに、ベイ・シティ・ローラーズのヒット曲として有名な"I Only Want To Be With You"は、1963年にダスティ・スプリングフィールドが発表した曲のカヴァーで、オリジナルの方も英4位、米5位のヒットを記録しています。

▼ Dusty Springfield - I Only Want To Be With You
https://www.youtube.com/watch?v=6opirWRSj4c

■ この曲はその後も数多くカヴァーされており、こちらはニコレット・ラーソンの"I Only Want To Be With You"。

▼ Nicolette Larson - I Only Want To Be With You
https://www.youtube.com/watch?v=7lVZ-Kq0c2Q

■ こちらはサマンサ・フォックスの"I Only Want To Be With You"。

▼ Samantha Fox - I Only Want To Be With You
https://www.youtube.com/watch?v=O9LZfgFltQw

■ こちらは日本のアイドルデュオ、ピンク・レディーのカヴァー。これは、オリジナルのカヴァーと言うよりも、ベイ・シティ・ローラーズのヴァージョンをカヴァーしたアレンジですね。

▼ ピンク・レディー - 二人だけのデート
https://www.youtube.com/watch?v=pZSxG0g98VE

■ 2019年には元スパイス・ガールズのエマ・バントン(feat. ウィル・ヤング)もカヴァー。

▼ Emma Bunton - I Only Want to Be with You (feat. Will Young) (Official Audio)
https://www.youtube.com/watch?v=vVVj_OFy_QY

 

 

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Gold [3CD] (2019) / Bay City Rollers

2018年9月14日

KISS - ACE FREHLEY (SOLO ALBUM) / ACE FREHLEY (1978)

LPレコードの帯:キッス - エース・フレーリー / エース・フレーリーAlbum Cover with Obi Strip (Vinyl LP): KISS - Ace Frehley (Solo Album) / Ace Frehleyこちらは、当時購入したLPレコードで、キッスのメンバー4人が一斉にリリースしたソロ・アルバムの中のエース・フレーリー版。

アメリカのビルボード・チャートでは、ジーンの22位に次ぐ26位を記録し、他のメンバーのソロ・アルバムと同様、100万枚のセールスを示すプラチナムに認定されています。

自分はといえば、当時はまだ未成年で、収入源はお小遣いだけだったということもあり、4人のソロ・アルバムをまとめて購入することはできず、1枚ずつ買い揃えていったんですよね。

アルバムの中では"What's On Your Mind?"と"Fractured Mirror"の2曲が当時から好きで、インストゥルメンタル曲の"Fractured Mirror"については、「へ~、エースって、こういった一面もあるんだ」と思ったりもしていました。その他にも、ミディアム・テンポの"Snow Blind"や"Ozone"といった曲も結構好きで、アルバムとしても割とバラエティーに富んだ構成になっていて楽しめます。

ただ、シングル・カットされたカヴァー曲の"New York Groove"(作者はラス・バラードで、1975年にイギリスのバンド"Hello"が英9位のヒットを記録)がビルボード・チャートで13位まで上がるヒットを記録し、更には12週もの間トップ40に居続けたことについては、こう言ってはなんですが「なんでこんな曲が?」と、当時から不思議に思っていましたね。

というのも、アルバムを一通り聴いて「なんだか風変わりな曲だなぁ」と思ったのがこの"New York Groove"で、ギター・ソロも無いし、正直、つまんないと思った曲でもあったんですよね。そんなこともあって、この曲がヒットしたことについては子供ながらに「アメリカ人の感覚って分かんないなぁ」なんてことを思ったりもしていました。

それでも、その後のキッスのライヴでも披露されるようになったライヴ・ヴァージョンは結構好きなんですよね。この辺りはキッス・マジックなんでしょうか?

 

Album Cover (front): KISS - Ace Frehley (Solo Album) / Ace Frehley   Album Cover (back): KISS - Ace Frehley (Solo Album) / Ace Frehley   LPレコードの内袋: KISS - Ace Frehley (Solo Album) / Ace Frehley

LPレコードのラベル:キッス - エース・フレーリー (Solo Album) / Ace Frehley   LPレコードのラベル:キッス - エース・フレーリー (Solo Album) / Ace Frehley

 

そして、このソロ・アルバムでの成功もあってか、この後にリリースされるキッスのアルバム「Dynasty / 地獄からの脱出」では、ジーンの2曲を上回り、メインのポールと並ぶ3曲でエースがリード・ヴォーカルをとるなど、これまで以上に存在感を示すことになります。

当時の自分は、こうしたエースの台頭はキッスをより強力にするものと思って歓迎していたのですが、エース自身はソロ活動へ向けて着々と自信をつけていったのか、結果的に、その後エースはバンドを脱退し、ソロ活動の道を選択することに。

 

Japanese 12-inch Vinyl Record: KISS - Ace Frehley (Solo Album) / Ace Frehley

 


 

Dの帯:KISS - エース・フレーリー / エース・フレーリーAlbum Cover (front): KISS - Ace Frehley (Solo Album) / Ace Frehley   CD Case (back cover): KISS - Ace Frehley (Solo Album) / Ace Frehley

そして、こちらは2016年に再発された日本盤CD。貧相な帯は元より、LP時代には封入されていた4人のジャケットがあしらわれた内袋も、特典のイラスト・ジグソー・ポスターも無く、特段、購買意欲をそそるものでもなかったのですが(しかも、写真を見ても分かるように、LPとは青の色味も違います)、CDは持ってなかったことから購入。

 

TRACK LIST
1. Rip It Out / 2. Speedin' Back To My Baby / 3. Snow Blind / 4. Ozone / 5. What's On Your Mind? / 6. New York Groove / 7. I'm In Need Of Love / 8. Wiped-Out / 9. Fractured Mirror

1. リップ・イット・アウト / 2. バック・トゥ・マイ・ベイビー / 3. スノウ・ブラインド / 4. オゾン / 5. ホワッツ・オン・ユア・マインド / 6. ニューヨーク・グルーヴ / 7. アイム・イン・ニード・オブ・ラヴ / 8. ワイプド - アウト / 9. フラクチャード・ミラー

NOTES
• CD発売日:2016/5/18
• SHM-CD
• 解説・歌詞・対訳付

• Album: US 26位 (Platinum / 1978-RIAA)
• Single: "New York Groove" US 13位

 

▼ KISS - New York Groove (Live At The Sydney Showground 1980)

https://www.youtube.com/watch?v=FBDgXQw2fdUA

 

▼ Ace Frehley - What's On Your Mind

https://www.youtube.com/watch?v=rgDV6Pk0RH4

 

▼ Ace Frehley - Fractured Mirror

https://www.youtube.com/watch?v=A64AP4rmg4A

 

 

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2018年2月10日

SESSION III - PROMOTIONAL RELEASE FROM YAMAHA (1981)

