又、アルバム内にはクイーンで言うところの"Lazing On A Sunday Afternoon"のようなコミカルな小曲も含まれており、クイーンのアルバムで例えるなら「Sheer Heart Attack / シアー・ハート・アタック」や「A Night At The Opera / オペラ座の夜」のようなバラエティーに富んだ作品になっています。
TRACK LIST 1. God / 2. Where Do We Go From Here / 3. Never Be Lonely / 4. Take May Hand / 5. In the Arms of Loneliness / 6. Eyes in the Mirror / 7. Morinezumi / 8. The Morning Minstrel / 9. All Messed Up and Nowhere to Go / 10. The Supernatural Sign / 11. Just for Fun / 12. Ma Cherie / 13. Dreams Never Die / 14. ! / 15. Remi (Japan Only Bonus Track)
当時はLPレコードで持っていた、この高橋ユキヒロ(現在はカタカナ表記から漢字表記に変えた「高橋幸宏」名義で活動されています)の2枚目のソロアルバム「Murdered by the Music / 音楽殺人」は、フォーマットがCDに変わってからもちょくちょく聴いているというくらい好きなアルバムなんですよね。
中でも"BLUE COLOUR WORKER"と"BIJIN-KYOSHI AT THE SWIMMING SCHOOL"の2曲がLPレコードで聴いていた当時から好きで、今でもこの2曲は他の曲に比べると一際聴く機会も多いのですが、アルバムとしても結構バラエティーに富んだ作りで楽しめます。
又、アルバムにはアメリカの女性ヴォーカル・グループ、ザ・スプリームス(シュープリームス)が1965年にリリースしたNo.1ヒット曲(ビルボードチャート)である"Stop! In The Name Of Love"のカヴァーが収録されていることからも分かるように、おどろおどろしいアルバムタイトルとは裏腹に、収録されている曲は全体的にポップで親しみ易い曲ばかりです。
なお、"KID-NAP,THE DREAMER"、"BLUE COLOUR WORKER"、"STOP IN THE NAME OF LOVE"の3曲でバックヴォーカルに参加しているサンディーとは、その後、サンディー & ザ・サンセッツとして活動するサンディー(スペイン人と日本人とのハーフで、本名は鈴木あや)で、そのサンディー & ザ・サンセッツのシングル「Sticky Music / スティッキー・ミュージック」はオーストラリアのチャートで11位のヒットを記録しています。
又、2010年にリリースされたセリーヌ・ディオンのDVD"Celine - Through the Eyes of the World"には、サンディーのアルバム"WATASHI"に収録されている「雪~わたし」のカヴァー"Watashi Wa Totemo Shiawase Ne"が収録されています。
TRACK LIST [FACE 1] 1. SCHOOL OF THOUGHT / 2. MURDERED BY THE MUSIC / 3. KID-NAP, THE DREAMER / 4. I-KASU! / 5. RADIOACTIVIST / [FACE 2] 6. NUMBERS FROM A CALICULATED CONVERSATION / 7. BIJIN-KYOSHI AT THE SWIMMING SCHOOL / 8. BLUE COLOUR WORKER / 9. STOP IN THE NAME OF LOVE / 10. MIRRORMANIC / 11. THE CORE OF EDEN
NOTES • Sandi: Background Vocals (M-3, 8, 9)
• 収録曲のタイトルは全て英語表記で、日本語表記はされていませんが、シングルカットされた「MURDERED BY THE MUSIC」と「BLUE COLOUR WORKER」のシングル盤は、それぞれ「音楽殺人」、「悲しきブルーカラーワーカー」という日本語のタイトルでリリースされています。
実は、個人的に最も好きなライヴアルバムのひとつが、この"UK"のライヴアルバム「Night After Night / ナイト・アフター・ナイト(ライヴ・イン・ジャパン)」なんですよね。
このアルバムを知るきっかけとなったのは、リリースされた当時にこの"Night After Night"が新譜として紹介されたNHK-FMの番組だったことは今でも覚えていて、特にその中の"Nothing to Lose"に強く惹かれたことがアルバム(LPレコード)購入に至った最大の理由でした。ただ、それまでの自分はといえば、"UK"というバンドは疎か、ジョン・ウェットンすら知らず、それ以前のジョン・ウェットンのプログレ歴のこともこのアルバムを買って始めて知ったという程度の認識しかありませんでした。