LPレコードの帯:SESSION III (ヤマハスピーカーフェアー記念)Album Cover (front):SESSION III (ヤマハスピーカーフェアー記念)なんと、2017年のアナログレコードの国内生産枚数が100万枚を超えたそうです。

▼ アナログレコード国内生産が16年ぶり100万枚越え。音楽ソフト全体は微減 (2018/01/25)
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1103002.html

▼ アナログレコード国内生産、16年ぶり100万枚超 (2018/01/25)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1801/25/news083.html

2017年の国内生産枚数は106万枚で、前年度の2016年と比べると33%増、生産額は19憶円(前年比32%増)となり、4年連続の2桁増になったとのこと。

自分自身は殆どのレコードを処分しており、今は僅かに残っているといった程度で、レコードを聴く機会も全く無いといった状況ですが、レコードの良いところは、聴くまでにレコード盤をジャケットから取り出して、盤を傷つけないよう注意しながらターンテーブルに乗せるといった、今だとちょっと煩わしいと思える一連の動作が伴うことにより、自然と「今から聴くぞ」といった意識が高まってくることにもあるように思います。それに、レコードの場合だと、何もせず、コーヒーでも飲みながら、ただその音楽だけを聴くといった、そんなまったりとした時間の使い方が不思議とできるような感じもするんですよね。

又、レコードを聴くときというのは、必然的に毎回ジャケットを目にするわけですし、レコード盤をジャケットから取り出すときには、レコード特有の匂いを微かに感じながら、レコード盤を直接手に取ってプレーヤーにセットすることから、そういった意味ではデジタル・データで取り込んだものとは違い、聴覚だけではない五感を刺激する要素が含まれていることも、レコードならではといったところかと。デジタル・データだとアルバムに手を触れることも、匂いを感じることもないですからね。

それと、レコードを持っている人、もしくは持っていた人は分かると思うのですが、日本国内で生産されたものと輸入盤では匂いも違うんですよね。正確には、レコード盤に加え、ジャケットに使われている紙、及びインクの香りを含めた匂いなんですが、直接音楽とは関係無いものの、そういったものもまた音楽に付随する思い出のひとつとして心の奥底に残っていたりするのではないかと。

そういえば、レコード・プレーヤーのターン・テーブルからレコードのフチを両手で挟んで持ち上げて、指の動きだけでクルっとひっくり返して裏面をセットするというあの動作を今でも簡単にできるのだろうか? なんてことをふと思ったのですが、どうなんでしょうね。しばらくやっていないとはいえ、何となくできそうな気はしますが、自信は無いです(笑)。

 

Album Cover (back):SESSION III (ヤマハスピーカーフェアー記念)   Album Cover (inside):SESSION III (ヤマハスピーカーフェアー記念)

 

解説書:SESSION III (ヤマハスピーカーフェアー記念)ということで、何か珍しいレコードを持ってなかったかなと思っていたところ、ふと思い出したのが、ずっと前にヤマハのスピーカーを買ったときに貰ったこのキャンペーン用の非売品レコード「SESSION III (ヤマハスピーカーフェアー記念)」です。

ただ、自分としては、割とレアなものかと思っていたものの、ネットで検索したら結構沢山オークションで出ているばかりか、音楽好きなら、多くの人が一度は覗いたことがあるであろう音楽データベース・サイトの"Discogs"にも掲載されていたのでビックリ。

付属の6ページの解説書には、いかに音質に重点を置き、妥協せずにレコーディングが行われたかといったことが、こと細かに専門的な解説を交えて記されているのですが、実際のところ、そういった解説に目を通さなくても一聴して直ぐに分かるほど音の良さを実感できます。

収録されているのはジャズやファンクといった要素を含んだフュージョン・サウンドといった印象ですが、当時はさほど興味があったジャンルの音楽ではなかったものの、その音の良さ(特にベースの音)に惹かれて結構良く聴いていたレコードです。まぁ、知り合いにはお昼のドラマとかのバックで流れてそうなんてちゃかされてましたけど(笑)。

 

▼ Yamaha Session III - Why Not?
https://www.youtube.com/watch?v=ceYgUjvH1-I

▼ Yamaha Session III - Nice Talking To You
https://www.youtube.com/watch?v=-hWMn8k9wLU

▼ Yamaha Session III - Pacific Dawn
https://www.youtube.com/watch?v=5pyefORMHQM

▼ Yamaha Session III - How Nice We Are!
https://www.youtube.com/watch?v=tfay0x-JRg0

 

レコード盤のラベル:SESSION III (ヤマハスピーカーフェアー記念)   レコード盤のラベル:SESSION III (ヤマハスピーカーフェアー記念)

Album Cover (inside):SESSION III (ヤマハスピーカーフェアー記念)

 

解説書:SESSION III (ヤマハスピーカーフェアー記念)MUSICIAN
• Keiko Doi (Keyboard)
• Yayoi Hirabe (Keyboard)
• Vince Colaiuta (Drum)
• Nathan East (Bass)
• Steve Forman (Percussion)

 

TRACK LIST
SIDE-A:
1. Why Not? (written by Keiko Ota) / Solo on GS-1: Keiko Ota
2. Nice Talking To You (written by Keiko Ota) / Solo on GS-1: Keiko Doi & Yayoi Hirabe

SIDE-B:
1. Pacific Dawn (written by Keiko Doi) / Solo on GS-1: Keiko Doi
2. Santa Ana Fwy. (written by Yayoi Hirabe) / Solo on GS-1: Yayoi Hirabe
3. How Nice We Are! (written by Keiko Ota) / Solo on YAMAHA Acoustic Piano: Yayoi Hirabe

 

NOTES
• ヤマハスピーカーフェアー記念キャンペーン用の非売品レコード
• 8ページの解説書つき(日本語 / 英語)
• 見開きジャケット
• Format: Vinyl LP

• Recorded at: Yamaha R&D Studio, Los Angeles, California
• Mastering at: JVC Cutting Center, Hollywood, California
• Digital Recording

 


 

そして、こちらは後に市販されたそのCD。

実を言うと、CDがリリースされていたことは、このLPの記事を書いているときに知り、探して購入したんですね。とは言っても、発売から既に30年以上も経っているということもあって、今では廃盤になっており、中古でしか手に入らなかったんですけどね。

それでも、CDがあることを知ってからは、CDで聴いてみたいとの思いがずっとあったので、数か月後にようやく見つけて手にすることができたときはやっぱり嬉しかったですね。ということで、このCDの部分は後から追記したものです。

CD Case (front):SESSION III (YAMAHA)   CD Case (back):SESSION III (YAMAHA)   Album Cover (back):SESSION III (YAMAHA)

CDの方はLPに収録されていた5曲に加え、新たに"Fortune Cookie"を追加した全6曲が収録されており、曲順も若干変更されています。

CD Case (inside):SESSION III (YAMAHA)MUSICIAN
• Keiko Doi (Keyboard)
• Yayoi Hirabe (Keyboard)
• Vince Colaiuta (Drum)
• Nathan East (Bass)
• Steve Forman (Percussion)

TRACK LIST
1. Why Not? (written by Keiko Ota) / 2. Nice Talking To You (written by Keiko Ota) / 3. Santa Ana Fwy. (written by Yayoi Hirabe) / 4. How Nice We Are! (written by Keiko Ota) / 5. Pacific Dawn (written by Keiko Doi) / 6. Fortune Cookie (written by Keiko Doi)

NOTES
• 発売元:アルファエンタープライズ
• CD発売年:1983年
• 品番:YCD8301
• 解説付
• 発売時の価格:\3,500

2014年6月14日

ROCK IN A HARD PLACE 「美獣乱舞」 / AEROSMITH (1982)

CDの帯(初CD化盤):美獣乱舞 / エアロスミスAlbum Cover (front): Rock in a Hard Place / Aerosmith   Album Cover (back): Rock in a Hard Place / Aerosmith

ジョー・ペリー(1979年脱退)と、ブラッド・ウィットフォード(1981年脱退)の2人のオリジナルギタリストに代わり、ジミー・クレスポ(前作でも部分的に参加)と、リック・デュフェイの2人のギタリストをメンバーに加えて制作されたアルバムが、通算7枚目のスタジオアルバムとなるこの「Rock in a Hard Place / 美獣乱舞」。(ただし、"Lightning Strikes"のみ、ブラッド・ウィットフォードがリズムギターで参加している)

と、オリジナルメンバー2人を欠いた状態で制作されたアルバムということもあり、エアロスミスのアルバムの中では比較的影の薄い存在となっている印象があります。

とは言っても、それほど悪いアルバムとも思えないんですよね。個人的には3年後にリリースされたオリジナルメンバーでの復活アルバム"Done with Mirrors"よりも好きです。

• 日本盤初回プレスCD(日本初CD化盤) [Japanese First Pressing CD]
• 解説・歌詞・対訳付

 

LPレコードの帯:美獣乱舞 / エアロスミス Japanese 12-inch Vinyl LP + Obi: Rock in a Hard Place / Aerosmith実を言うと、エアロスミスのアルバムで、LPレコードとして持っているのは、この"Rock in a Hard Place"1枚だけなんですよね。唯一持っているエアロスミスのLPレコードが、この"Rock in a Hard Place"というのは世界的に見てもけっこう珍しいのではないでしょうか(笑)。

何故、他のLPレコードは処分してしまったのに、この"Rock in a Hard Place"だけは残しておいたのかといえば、このアルバムだけは直ぐにはCD化されないんじゃないかと思ったから(笑)。

と、そういった経緯もあり、CD化された際は、待ってましたと言わんばかりに喜んで買った覚えがあります。

このアルバム、レコードでいうところのA面(1~5)が特に充実していて、1曲目の"Jailbait"は過去のオープニング曲と比べても遜色の無いエアロらしいへヴィーな曲ですし、2曲目の"Lightning Strikes"は一時期のライヴでも頻繁に演奏されていた曲。個人的には3曲目の"Bitch's Brew"と、5曲目の"Cry Me a River"が特に好きで、当時はアルバムからは当然"Cry Me a River"がシングルになるんだろうと思い込んでいました。又、10曲目の"Push Comes to Shove"は、復活後のアルバムに収録されていても違和感の無い曲。

 

LPレコードのラベル:Rock in a Hard Place / Aerosmith

 

ということで、アルバムの中では最も好きな曲のひつである、この"Cry Me a River"、オリジナルではなく、スタンダードナンバーのカヴァー曲なのですが、ジャジーな雰囲気ながらもエアロらしさに溢れた素晴らしいカヴァーで、それこそカヴァーと言われなければオリジナルと勘違いするほど、実に渋くてカッコいいアレンジのカヴァー曲です。ほんと好きなんですよね、この曲。

 

▼ こちらは、1990年代以降で最も成功したジャズミュージシャンの一人とも言われているカナダ生まれの女性ジャズ・ピアニスト&シンガー、ダイアナ・クラールによる"Cry Me A River"。

Diana Krall - Cry Me A River (Live In Paris)
https://www.youtube.com/watch?v=S4hPii_RVHE

▼ そして、こちらがエアロスミスの"Cry Me A River"。

Aerosmith - Cry me a River
https://www.youtube.com/watch?v=4wmLg52Bcxs

▼ "Jailbait"も過去のオープニング曲に負けず劣らずの曲。

Aerosmith - Jailbait
https://www.youtube.com/watch?v=bm2PWJiqBlE

▼ アルバムの中では"Cry Me A River"と並んで最も好きな曲のひとつ。

Aerosmith - Bitch's Brew
https://www.youtube.com/watch?v=moCEg6npE4M

 

スティーヴン・タイラーのヴォーカルは言うに及ばず、演奏面ではエアロらしさを踏まえたジミー・クレスポの活躍が光るアルバムだと思うのですが、収録曲の多くがスティーヴン・タイラーとジミー・クレスポの共作曲ということを考えれば、演奏面だけではないジミー・クレスポの貢献度といった部分も、もっと評価されてもいいのではないかと思います。

アルバムジャケットのストーンヘンジはアルバムタイトルと関連していると思うのですが、それ以外にも何かしらの意味が隠されている気がしなくもありません。

 

▼ LPレコードのラベル / 解説 & 歌詞カード

LPレコードのラベル:Rock in a Hard Place / Aerosmith   Inner Sleeve (Japanese 12-inch Vinyl LP): Rock in a Hard Place / Aerosmith

 

TRACK LIST
1. Jailbait / 2. Lightning Strikes / 3. Bitch's Brew / 4. Bolivian Ragamuffin / 5. Cry Me A River / 6. Prelude To Joanie / 7. Joanie's Butterfly / 8. Rock In A Hard Place (Cheshire Cat) / 9. Jig Is Up / 10. Push Comes To Shove

1. ジェイルベイト / 2. ライトニング・ストライクス / 3. ビッチェズ・ブリュー / 4. 彷徨えるボリヴィアン / 5. クライ・ミー・ア・リヴァー / 6. プレリュード(ジョニーに捧ぐ) / 7. ジョニーズ・バタフライ」 / 8. ロック・イン・ア・ハード・プレイス / 9. ジィグ・イズ・アップ / 10. プッシュ・カムズ・トゥ・ショウヴ

 

NOTES
• Brad Whitford - Rhythm Guitar on "Lightning Strikes"

• 日本盤初回プレスCD(日本初CD化盤) [Japanese First Pressing CD]
• 解説・歌詞・対訳付

• US 32位 (Gold / 1989-RIAA)

 