曲順は実際のライヴとはかなり違うようですが、それまでの"UK"を知らない自分には1曲目が"Night After Night"なのは取っ付き易くて良かったように思います。実際、"Nothing to Lose"に惹かれたことは勿論のことながら、この"Night After Night"を最初に聴いて好印象だったことが、その後に続く曲も興味を持って聴くことができた要因でもあったように思いますからね。そういえば、ギターが無くてもロックが成立し、トリオ編成でも素晴らしいサウンドが構築できることを知ったのもこのアルバムでしたね。
ちなみに、アルバムは1979年5月30日の中野サンプラザでのライヴと、同年6月4日の日本青年館でのライヴから抜粋して編集されたもので、この再発盤に「+1」として収録されているボーナストラックの"When Will You Realize"は、シングル"Night After Night"のB面にのみ収録されていた曲です。
それに、新曲が収録されていると先にも書いたように、アルバムタイトルにもなっている1曲目の"Night After Night"と、4曲目の"As Long as You Want Me Here"はこのアルバムでしか聴けない曲だというのも、このアルバムならではの特徴。しかも、どちらも魅力的な曲であるところがこのアルバムを更に特別なものにしている要素にもなっているように思います。"Night After Night"はキーボードソロがカッコ良いミディアムテンポのモダンな雰囲気を持った曲。そして、"As Long as You Want Me Here"は後の"Asia"に通じるサビのパートが印象的な曲で、どちらも大好きな曲です。
そして、このアルバムを買うきっかけとなった曲であり、アルバムではハイライトのひとつでもある"Nothing to Lose"は勿論今でも最も好きな曲のひとつで、スタジオヴァージョンよりも長くなっているバイオリンソロが聴き所なのは勿論のこと、ライヴではエディ・ジョブソンがキーボードを離れてバイオリンに持ち替える動作が入るため、バイオリンソロの前にベースとドラムによるタメがあって、そこがまたカッコイイんですよね。それに、キーボードからヴァイオリンへ、そして、再びキーボードへと動き回るライヴでのエディの様子が想像できて楽しいです。
UK - BAND MEMBERS (Listed on Back Cover) • Eddie Jobson (エディ・ジョブソン) - Keyboards and Electric Violin • John Wetton (ジョン・ウェットン) - Lead Voice and Bass Guitar • Terry Bozzio (テリー・ボジオ) - Drums and Percussion
TRACK LIST (2014 Japanese Reissue Edition) 1. Night After Night / 2. Rendezvous 6:02 / 3. Nothing To Lose / 4. As Long As You Want Me Here / 5. Alaska / 6. Time To Kill / 7. Presto Vivace / 8. In The Dead Of Night / 9. Caesar's Palace Blues / 10. When Will You Realize (Bonus Track)
先月だったら丁度30年前ということでキリが良かったのですが、実は30年と1か月前の今日(笑)、即ち1984年8月6日、私は、この日本初の大型ハードロック(ヘヴィーメタル)・フェスティバルとも言われる"Super Rock '84 in Japan"の福岡公演を観に行ってたんですよね。会場は、今は無き福岡スポーツセンター。
この"Super Rock '84 in Japan"は、全国4都市で、計6公演が行われ、出演したのは、アンヴィル、ボン・ジョヴィ、スコーピオンズ、ホワイトスネイク、ザ・マイケル・シェンカー・グループの計5バンド。
SUPER ROCK '84 IN JAPAN ■ 出演:ANVIL, BON JOVI, SCORPIONS, WHITESNAKE, THE MICHAEL SCENKER GROUP ■ 会場:8/4 名古屋球場、 8/6 福岡スポーツセンター、 8/8 大阪・南港フェリーターミナル前広場、 8/9 大阪・南港フェリーターミナル前広場、 8/11 西武球場、 8/12 西武球場
▼ 各バンドの来日時のメンバーは以下の通り
ANVIL(アンヴィル) Lips(リップス) - Lead Vocal, Guitar Dave Allison(デイヴ・アリソン) - Guitar, Backing Vocal Ian Dickson(イアン・ディクソン) - Bass Robb Reiner(ロブ・レイナー) - Drums
BON JOVI(ボン・ジョヴィ) Jon Bon Jovi(ジョン・ボン・ジョヴィ) - Lead Vocal, Guitar Richie Sambora(リッチー・サンボラ) - Guitar, Backing Vocal Alec John Such(アレック・ジョン・サッチ) - Bass, Backing Vocal David Rashbaum(デヴィッド・ラッシュバウム) - Keyboards, Backing Vocal Tico Torres(ティコ・トーレス) - Drums
SCORPIONS(スコーピオンズ) Klaus Meine(クラウス・マイネ) - Lead Vocal Matthias Jabs(マティヤス・ヤプス) - Guitar, Backing Vocal Rudolf Schenker(ルドルフ・シェンカー) - Guitar, Backing Vocal Francis Buchholz(フランシス・ブッフホルツ) - Bass, Backing Vocal Herman Rarebell(ハーマン・ラレベル) - Drums