AEROSMITH - BAND MEMBERS (Listed on Inner Sleeve)
• Tom Hamilton - Bass
• Jimmy Crespo - Lead Guitar
• Joey Kramer - Drums
• Steven Tyler - Vocals, Keyboards, Harmonica, Percussion
• Rick Dufay - Guitar

 

Back Cover Photos: Rock in a Hard Place / Aerosmith

 

 

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2014年4月12日

STEREOTOMY / THE ALAN PARSONS PROJECT (1985)

LPレコードの帯:ステレオトミー / アラン・パーソンズ・プロジェクト Album Cover (front): Stereotomy / The Alan Parsons Projectこの「Stereotomy / ステレオトミー」は、前作"Vulture Culture"でのポップ路線から一転、ロック色が増した作品となりました。今でこそ、このアルバムならではの魅力を以前よりは感じることができるようになったものの、LPレコードで買った当時は全く好きになれず、最初に数回聴いた後は殆ど聴く事もなかったんですよね。

まぁ、前作とは大きくサウンドが変わったことも一因としてあるのかもしれませんが、それでも、大半のLPレコードは処分した中で、こうして数少ない手持ちのLPレコードにこのアルバムが含まれているのですから、自分の事とはいえ、分からないものですね。ただ、ひいき目に見ても一般受けはしなさそうなアルバムではあります。

アルバムの帯には「ゲイリー・ブルッカーをはじめ、6人のヴォーカリストと100名に及ぶロンドンのフィルハーモニア・オーケストラを起用」と記されているのですが、"Silence and I"(静寂と私)のような曲を期待すると肩透かしを食らいます。

アルバムの方向性からくるものなのかどうかは分かりませんが、これまでメインでヴォーカルをとっていたエリック・ウルフソンが単独でリードヴォーカルをとる曲は1曲も無く、バッキングヴォーカルで"Stereotomy"の1曲にクレジットされているだけで、今回は、その"Stereotomy"を含む3曲でリードヴォーカルをとっているジョン・マイルズがメインとなっています。

その他では"A Whiter Shade Of Pale"(青い影)でお馴染みの、元プロコル・ハルムのゲイリー・ブルッカーが"Limelight"でヴォーカルをとっています。

Album Cover (back): Stereotomy / The Alan Parsons Project アルバムタイトルにもなっている"Stereotomy"がファーストアルバムのコンセプトだったエドガー・アラン・ポーの小説「モルグ街の殺人」からの引用ということで、原点回帰を示したアルバムだとも取れると思うのですが、それでも、前作はいったい何だったのかと思うほどの変貌振り。しかも前作とはヴォーカリストも大きく変わっているので、私のみならず、戸惑われたたファンも多かったのではないかと。

しかしながら、逆に前作でのポップ感覚に違和感を感じた人にとっては、かつてのプログレ的サウンドに回帰したともとれるこちらのアルバムの方が魅力的なのかもしれません。特に7分を超える大作のタイトルトラック、それにインストゥルメンタル曲"Urbania"、"Where's The Walrus?"の2曲は素晴らしい出来ですからね。

どちらかと言えば過渡期の地味なアルバムといった印象もありますが、実は本国であるイギリスのチャートで最上位を記録したアルバムは、"Eye in the Sky"(27位)でも、"Ammonia Avenue"(24位)でもなく、この"Stereotomy"(19位)なんですよね。とかくイギリス人気質といったものが語られたりもしますが、こういった部分では文化的奥深さと成熟した音楽文化を感じるところではあります。

で、このアルバムを取り上げるにあたって、今回初めて"YouTube"で"Stereotomy"のミュージックビデオを見てみたのですが、現代アートというか、動くストーム・ソーガソン作品といった雰囲気で、妙に惹かれてしまいました。どんな内容かというと、緑色のシャツを着た男が最初から最後まで延々と前転や側転、バク転等を繰り返すという映像です(笑)。 ちなみに、ストーム・ソーガソンとは、長年アラン・パーソンズ・プロジェクト及びアラン・パーソンズのソロ作品のジャケットデザインに携わっていたデザイナーです(残念ながら昨年の2013年に亡くなられました)。

▼ The Alan Parsons Project - Stereotomy
https://www.youtube.com/watch?v=hWIZ3rWv18o

 

LPレコードのラベル:Stereotomy / The Alan Parsons Project   LPレコードのラベル:Stereotomy / The Alan Parsons Project   LPレコードのラベル:Stereotomy / The Alan Parsons Project

 

TRACK LIST
[Side One]
1. Stereotomy (ステレオトミー) / 2. Beaujolais (眠りを覚ますボジョレー) / 3. Urbania [Instrumental] (アーバニア [インストゥルメンタル]) / 4. Limelight (ライムライト)
[Side Two]
1. In The Real World (現実革命) / 2. Where's The Walrus? [Instrumental] (海獣 [インストゥルメンタル] ) / 3. Light Of The World (ライト・オブ・ザ・ワールド) / 4. Chinese Whispers [Instrumental] (チャイニーズ・ウィスパーズ [インストゥルメンタル] ) / 5. Stereotomy Two (ステレオトミー II)

NOTES
Tracks 1, 5, 9: Lead Vocal - John Miles / Track 2: Lead Vocal - Chris Rainbow / Track 4: Lead Vocal - Gary Brooker / Track 7: Lead Vocal - Graham Dye / Tracks 3, 6, 8: Instrumental
(Track 1: Backing Vocal - Eric Woolfson / Track 7: Backing Vocal - Steven Dye)

• Album: UK 19位 / US 43位
• Single: "Stereotomy" US 82位

 


 

CDの帯:ステレオトミー / アラン・パーソンズ・プロジェクトAlbum Cover (front): Stereotomy / The Alan Parsons Project   Album Cover (back): Stereotomy / The Alan Parsons Project   CD: Stereotomy / The Alan Parsons Project

そして、こちらは同タイトルのCDで、4曲のボーナス・トラックが加えられた2009年の再発盤です。

上のLPと比べても分かるように、こちらのCDはジャケットの色がかなり濃い深緑になっているのですが、もしかして、海外盤は元々こういう色だったのでしょうかね? 一応、画像検索で確認してみたのですが、これ以外にも様々な色のジャケットがあるようで良く分かりませんでした(笑)。

それでもやっぱり、できることなら当時の日本盤の色調を再現して欲しかったとは思うところ。LPを持っていたこともあるのですが、どうもこのCDの色調には馴染めないんですよね。

 

CDの帯(裏側):ステレオトミー / アラン・パーソンズ・プロジェクトTRACK LIST
1. Stereotomy / 2. Beaujolais / 3. Urbania (Instrumental) / 4. Limelight / 5. In The Real World / 6. Where's The Walrus? (Instrumental) / 7. Light Of The World / 8. Chinese Whispers (Instrumental) / 9. Stereotomy Two
[Bonus Tracks]
10. Light Of The World  (Backing Track) / 11. Rumour Goin' Round  (Demo) / 12. Stereotomy (Eric Woolfson Guide Vocal) / 13. Stereotomy (Backing Rough Mix)