WHITESNAKE(ホワイトスネイク) David Coverdale(デヴィッド・カヴァーデイル) - Lead Vocal John Sykes(ジョン・サイクス) - Guitar, Backing Vocal Neil Murray(ニール・マーレイ) - Bass, Backing Vocal Cozy Powell(コージー・パウエル) - Drums Richard Bailey(リチャード・ベイリー) - Keyboards
THE MICHEL SCHENKER GROUP(ザ・マイケル・シェンカー・グループ) Michael Schenker(マイケル・シェンカー) - Guitar Ray Kennedy(レイ・ケネディ) - Lead Vocal Dennis Feldman(デニス・フェルドマン) - Bass, Backing Vocal Andy Nye(アンディ・ナイ) - Keyboards, Backing Vocal Ted McKenna(テッド・マッケンナ) - Drums
その"Super Rock '84 in Japan"でのレイ・ケネディに関しては、私のみならず、批判的な意見が相当あったようですが、今年(2014年)の2月に67歳で亡くなられていたんですね・・・。当時はなかなか受け入れることができませんでしたが、準備期間も短い中、きっと彼は彼なりに"MSG"という違う畑で精一杯やっていたんだと今は思いたいです。時も経ち、私にとってはこれも懐かしい思い出のひとつに変わりました。思い出をありがとう・・・。RIP Ray Kennedy.
実は、"MSG"として来日する4年前の1980年にリリースされたレイ・ケネディのソロアルバムからのシングル曲「You Oughta Know By Now (邦題はロンリー・ガイ)」は、CMソングに起用されるなどして日本ではそこそこヒットしたんですよね。私もこの曲は知っていたので、"MSG"のヴォーカリストが、なんであのレイ・ケネディ?って当時は思っていました。以前はバンドを組むなどしていたようですが、やっぱり、"MSG"は畑違いだったと思いますね。
SUPER ROCK '84 IN JAPAN [SPECIAL DIGEST] LIVE AT SEIBU STADIUM IN AUGUST 11-12, 1984
TRACK LIST 1. Metal On Metal - Anvil / 2. School Love - Anvil / 3. Get Ready - Bon Jovi / 4. Runaway - Bon Jovi / 5. Blackout - Scorpions / 6. Big City Nights - Scorpions / 7. Gambler - Whitesnake / 8. Love Ain't No Stranger - Whitesnake / 9. Slow An' Easy - Whitesnake / 10. Cry For The Nations - The Michael Schenker Group / 11. I'm Gonna Make You Mine - The Michael Schenker Group / 12. Doctor Doctor - The Michael Schenker Group
NOTES • Live at Seibu Stadium in August 11-12, 1984 • Special Digest: Anvil / Bon Jovi / Scorpions / Whitesnake / The Michel Schenker Group • ライブ生写真5枚付き • VHS Hi-Fi Stereo 60分 Color PCM録音 \12,800
ボックスに入っているのは、デイヴ・リー・ロス在籍時の「VAN HALEN (炎の導火線)」から「1984」までのオリジナルアルバム全6枚で、自分のようにデイヴ時代のヴァン・ヘイレンに思い入れのあるファンにとっては嬉しいボックスセット。なお、各CDはオリジナルアルバムのデザインが施されたそれぞれの紙ジャケットに封入されています。勿論、裏面もオリジナルアルバムと同じデザインで再現されています。
更に嬉しいことに、パッケージには記されていないものの、聴いた限りでは6枚全てがリマスター盤のようです。この価格ですから、ブックレットや歌詞カードといったものは封入されていませんが、アルバム裏面のクレジットは当時のまま再現されているので、例えばファーストアルバムの「VAN HALEN (炎の導火線)」では、LPジャケット同様に"Special Thanks"の欄に"Gene Simmons"の名前を見つけることができます。案外、こういったところでもレコード盤で聴いていた当時の記憶が思い起こされたりもするんですよね。余計なボーナストラックなども入っておらず、オリジナル通りの収録曲なのも良いところ。
1st - VAN HALEN / 炎の導火線 (1978) 何と言っても "You Really Got Me"、"Ain't Talkin' Bout Love"、"On Fire"の3曲が自分にとってはキラーチューンでした。他にも"Runnin' With The Devil"、"Jamie's Cryin'"、"Atomic Punk"といった曲も好きでしたし、勿論、"You Really Got Me"は"Eruption"と必ずセットで聴いていました。でも、改めて聴いてみると、当時は飛ばしていた"Little Dreamer"と"Ice Cream Man"も2曲もけっこう気に入って、最近では良く聴いています。
2nd - VAN HALEN 2 / 伝説の爆撃機 (1979) 一番好きだったのは"Light Up The Sky"でしたね。他では"You're No Good"、"Somebody Get Me A Doctor"、"Women In Love..."といった曲が好きでしたが、暫くは"You're No Good"がリンダ・ロンシュタットのカヴァー曲だとは知らずにいました。最近は、これまた飛ばしてあまり聴いていなかった"Outta Love Again"と"Beautiful Girls"を比較的良く聴いています。
3rd - WOMEN AND CHILDREN FIRST / 暗黒の掟 (1980) 当時はとってもがっかりしたアルバムでした。アルバムを通して聴くことも殆んど無く、A面トップの"And The Cradle Will Rock..."と、B面トップの"Tora! Tora!"からメドレーで続く"Loss Of Control"だけしか聴いてなかったように思います。ジャケットはけっこう好きだったんですけどね。で、改めて聴いてみると、意外と良いですね。ほとんど聴いていなかったので新鮮な感じ(笑)。
4th - FAIR WARNING / 戒厳令 (1981) 一番のお気に入りは"Hear About It Later"で、それに続くのが"Unchained"と"Push Comes To Shove"といった感じでした。当時は、前作で落胆したこともあり、多少不安を抱きながら購入したものですが、前作よりは気に入っていました。
VAN HALEN - BAND MEMBERS • David Lee Roth - Lead Vocals • Edward Van Halen - Guitar, Keyboards, Backing Vocals • Michael Anthony - Bass, Backing Vocals • Alex Van Halen - Drums
TRACK LIST
DISC-1: VAN HALEN (1978) 1. Runnin' With The Devil / 2. Eruption / 3. You Really Got Me / 4. Ain't Talkin' Bout Love / 5. I'm The One / 6. Jamie's Cryin' / 7. Atomic Punk / 8. Feel Your Love Tonight / 9. Little Dreamer / 10. Ice Cream Man / 11. On Fire
DISC-2: VAN HALEN II (1979) 1. You're No Good / 2. Dance The Night Away / 3. Somebody Get Me A Doctor / 4. Bottoms Up! / 5. Outta Love Again / 6. Light Up The Sky / 7. Spanish Fly / 8. D.O.A. / 9. Women In Love... / 10. Beautiful Girls
DISC-3: WOMEN AND CHILDREN FIRST (1980) 1. And The Cradle Will Rock... / 2. Everybody Wants Some!! / 3. Fools / 4. Romeo Delight / 5. Tora! Tora! / 6. Loss Of Control / 7. Take Your Whiskey Home / 8. Could This Be Magic? / 9. In A Simple Rhyme
DISC-4: FAIR WARNING (1981) 1. Mean Street / 2. 'Dirty Movies' / 3. Sinner's Swing! / 4. Hear About It Later / 5. Unchained / 6. Push Comes To Shove / 7. So This Is Love? / 8. Sunday Afternoon In The Park / 9. One Foot Out The Door
DISC-5: DIVER DOWN (1982) 1. Where Have All The Good Times Gone! / 2. Hang 'Em High / 3. Cathedral / 4. Secrets / 5. Intruder / 6. (Oh) Pretty Woman / 7. Dancing In The Street / 8. Little Guitars (Intro) / 9. Little Guitars / 10. Big Bad Bill (Is Sweet William Now) / 11. The Full Bug / 12. Happy Trails