1. ステレオトミー / 2. 眠りを覚ますボジョレー / 3. アーバニア(インストゥルメンタル) / 4. ライムライト / 5. 現実革命 / 6. 海獣(インストゥルメンタル) / 7. ライト・オブ・ザ・ワールド / 8. チャイニーズ・ウィスパーズ(インストゥルメンタル) / 9. ステレオトミー II
[ボーナス・トラック]
10. ライト・オブ・ザ・ワールド (Backing Track) / 11. ルーモア・ゴーイン・ラウンド (Previously Unreleased Demo) / 12. ステレオトミー (Eric Woolfson Guide Vocal) / 13. ステレオトミー II (Backing Rough Mix)

NOTES
• CD発売日:2009年1月21日(再発盤)
• 解説・歌詞・対訳付

 

 

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2014年3月25日

VULTURE CULTURE / THE ALAN PARSONS PROJECT (1984)

LPレコードの帯:ヴァルチャー・カルチャー / アラン・パーソンズ・プロジェクト Album Cover with Obi Strip (Vinyl LP): Vulture Culture / The Alan Parsons Project   Inner Sleeve (Vinyl LP): Vulture Culture / The Alan Parsons Project   Inner Sleeve (Vinyl LP): Vulture Culture / The Alan Parsons Project

アラン・パーソンズ・プロジェクト史上、最もポップなアルバムと言えるのが、この「Vulture Culture / ヴァルチャー・カルチャー」。上の写真は手持ちのLPレコードを撮ったもので、中央と右は見開き歌詞カードの表と裏です。

前作の「Ammonia Avenue (アンモニア・アヴェニュー)」から1年も経たずにリリースされたアルバムだったこともあり、初めて買ったアラン・パーソンズ・プロジェクトのアルバムが"Ammonia Avenue"だった私は、「えっ、もう出たの!」といった感じでちょっぴり驚いたことを覚えています。

収録曲は全8曲(LPレコードは片面4曲ずつという構成)、そして収録時間もトータルで40分を切る37分59秒ということもあり、アルバム全体としてもコンパクトな印象があります。

私自身は、親しみやすさもあり、前作以上に幅広く受け入れられるんじゃないかと思っていたのですが、アルバムのセールスは前作に及ばずといったところでした。

それでも、アルバムにはアラン・パーソンズ・プロジェクトらしさに溢れた魅力的な楽曲が数多く収録されており、大作感は無いものの、アルバムとしては表現方法が若干変わっただけで、クオリティーはコレまでのアルバムと比べても遜色の無いものを持っていると思います。

特に前半の4曲(LPではA面)は、どれもがシングルカットされても良さそうな曲。ただ、ファーストシングルが"Let's Talk About Me"(米56位)だったのはちょっと意外な気もしました。シングルとしては、この後に"Days Are Numbers (The Traveller)"(米71位)がセカンドシングルとしてリリースされましたが、個人的にはこれらの2曲よりも先に"Separate Lives"や、"Sooner Or Later"をシングルカットした方が良かったのでは?なんてことを当時は思ったりもしていました。

何処となくシンセ・ポップのような雰囲気になったことで、問題作と取られることもあるようですが、前作でのポップ感覚が昇華されたと考えれば、さほど違和感も感じません。

実際、個人的なベストアルバムを作るとしても、このアルバムは絶対に外せない存在ですしね。個人的には、エリック・ウルフリンがヴォーカルをとる"Separate Lives"、"Sooner Or Later"、"The Same Old Sun"の3曲と、クリス・レインボウのヴォーカルが魅力的なミディアム・スローの"Days Are Numbers (The Traveller)"、それに、アラン・パーソンズ・プロジェクトにとっては定番ともいえるインストゥルメンタル曲の"Hawkeye"といったところが好きな楽曲です。

ただ、ラストの"The Same Old Sun"なんかを聴くと、以前だったらオーケストラを使った壮大なアレンジで聴かせてくれたんだろうなと思うところもあります。

LPレコードのラベル:Vulture Culture / The Alan Parsons Project   LPレコードのラベル:Vulture Culture / The Alan Parsons Project

ちなみに、アラン・パーソンズ・プロジェクトといえば、曲ごとに複数のヴォーカリストを使うことが知られているところですが、このアルバムでもメインのエリック・ウルフリンを含め、5人のヴォーカリストが顔を揃えています。

ファーストシングルにもなった1曲目の"Let's Talk About Me"だけは、元パイロットのデヴィッド・ペイトンがヴォーカルをとっているものの、後の4人は前作と同じ布陣。ただ、デヴィッド・ペイトンも、これまでずっとアラン・パーソンズ・プロジェクトの"Bass & Vocals"としてアルバムに参加していた人物なので、そういった意味では、いつもとほぼ変わらないメンバーで制作されたアルバムといえます。

ちなみに、「デヴィッド・ペイトン(David Paton)」はファーストアルバムからアラン・パーソンズ・プロジェクトの一員として名を連ねている人物で、伝説的グループ「パイロット(Pilot)」のメンバーでもありました。パイロットのアルバムをアラン・パーソンズがプロデュースしたことから交流が始まったようですが、同じく、ファーストアルバムからアラン・パーソンズ・プロジェクトの一員として名を連ねているギタリストの「イアン・ベアンソン(Ian Bairnson)」もパイロットのメンバーだったということから、きっと二人共その頃からアラン・パーソンズに目を付けられる技量と才能を持っていたんでしょうね。ちなみにデヴィッド・ペイトンはレコードデビューする前(1969-1970)のベイ・シティ・ローラーズにも在籍していたという経歴を持っています。

確かに、"Let's Talk About Me"の曲調は、エリック・ウルフリンや、クリス・レインボウをはじめ、他の2人には合わない 感じはしますし、デヴィッド・ペイトンがヴォーカリストに選ばれたのも何となく頷けます。ただ、このキーの高いハイトーン・ヴォイスはもしかしたら好き嫌いの分かれるところかもしれません。実を言うと私も当初は多少苦手でした。今は、ポップながらも、何処となくサイケっぽい雰囲気があり気に入ってるんですけどね。

 

CDの帯:ヴァルチャー・カルチャー / アラン・パーソンズ・プロジェクト Album Cover (front): Vulture Culture / The Alan Parsons Project   Album Cover (back): Vulture Culture / The Alan Parsons Project

そして、こちらがその後に買ったCD。ライナーノーツには93年の日付が記してあるので、多分その頃に買ったものだと思います。二つ折りのディスコグラフィー付き。

TRACK LIST
1. Let's Talk About Me / 2. Separate Lives  / 3. Days Are Numbers (The Traveller) / 4. Sooner Or Later / 5. Vulture Culture / 6. Hawkeye / 7. Somebody Out There / 8. The Same Old Sun