DISC-6: 1984 (1983) 1. 1984 / 2. Jump / 3. Panama / 4. Top Jimmy / 5. Drop Dead Legs / 6. Hot For Teacher / 7. I'll Wait / 8. Girl Gone Bad / 9. House
NOTES
• VAN HALEN / 炎の導火線 (1978) - US 19位 (10x Multi Platinum - Diamond) • VAN HALEN 2 / 伝説の爆撃機 (1979) - US 6位 (5x Multi Platinum) • WOMEN AND CHILDREN FIRST / 暗黒の掟 (1980) - US 6位 (3x Multi Platinum) • FAIR WARNING / 戒厳令 (1981) - US 5位 (2x Multi Platinum) • DIVER DOWN / ダイヴァー・ダウン (1982) - US 3位 (4x Multi Platinum) • 1984 / 1984 (1983) - US 2位 (10x Multi Platinum - Diamond)
大ヒットアルバム「Whitesnake(サーペンス・アルバス / 白蛇の紋章)」の前作となるこの「Slide It In / スライド・イット・イン」、実はコレが私が初めて買ったホワイトスネイクのアルバムだったんですよね。ということで、一際思い入れのあるアルバムでもあります。ちなみに買った当時はレコード盤でした。
なお、アルバムは(英9位)、(米40位 / 2x Platinum)。そして、シングルは"Guilty of Love"(英31位)、"Standing in the Shadow"(英62位)、"Give Me More Time"(英29位)、"Love Ain't No Stranger"(英44位)をそれぞれ記録しています。
念のため補足しておくと、アメリカに於いては200万枚を売り上げ、ホワイトスネイク初のヒットアルバムとなったこの"Slide It In"ですが、実は売り上げを大きく伸ばしたのは1987年にリリースされた次作の「Whitesnake (サーペンス・アルバス / 白蛇の紋章)」が大ヒットしたことが影響しており、当初はリリースから2年後の1986年にようやくゴールドに認定される程度でした。ちなみに、プラチナムに認定されたのが1987年で、ダブルプラチナムには1992年に認定されています。勿論、売り上げが伸びたのは、それだけのクオリティーを持ったアルバムであったからこそなんですけどね。
TRACK LIST
[UK ORIGINAL VERSION] 1. Gambler / 2. Slide It In / 3. Standing In The Shadow / 4. Give Me More Time / 5. Love Ain't No Stranger / 6. Slow An' Easy / 7. Spit It Out / 8. All Over Nothing / 9. Hungry For Love / 10. Guilty Of Love
Members David Coverdale - Lead Vocals / Mel Galley - Guitars, Backing Vocals / Micky Moody - Guitars / Colin Hodgkinson - Bass / Jon Lord - Keyboards / Cozy Powell - Drums
[US REMIX VERSION] 1. Slide It In / 2. Slow An' Easy / 3. Love Ain't No Stranger / 4. All Or Nothing / 5. Gambler / 6. Guilty Of Love / 7. Hungry For Love / 8. Give Me More Time / 9. Spit It Out / 10. Standing In The Shadow
Members David Coverdale - Lead Vocals / Mel Galley - Guitars, Backing Vocals / John Sykes - Guitars / Neil Murrey - Bass / Jon Lord - Keyboards / Cozy Powell - Drums
当時は、この1曲を聴くためだけにレコードプレーヤーにいちいちレコード盤をセットするのが面倒だったので、テープに録音した"Slide it In"のアルバムの最後にこの曲を入れて聴いていたんですよね。と、そんな経緯もあり、私の中では"Slide it In"と言えば、この「フール・フォー・ユア・ラヴィング」もセットになった思い出となっています。
■ 追記(2019年)
"Slide It In"の35周年記念盤(日本盤)が3月27日(海外盤は3月8日)にリリースされますね。
25周年記念盤は"UK Original Version"と"US Remix Version"の両方が収録されていたものの、一部の曲が収録されていなかったり、曲順が変えられていたりといったことがあってスルーしていたのですが、今回は両ヴァージョン共に全曲が収録されているようですね(通常盤以外)。でも、今回もまた曲順が変更されているようで悩ましいところ。
なお、イギリスでは、この"Last Christmas"と"Everything She Wants"が両A面シングルとして1984年にリリースされ、2位を記録しているのですが、アメリカでは"Everything She Wants"だけがシングルとしてリリースされたため(B面は"Like a Baby")、アメリカに於いては"Last Christmas"はシングルとしてリリースされませんでした。ちなみに、アメリカではその"Everything She Wants"は1位を記録しているので、アメリカでも"Last Christmas"とのカップリングでリリースされていたら、この"Last Christmas"も1位を記録した曲ということになっていたのかもしれません。ということで、正確にはイギリスでの2位という記録も"Everything She Wants"とのカップリングでの記録ということになります。
VAN HALEN - BAND MEMBERS • David Lee Roth (デイヴィッド・リー・ロス) - Lead Vocals • Edward Van Halen (エドワード・ヴァン・ヘイレン) - Guitar, Backing Vocals • Michael Anthony (マイケル・アンソニー) - Bass Guitar, Backing Vocals • Alex Van Halen (アレックス・ヴァン・ヘイレン) - Drums
TRACK LIST 1. Runnin' With The Devil / 2. Eruption / 3. You Really Got Me / 4. Ain't Talkin' 'Bout Love / 5. I'm The One / 6. Jamie's Cryin' / 7. Atomic Punk / 8. Feel Your Love Tonight / 9. Little Dreamer / 10. Ice Cream Man / 11. On Fire
結果的にこのアルバムはアメリカ国内だけで800万枚のセールスを記録(2010年現在)するビッグセラーアルバムとなり、アルバムからは全米No.1ヒットとなった"Here I Go Again"と、No.2まで登りつめた"Is This Love"といった2曲のビッグヒットシングルも生まれましたが、そういった意味では、かつて過渡期にあった"Heart"が結成10年目にして"Heart"と題したアルバムを一躍全米No.1の座に送り込んでから、第二期黄金期を迎えた状況と酷似している部分もあります。ただ、既に全米でネームヴァリューのあった"Heart"と違い、"Whitesnake"の場合はヨーロッパや日本では確固たる地位を築いていたものの、アメリカではまだまだ知名度の低いバンドでしたので、それだけ反響も大きかったと言えるのではないでしょうか。それにしても、このアルバムからほとばしるロックスピリットは未だ色褪せること無く響いてきますね。
なお、前作の"Slide It In"も、このアルバムの大ヒットに引っ張られるかたちで、このアルバムがリリースされた1987年にプラチナムを獲得、更に1992年にはダブルプラチナムにも輝いています。
補足しておくと、このアルバム"Whitesnake"は、本国のイギリスでリリースされたものと日本やアメリカでリリースされたものとでは収録曲と曲順に多少の違いがあります。この辺りの事情については、アルバムがリリースされた当時の音楽雑誌に掲載されていたデヴィッド・カヴァーデイルのインタビュー記事のことを何となく覚えており、そこでは、"Crying In The Rain"と"Here I Go Again"の2曲は再録音のセルフカヴァー曲(共に"Saints & Sinners"収録曲)ながらも、アメリカではオリジナル曲を知らない人が多いし、出来が良かったので収録したといったことがデヴィッド・カヴァーデイル本人の口から語られていました。ただし、イギリスのファンははこういったことに厳しいので、再録音のセルフカヴァー曲は1曲だけにしたが、日本のファンはこの2曲の出来に収録した意味を理解してくれると思ったのでアメリカ盤と同じにしたとのことでした。なお、イギリス盤には"Here I Go Again"の代わりにアメリカ盤と日本盤には未収録の"Looking For Love"が収録されていました。
TRACK LIST 1. Crying In The Rain / 2. Bad Boys / 3. Still Of The Night / 4. Here I Go Again / 5. Give Me All Your Love / 6. Is This Love / 7. Children Of The Night / 8. Straight For The Heart / 9. Don't Turn Away
NOTES • Album: UK 8位、US 2位(8x Platinum / 1995-RIAA) • Singles: "Still of the Night" (UK 16位)、(US 79位) / "Here I Go Again" (UK 9位)、(US 1位) / "Is This Love" (UK 9位)、(US 2位) / "Give Me All Your Love" (UK 18位)、(US 48位)
• 日本盤初回プレスCD [Japanese First Pressing CD] • 解説・歌詞・対訳付
▼ Whitesnake - Give Me All Your Love (Music Video)