1. レッツ・トーク・アバウト・ミー / 2. セパレイト・ライヴス  / 3. デイズ・アー・ナンバーズ (旅人は星を数える) / 4. 自由はすぐそこに / 5. ヴァルチャー・カルチャー / 6. ホークアイ / 7. 悪夢 / 8. それでも陽は昇る

NOTES
• Tracks 1: Lead Vocal - David Paton
• Tracks 2, 4, 8: Lead Vocal - Eric Woolfson
• Tracks 3: Lead Vocal - Chris Rainbow
• Tracks 5: Lead Vocal - Lenny Zakatek
• Tracks 7: Lead Vocal - Colin Blunstone
• Tracks 6: instrumental

• Album: UK 40位、US 46位
• Singles: "Let's Talk About Me" US 56位 / "Days Are Numbers (The Traveller)" US 71位

• 解説・歌詞・対訳付

 

 

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2014年2月20日

WHEELS ARE TURNIN' / REO SPEEDWAGON (1984)

LPレコードの帯:ホイールズ・アー・ターニン / REO スピードワゴンAlbum Cover (front): Wheels are Turnin' / REO Speedwagon   Album Cover (back): Wheels are Turnin' / REO Speedwagon   Album Cover (front) with Obi Strip: Wheels are Turnin' / REO Speedwagon

こちらは"REO Speedwagon"の13枚目のアルバム「Wheels are Turnin' / ホイールズ・アー・ターニン」。LPレコードは殆どを処分しているので、手元に残っているのは思い出深いものや珍しいものなど極一部なのですが、何故にこのアルバムを残していたのか自分でもちょっと不思議に思っていたところ、久しぶりにジャケットの中を覗いてみてその理由が判明。

多分、それは、この厚紙製の「ストロボ・スコープ・ホイール」なるものがおまけとして付いていたから(笑)。

 

▼ こちらがその付属のストロボ・スコープ・ホイール(ジャケット・サイズ)

帯(REOが動く!?):Wheels are Turnin' / REO Speedwagon  Cut Out Stroboscopic Wheel: Wheels are Turnin' / REO Speedwagon  Cut Out Stroboscopic Wheel: Wheels are Turnin' / REO Speedwagon

▼ 作り方を記した説明書き

Cut Out Stroboscopic Wheel: Wheels are Turnin' / REO Speedwagon

 

と、冒頭から音楽とは関係のない話から入ってしまいましたが、アルバムからは4曲のトップ40ヒットが生まれ、セカンドシングルの「Can't Fight This Feeling (涙のフィーリング)」はビルボードチャートで1位を記録。そして、アルバム自体もビルボードチャートで7位とヒットしたわけですが、私自身はといえば、"Can't Fight This Feeling"と"One Lonely Night"の2曲ばかりを聴いていた記憶があります。個人的な好みの問題なんでしょうけど、前々作の「Hi Infidelity(禁じられた夜)」でもそうでしたが、"REO Speedwagon"のロックンロールタイプの曲は多少苦手な印象がありましたね。

とは言っても、時が経っても"Can't Fight This Feeling"が名曲であることに変わりがないことを再確認。実はこのアルバムを取り上げる際に、今回初めて"Can't Fight This Feeling"のミュージックビデオを観たのですが、けっこう良いビデオですね。なんか益々この曲が好きになりました。

 

▼ REO Speedwagon - Can't Fight This Feeling (ミュージックビデオ)

https://www.youtube.com/watch?v=zpOULjyy-n8

 

▼ Can't FightThis Feeling - REO Speedwagon (スタジオでのメイキング映像)
https://www.youtube.com/watch?v=d3G3oImGXR0

▼ REO Speedwagon - Can't Fight This Feeling (Live Aid 1985) (ライヴ・エイド)
https://www.youtube.com/watch?v=mnSgEAQ-x-M

 

LPレコード盤のラベル:Wheels are Turnin' / REO Speedwagon  LPレコード盤のラベル:Wheels are Turnin' / REO Speedwagon

 

なお、アルバムの裏面にクレジットされている曲目には、1~5が「Side A」、6~9が「Side Z」と記されています。"A to Z"ということなんでしょうかね。

 

TRACK LIST
Side A: 1. I Do' Wanna Know (愛は気ままに) / 2. One Lonely Night (ワン・ロンリー・ナイト) / 3. Thru The Window (スルー・ザ・ウィンドウ) / 4. Rock 'N Roll Star (ロックンロール・スター) / 5. Live Every Moment (リブ・エブリー・モーメント)

Side Z: 1. Can't Fight This Feeling (涙のフィーリング) / 2. Gotta Feel More (ガッタ・フィール・モア) / 3. Break His Spell (ブレイク・ヒズ・スペル) / 4. Wheels Are Turnin' (ホイールズ・アー・ターニン)

 

NOTES
• Album: US 7位 (2x Platinum / 1990-RIAA)
• Singles: "I Do' Wanna Know" US 29位 / "Can't Fight This Feeling" US 1位、UK16位 / "One Lonely Night" US 19位 / "Live Every Moment" US 34位

• The LP version contained a cut out stroboscopic wheel

 

 

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2014年2月15日

HI INFIDELITY 「禁じられた夜」 / REO SPEEDWAGON (1980)

LPレコードの帯:禁じられた夜 / REO スピードワゴンAlbum Cover: Hi Infidelity / REO Speedwagon 私が初めて買った"REO Speedwagon"のアルバムが、この"Hi Infidelity"(邦題は「禁じられた夜」)でした。

ドラマティックなバラード曲である"Keep On Loving You"と、"Take It On The Run"の2曲に惹かれたからというのが購入した理由でしたが、日本では60年代ポップス的な香りがする「In Your Letter(涙のレター)」がこれらの曲以上にヒットしていました。

ビルボードチャートでは、長い間、首位だったジョン・レノンの「ダブル・ファンタジー」に取って代わり、その後15週もの間No.1の座に居座り続け、結果的には年間チャートでも「ダブル・ファンタジー」を押さえ堂々の1位を記録したわけですが、メロディックなサウンドにハイトーンヴォイスと厚みのあるコーラス・ハーモニー、そして、ギターもそれなりにハードといった、この当時の主流ともいえるハードロックの要素が高次元で兼ね備えられたサウンドは、もしかしたら、翌年にリリースされ、No.1を記録したスティクスの"Paradise Theater"や、ジャーニーの"Escape"といったアルバムにも少なからず影響与えたのかもしれません。

そういえば当時の音楽雑誌に載っていたインタヴュー記事にも、スティクスやジャーニーと比較されることに対し「自分たちが先だったんだ」みたいなことを発言していたことを何となく覚えています。

又、1971年にファースト・アルバム"REO Speedwagon"でデビューして、当時でもそれなりにキャリアを積んだグループの大ヒットアルバムだったことから、日本ではヴォーカリストの"Kevin Cronin"(ケヴィン・クローニン)の名にに引っ掛けて、苦労人が報われたみたいなことも言われていましたね。

ただ、1980年にリリースされたこの"Hi Infidelity"が大ヒットを記録したことから、一夜にして成功を掴んだかのように語られることもありますが、実際は、1978年リリースの8thアルバム"You Can Tune a Piano, but You Can't Tuna Fish"(ツナ・フィッシュ)が米29位(2x Platinum)、 1979年リリースの9thアルバム"Nine Lives"(ナイン・ライヴス)が米33位(Gold)、そして、"Hi Infidelity"の前作となる1980年リリースのベストアルバム"A Decade of Rock and Roll 1970 to 1980"(ディケイド・オブ・ロックンロール 1970~1980)が、米55位(Platinum)と、徐々に成功への足掛かりは掴んでいた印象はあります。

正直言うと、アルバムを通してというよりも、"Keep On Loving You"と、"Take It On The Run"の2曲ばかりを聴いていた思い出があるアルバムですが、当時はまたひとつお気に入りのバンドが増えたことに喜んでいました。

しかしながら、期待して買った次作の"Good Trouble"はあまり好きになれず、今度こそはと買った次々作の"Wheels Are Turnin'"でやや盛り返すも、残念ながら"REO Speedwagon"のアルバムを買うのはここでストップしてしまいました。とは言っても、ビルボードチャートでは両アルバム共に7位と、トップ10に入るヒットを記録したのですから、あくまでも個人的な好みの問題だったんでしょうけど。

それでも、やはり"Keep On Loving You"と、"Take It On The Run"の2曲は今でも自分にとっては特別な曲なんですよね。"Take It On The Run"に於けるギターソロについて、ゲイリー・リッチラスが「この曲にはハードなギターソロを入れたかったんだ」と語っていたインタヴュー記事を読んで、「うんうん、このハードなギターソロが良いんだよ」と一人で頷いていたことは今も覚えてますし、レコード盤は殆どを処分したにもかかわらず、こうして今もこのアルバム"Hi Infidelity"はレコード盤として持っているわけですからね。

 

Album Cover (front) with Obi Strip: Hi Infidelity / REO Speedwagon   Album Cover (back): Hi Infidelity / REO Speedwagon   

 

REO SPEEDWAGON - BAND MEMBERS
• Kevin Cronin - Acoustic Guitar, Guitar, Piano, Rhythm Guitar, Vocals, Background Vocals, Chorus
• Gary Richrath - Guitar, Electric Guitar, Vocals, 12 String Guitar
• Neal Doughty - Organ, Synthesizer, Piano, Keyboards, Hammond Organ
• Alan Gratzer - Drums, Tambourine, Background Vocals
• Bruce Hall - Bass, Guitar, Vocals, Lead Vocals on "Someone Tonight"

 

LPレコード盤のラベル:Hi Infidelity / REO Speedwagon  LPレコード盤のラベル:Hi Infidelity / REO Speedwagon

 

TRACK LIST
Side A: 1. Don't Let Him Go (ドント・レット・ヒム・ゴー) / 2. Keep On Loving You (キープ・オン・ラヴィング・ユー) / 3. Follow My Heart (フォロウ・マイ・ハート) / 4. In Your Letter (涙のレター) / 5. Take It On The Run (テイク・イット・オン・ザ・ラン)

Side B: 6. Tough Guys (タフ・ガイズ) / 7. Out Of Season (アウト・オブ・シーズン) / 8. Shakin' It Loose (シェイキン・イット・ルース) / 9. Someone Tonight (サムワン・トゥナイト) / 10. I Wish You Were There (アイ・ウィッシュ・ユー・ワー・ゼア)

 

NOTES
• Album: US 1位 (15 weeks)、UK 6位
• 9x Multi Platinum / 1995-RIAA

• Singles: "Keep on Loving You" US 1位、UK 7位 / "Take It on the Run" US 5位、UK 19位 / "Don't Let Him Go" US 24位 / "In Your Letter" US 20位

 

▼ Keep On Loving You (Live)

https://www.youtube.com/watch?v=iyROM4rz_eg

 

▼ Take It On The Run (Live)

https://www.youtube.com/watch?v=ZQ-uWQJNx7w

 

おまけ

▼ ギターソロでちょっぴり指があちちのゲイリー・リッチラス(笑) - Take It On The Run (Live)

https://www.youtube.com/watch?v=HsC0GSmOP8k

 

 

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2013年8月10日

ASIA 「詠時感~時へのロマン」 / ASIA (1982)

LPレコードの帯:詠時感~時へのロマン / エイジアAlbum Cover (front): Asia (1st Album) / Asia   Album Cover (back): Asia (1st Album) / Asia   Album Cover (with Obi): Asia (1st Album) / Asia

キング・クリムゾン、ロキシー・ミュージック、U.K.といったバンドで活躍していたジョン・ウェットン(ヴォーカル & ベース)に、元イエスのスティーヴ・ハウ(ギター)と、元エマーソン・レイク・アンド・パーマーのカール・パーマー(ドラムス)、それに元バグルス~イエスのジェフ・ダウンズ(キーボード)といった錚々たるメンバーで結成されたエイジアのファーストアルバムが、こちらの「ASIA (詠時感~時へのロマン)」です。ちなみに、ここで紹介しているのは手持ちの日本盤LPレコードです。

当時はファーストアルバムがリリースされる前から既にスーパーバンドの誕生として話題になっていたのですが、実際はファーストアルバムがリリースされてからの衝撃の方が遥かに大きなものでしたね。

 

Inner Sleeve: Asia (1st Album) / Asiaプログレッシヴ畑で名を馳せた4人が創り出したサウンドはといえば、プログレッシヴ・ロック色はあくまでもエッセンスとして留める程度で、ポップ色を前面に打ち出したものでしたが、親しみやすいメロディーラインを持った曲がスケール感溢れるアレンジと演奏で展開される様は、ロジャー・ディーンが手がけたアルバムカヴァーと相まって、エイジアならではの世界観が表現されていたようにも感じました。

アルバムはビルボード・チャートで9週間第1位となり、ファーストシングルの"Heat Of the Moment"も同じくビルボード・チャートで4位を記録するヒットとなりました。そしてアルバムは年間チャートでも1位となるなど商業的にも成功を納めたのでした。

▼ ASIA - Heat Of The Moment
https://www.youtube.com/watch?v=nvdYll1euGU

 

レコード盤のラベル:Asia (1st Album) / Asia   レコード盤のラベル:Asia (1st Album) / Asia

 

個人的なことを言えば、収録曲の中ではセカンドシングルとなった「Only Time Will Tell / 時へのロマン」が特に好きでしたが、実を言うとアルバムとしては次作の"Alpha"の方がよりのめり込んで聴いていた記憶があります。

▼ ASIA - Only Time Will Tell
https://www.youtube.com/watch?v=Z8alr_XJ0co

 

TRACK LIST (LPレコード)
Side 1:  1. Heat Of The Moment (ヒート・オブ・ザ・モーメント) /  2. Only Time Will Tell (時へのロマン) /  3. Sole Sourvivor (孤独のサヴァイヴァー) /  4. One Step Closer (ワン・ステップ・クローサー) /  5. Time Again (タイム・アゲイン)
Side 2:  1. Wildest Dreams (この夢の果てまで) /  2. Without You (ウィズアウト・ユー) /  3. Cutting It Fine (流れのままに) /  4. Here Comes The Feeling (ときめきの面影)

ジャケットの模写:Asia (1st Album) / AsiaNOTES
• Album: US 1位 (4x Platinum / 1995-RIAA)、UK 11位
• Singles: "Heat of the Moment" US 4位、UK 46位 / "Only Time Will Tell" US 17位、UK 54位

ASIA - BAND MEMBERS (Listed on Back Cover)
• Geoffrey Downes - Keyboards, Vocals
• Steve Howe - Guitars, Vocals
• Carl Palmer - Drums and Percussion
• John Wetton - Lead Vocal and Bass Guitar

 

 

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エイジア結成以前にジョン・ウェットンが在籍していたバンド
Night After Night 「ナイト・アフター・ナイト(ライヴ・イン・ジャパン)」 (1979) / UK

ジョン・ウェットンとジェフ・ダウンズが提供した楽曲"We Move as One"を収録
Eyes Of A Woman (1985) / Agnetha Fältskog [ex-Abba]

2013年8月 4日

GREATEST HITS / AIR SUPPLY (1983)

LPレコードの帯:渚の誓い | エア・サプライ・グレイテスト・ヒッツ / エア・サプライAlbum Cover (front): Greatest Hits / Air Supply   Album Cover (back): Greatest Hits / Air Supply   Album Cover (with Obi): Greatest Hits / Air Supply

1983年にリリースされたこの「Greatest Hits / 渚の誓い | エア・サプライ・グレイテスト・ヒッツ」は、私が初めて買ったエア・サプライのアルバム(LPレコード)でした。アルバムの邦題「渚の誓い」が示すように、先にシングルとしてリリースされ大ヒットしたこの曲が収録されたアルバムでもあったわけですが、当時は日本でもこの曲がテレビドラマの主題歌として使用されたことから、日頃は洋楽を聴かないような人達をも巻き込んでヒットしていました。

海原にヨットが浮かんでいるアルバムジャケットは日本だけの仕様で、オリジナルは2人の顔がイラストで描かれているものでした。とは言っても、当時はそんなことなど知らずにいたわけですが、ハイトーンヴォイスと爽やかなハーモニーが清涼感溢れるサウンドと相まって、実にエア・サプライらしいイメージがありました。

エア・サプライのアルバムジャケットに関しては、他にも日本だけの仕様がいくつかあり、それも後になって知ることでしたが、今でもエア・サプライと言えば夏のイメージがあるのは、サウンドが持つ爽やかなイメージを具現化した当時の日本のレコード会社の的を得たイメージ戦略の賜物だったのかもしれません。ちなみに、この"Greatest Hits"に付属の歌詞カードの文字の色もペパーミント・グリーンなんですよ。

アメリカでは全9曲でリリースされていましたが、日本では先にリリースされたシングル「Making Love Out of Nothing At All (渚の誓い)」のB面に収録されていたオリジナルアルバム未収録の「Late Again (Live Version)」と、「渚の誓い」同様にテレビドラマの主題歌として使用されヒットした「I'll Never Get Enough Of You (あなたのいない朝)」の2曲が追加された全11曲という形ででリリースされていました。なお、「I'll Never Get Enough Of You (あなたのいない朝)」は、本国のオーストラリアやアメリカではシングルとしてはリリースされておらず、日本だけで独自にシングルカットされた曲です。

 

LPレコードの帯:渚の誓い | エア・サプライ・グレイテスト・ヒッツ / エア・サプライレコードが主なフォーマットという時代にリリースされたこの"Greatest Hits"は、アメリカでは500万枚を超えるセールスを記録した大ヒットアルバムでしたが、レコードからにCD代わった現在では全9曲というボリュームはいささか物足りない印象があり、他にも数多くのベストアルバムがリリースされていることから、今はやや影の薄いアルバムになっている印象があります。

それでも以下に記した収録曲のビルボードに於ける順位を見ても分かるように、正にグレイテスト・ヒッツなんですよね。

Lost in Love (3位) / Even the Nights Are Better (5位) / The One That You Love (1位) / Every Woman in the World (5位) / Making Love Out of Nothing At All (2位) / All Out of Love (2位) / Here I Am (5位) / Sweet Dreams (5位)  / なお、"Chances"だけはシングルカットされていないアルバム収録曲です。

ただ、最近のベスト盤に収録されている「Making Love Out Of Nothing At All / 渚の誓い」は、このアルバムに収録されているヴァージョン(時間表記は4:56)よりも長めのヴァージョン(時間表記は概ね5:40程度)がセレクトされていることが多いようですね。日本でもヒットした当時のヴァージョンに思い入れがある自分にとっては、やっぱり、このアルバムに収録されているヴァージョンの方がしっくりきます。

レコード盤のラベル:Greatest Hits / Air Supply   レコード盤のラベル:Greatest Hits / Air Supply

それにしても、夏真っ盛りといった今の季節には、エア・サプライの清涼感溢れるサウンドが一服の清涼剤のようで心地良いですね。

 

TRACK LIST (LPレコード / Japan Edition)
[Side 1]
1. Lost In Love (ロスト・イン・ラブ) / 2. Even The Nights Are Better (さよならロンリー・ラブ) / 3. The One That You Love (シーサイド・ラブ) / 4. Making Love Out Of Nothing At All (渚の誓い) / 5. Sweet Dreams (スウィート・ドリームス)
[Side 2]
1. I'll Never Get Enough Of You (あなたのいない朝) / 2. All Out Of Love (オール・アウト・オブ・ラブ) / 3. Every Woman In The World (ときめきの愛を) / 4. Here I Am (ヒア・アイ・アム) / 5. Chances (チャンセズ) / 6. Late Again [Live Version] (レイト・アゲイン [ライヴ・ヴァージョン] )

NOTES
• US 7位 (5x Platinum / 1993-RIAA)
• "I'll Never Get Enough Of You"と"Late Again (Live Version)"の2曲は日本盤にのみ収録

 

▼ Air Supply - Making Love Out Of Nothing At All

https://www.youtube.com/watch?v=gQwco47UdQs

 

 

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